作者『うちの冷蔵庫がダンジョンになった』について語れり。投げっぱなし制作秘話とか
どうも、空志戸レミです。
ここでは私が連載している『うちの冷蔵庫がダンジョンになった』について、Q&A形式でちょっとだけ解説したいと思います。ちょっとキャラ作成の裏話なんかもあるので、気になる方は読まなくても大丈夫です。
Q:このお話しってなに?
本作のテーマは、日常にダンジョンが現れた非日常における、日常を描く事。主人公の視点を通して物語は展開していきますが、真に描きたいのはその世界観だったりします。読者の方とその世界観を共有し、『自分ならこうする。ああする』などといったようにアレコレと空想して愉しんで頂けたなら、それがもっとも作者の欲するところです。
なので読者の方には、もっと感想でアレコレ言って欲しいです。
【安易なご都合ハーレム】・【これひとつで最強無双スキル】・【手取り足取りナビ子ちゃん】・【なんでも解りすぎる鑑定】などが禁じ手となっております。理由は、それやれば楽だから。将棋へたくそなのに、飛車角抜きで勝負するようなアホなことをしています。
Q:作者がおかしい。
はい。本作は雑な作者が、ウケを狙わず好き勝手に話を考えて書いております。
その為、ストーリーは展開とテンポに偏重し、凝った背景描写や戦闘シーンがほとんどなかったりします。それはまぁ、作者がお話を主に書きたいのであって、凝った背景描写や戦闘シーンを読むのも書くのも苦手としていることに起因します。
まぁ、普通のなろう小説さまを30分アニメとするなら、本作は10分アニメくらいのモノだと思って読んでください。
基本お話は主人公目線で、かつ主人公が書いた記録を読むような感じで書いてます。ただいろいろと描写を端折っている分、誰の行動か解りやすくする為に主人公の行動は古い言い回しで、その他の人物の行動は普通に書くようにしています。
例えば同じ行動でも、主人公ならば『その犬の頭を撫ぜて問うてみた』とかですね。瑠羽とかあれば『その犬の頭を撫でて訊いてみた』と、作者なりに書き分けてます。
そんな訳です。いつも訂正してくださる方、ありがとうございます。
Q:主人公がおかしい。
本作では、主人公もヒロインも良い面もあれば悪い面もある一人の人間として描くよう心がけています。少なくとも万人ウケする主人公ではないですね。でもまぁ、作者が好きな主人公がこんな感じなので、こんな感じです。
Q:ヒロインがおかしい。
読者の方から本作初の女性ヒロイン登場の際に『で、でたーーーーークソ女だーーーーーーっ』という、たいへん面白い感想をいただきました。作者的には少々驚きましたが、でも、まぁ、現実の女性ってこんな感じですよ。って作者的には思ってます。
その感想を頂いたのは瀬来万智さんですが、彼女も回を重ねるごとに面白キャラ化してくれているので、なかなかいい味が出て来たんではないでしょうか。
瀬来万智・仁菜静絵・糧品瑠羽の三人はもともと一人でした。
まだ名前は決まっていませんでしたが、瀬来万智さんのキャラは登場する予定ではありました。ただ、本作があまりに主人公のソロ視点で話が進むのに、読者の方から心配される始末。その方には女性キャラクターまで作って送っていただきました。真にありがとうございます。
で、さすがにここまで女っ気がないのも不味いかなと反省し、一気に女の子の大勢いる華やかさを演出する為に仁菜静絵さん・糧品瑠羽さんのふたりが追加されました。
といいつつも、もともと女子大生三人は出すつもりではいました。
ファンタジーハーレム物にありがちな、色とりどりな女の子が順に仲間になるという法則は崩したかったので。なので、本作ではいきなり女子大生三人が仲間になってます。
まぁ何が言いたいかと言いますと、三人は三位一体ということですね。
主人公が一人の女性の言いなりになる。これでは完全に尻に敷かれてしまっています。そして子供っぽい主人公に、幼馴染的なヒロインがその尻を叩きながら軌道修正するというのもありがちです。
色々考えましたが、主人公とヒロインが1:1だった時に、ダンジョンを舞台にあまり面白い話が膨らまなかったんですよね。
だから三人です。三人なら、色んな変化球を投げられます。そうして性格付けをしていくと、次第にキャラクター達の方から作者に話の広がりを見せてくれるようになりました。こうなると書いていて楽しいです。
プロット組んで肉付けしていきますが、結果がかなり違った。なんてこともしばしばです。なぜなら活きてきたキャラクターたちが、作者の思う行動以外の行動を起こしてくるから。そういうとき、作者は活きてきたキャラクターたちの好きなようにしてもらいます。なぜかは解りませんが、その方がぶっ飛んだ話になって面白いからです。
主人公というキャラは、潜在的に作者の分身的業を背負っていますが、それ以外のキャラクターはそれがないので、自由に活きて来た時の動きが溌溂としていて面白いです。
『頭ぶっ飛んでる』と思われるかもしれませんが、生み出したキャラクターが、作者の思いもしなかった行動に出て、作者自身が驚かされるというのもあるんですよ。
Q:結局なにがしたいの?
ただの自己満足です。だから不憫に思って高評価を押してくれてもいいんだからね!?ねッ!?
とまぁ、大元を遡ると、空志戸レミがこんな小説とも呼べないモノを書きはじめたのはある小説との出会いがキッカケでした。
『エェ~ッ!?こんなシンプルな文章でも、こんな面白い話が書けるんや!うちにも書けへんかなぁ♪』
そんな風に思った小説は、シンプルな文体でありながら行間に妙味を持たせた、とても面白い小説でした。それがキッカケです。で、今、なぜか変な文章を書いてます。
だから、空志戸レミのこんな小説とも呼べないアホなモノを読んで。
『エェ~ッ!?こんなアホな文章でも、こんな面白い?んや!うちにも書けへんかなぁ♪』
なんて思って、小説を書こうと思ってくれる方が一人でもいてくれれば、本作にも意味が合ったのではと考えています。
どうです?最後はカッコよく決まったんではないでしょうか(キリッ)。
お読みいただきありがとうございます。作者はいろいろと気になるお年頃です。よろしければご感想やリクエスト、ファンタジー考察へのツッコミ等をお寄せください。楽しみにしていますのでよろしくお願いします。無いと作者が色々と暴走していきます。