表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ご都合主義なんてありません  作者: よーや
第二幕 二章 ~改めて、異世界転移の場合~
43/54

改めて、異世界転移の場合┈┈case-7


よろしくお願いします。




毎日夢に見る。

すっごい悪夢。


夢の中でアタシは、指を一本一本切り落とされる。

そんで最後は、痛みで意識が遠くなってく。


目が覚めると冷や汗がすごいの。

その度に慌ててアタシは、大事な大事な指がちゃんとあるかなって確認しちゃう。

これがトラウマってやつ?


ちなみにアタシはネイルをやめたのよ。

だって指さわると痛くないのに痛く感じちゃうから。



あと、考え方もちょっと変わった。

前までみたいにアタシのオシャレさを見てって感じじゃなくて、好きにオシャレして分かってくれる人がいたらそれでいいやみたいな。


その方が、なんていうかプロっぽいじゃん?

ドヤ顔でオシャレ自慢すんのもなんかダサいって思うしね。


…全然ビビってるとかじゃないから。



でも正直皆すごいと思うわ。

ここのほとんどの人が、また異世界に行ってるんだもん。

アタシはもうずっとここにいても良いかなって思ってたし。


その意見を変えたのは、超能力?みたいなのを貰えるって聞いてから。

何か他の人達を見てた感じ、前世で貰った超能力ってそのまま残してもらえるみたいだったし。


二度あることは三度あるって言うじゃん?

死ぬのは怖いけど、次死んでもまたどうせチャンスあると思って。


だったら超能力もらっといて、次のチャンスは断ってここにいた方が得かなって。

それにどうしても欲しい能力があったのよ。




とりあえず神様の所に向かったアタシは、一応この能力いけますかって確認してみた。

全然アリだって言われたから、アタシは異世界に行く事にした。


アタシが考えた能力、それは無敵になれるってやつ。

最初は痛みを感じないっていうのも考えたんだけど、そうなるとサラッと死んじゃうかなって思って、だったらそもそも無敵ならいいんじゃない?って思って。


とにかく何より痛いの嫌だったし、無敵なら怖くないし。


神様にも確かに強い能力だって言ってもらえたし、行く世界も神様にお願いして平和な世界にしてもらったし、これなら大丈夫でしょ。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





アタシの新しい生活はスタートからすごく順調だった。


まず異世界に着いて、最初に会ったばあさんと仲良くなったんよ。

アタシはそのばあさんの孫代わりになって、ばあさんの家で暮らす事に。


そのおかげで寝る所も食べる物もとりあえず安心。

布団が固い所と食べ物が傷んでたりする所も、無敵になっちゃえば身体は痛くならないしお腹も壊さなかった。


どんなに不満があってもアタシ無敵だしって思えば気が楽だった。

村の人達も、普通は行くのが危ない遠くの都会の街とかに、ちょくちょく無敵になっておつかいに行ってたら、皆すっごくアタシを大切にしてくれるようになったし。



小さい田舎の村だったし、都会の洋服とかを買ってオシャレしてるアタシが人気者になるのは超楽勝。

年寄りは孫みたいな感覚で、若者はアイドルみたいな感覚で、アタシから都会の話を聞きたがってキラキラと目を輝かせんの。


皆には出来ないことが、アタシには出来る。

しかも前世と違って、もし危険な目にあっても無敵だから不安じゃないし。


この能力考えたアタシって天才じゃない?



























皆のキラキラした目が、怯えた目に変わるまではそう思ってたんだけどね。


いつ危険な目に合うのかって怖かったし、無敵ってパッと見じゃ分かんないからいいやって思って、アタシはいつでも無敵状態でいたんだよね。



そしたらある日、寝てたらばあちゃんの火の不始末で家が全焼。

無敵のせいでアタシ、ぐっすり寝てて気付かなかったんよ。


起きたら周りは焼け落ちてるし、村の皆からはバケモノを見るような目で見てくるし、よく分かんないって感じだった。


当然ばあちゃんは死んでた。

火が消えるまで皆手が出せなかったらしいからしょうがない。


で、家がそんな感じだったのに、ピンピンしてて何ともないアタシが気味悪がられたってわけ。

別に生きてたんだしただ喜べば良くない?

意味わかんないよね。



そっから皆アタシを怖がって、今までみたい人気者扱いされなくなった。

通りすがりに陰口とか言ってくんのよ?

信じられる?


しかもそれマシな方ね?

ヤバいやつらだと悪魔祓いだーとか言って、突然剣で首切ろうとしてくんの。


無敵だから死なないしケガもしないけどさ。

心が疲れるっていうか、病むっていうか…。




皆今までアタシの事好きだったじゃん。


なんで急に態度変えるんだし。






辛いじゃん。







--------------------















転移例 No.17 …成人:D

転移先 …農耕と宗教の世界

死亡原因 …供物として捕獲された後、能力解除下での重要神経摘出




一言…無敵、なりたい。


順次更新予定。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ