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ご都合主義なんてありません  作者: よーや
第二幕 一章 ~改めて、異世界転生の場合~
35/54

改めて、異世界転生の場合┈┈case-9


よろしくお願いします。





俺は強い。

ケンカじゃ負けたことがねぇ。


今どき不良だなんてだせぇとか言う奴は片っ端からのしてきた。

不良上等。喧嘩上等。


俺が俺であるって示すのが不良って道だ。

それの何がだせぇんだ。


お勉強だのかしこまったやつは(でぇ)(きれ)ぇだ。

人生なんざどれだけ濃いぃ経験したかだかんな。



そう思ってた俺だが、ある時に筋もんの奴らにボコボコにされた。

俺がのした奴らの中に筋もんの弟がいたとか何とかで。


ふさけんじゃねぇ!

そいつがてめぇでカタつけろや!

そう思ったが、そいつらには正直ビビっちまって何も言えなかった。


ボコられて、その事実を隠してたらその内、気付いたら広まってて、今まで俺にビビってた奴らが調子付きやがったんだ。


俺が大した事ねぇだとか言いやがってふざけんじゃねぇ!

けどそいつらをぶちのめしたら、また筋もんの奴らがしゃしゃり出て来やがる。


だからって、そんなクソみてぇな日常に耐えてたら、調子に乗った奴らが俺の妹を犯しやがった。

俺は底辺みてぇな不良だが、妹は別だ。


クソ厳しい親父とババアに勉強勉強ってしつこく言われても、まじめで優しい子に育った妹は俺のだいじなだいじな宝物みてぇな存在だ。


その妹に手ぇ出しやがったんだ。

誰だか知らねぇが絶対に許さねぇ。



そうして可能性のある奴らを全員ボコっていってたら、不意にナイフで刺されたんだ。

誰の命令だか、ビビってたのか知らねぇけど、ふざけんじゃねぇよ‥。


俺はぜってぇに俺の妹に手ぇ出した奴だきゃあ許さねぇかんな‥。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





…気付いた時にゃあ、俺は知らねぇ世界に生まれ変わってた。


なんでそんなことがわかるんだって言やぁ、俺の腹にナイフの刺し傷がねぇからに決まってんだろうが。

しかも、見たことねぇ母ちゃんに乳吸わせてもらうような経験させられちゃあ疑いようがねぇ。




図体がでかくなってきたとき、俺は自分が前よりも強くなってるって気付いたんだ。

ジャンプしてみりゃあ屋根より高くとびあがれるし、岩を殴りゃあ粉々に消しとぶんだからやべぇぐれぇ強くなってんのは確実だ。


俺ぁ新たな人生を手に入れたんだ。

前の人生みてぇにクソみてぇな奴らに人生狂わせられる事もねぇ。

…妹があの後どうなったかだけは気になるがぁよぉ。



そんでも、今の俺の人生は俺だけのもんだ。


自由に過ごさせてもらおうと思ってた。




























ただ、どうしても言葉がぁわかんねぇとなると話は別だ。


勉強が苦手だったせいかもしんねぇ。

どうにも父ちゃん母ちゃんが話す言葉すら、小せぇ頃から聞いてんのに理解がまったくできなかった。


どれだけ図体がでかくなってこようが、前の人生とくらべてさらに強くなってようが、それはいつまでたっても変わりゃあしなかった。



言葉がわからねぇってだけで、人間ってのはこんなに不安になるもんなんだな。


しかもこっちを見て話す奴がいりゃあ、どいつもこいつも悪口言ってやがるように感じちまってストレスもたまる。


そういう奴を手当り次第ぶん殴ったりできりゃあ楽だったかもしんねぇけど、いまの俺がそんなことすりゃあ殺しちまう。

バカな俺でもそれくれぇはわかる。



行き場のねぇ不安。

行き場のねぇ苛立ち。



一人でも言葉がわかる奴がいりゃあ、どれだけ気が楽か。

でもそんな奴はどこにもいねぇ。





どこにもいちゃくれねぇんだ。







--------------------















転生例 No.19 …学生:O

転生先 …現代的な世界

死亡原因 …大量の海水による窒息



一言…言葉って大事ですよね。


順次更新予定。

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