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ご都合主義なんてありません  作者: よーや
第二幕 一章 ~改めて、異世界転生の場合~
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改めて、異世界転生の場合┈┈case-6


よろしくお願いします。





これは失恋と呼ぶのでしょうか?


ワタクシが恋したダンディなお爺様。

彼に神様の世界、通称“箱庭”でお会いした所、実際はお爺様では無く少年だったと発覚してしまったのですわ…。


正確に言うのならあのお爺様な事には間違い無かったのですけれど…。


神様に確認しましたら、どうやらあの時は転生時の亡くなられた際の姿が反映されていたそうですわ。

確かにワタクシもおじ様をご案内する時はそうでしたものね…。


元ダンディお爺様…ダンディお爺様予定?の少年もワタクシより先に転生してしまいましたわ。

…という事はワタクシは二度とダンディなお爺様に出会えない可能性が高い訳で…。



落ち込むワタクシを別のお爺様が慰めて下さいましたわ。

…ただワタクシの好みのタイプはあくまでダンディなお爺様ですので心移りは有り得ませんですのよ?


ワタクシを軽い女だと思わないで下さいませ!



とにかく。

失恋したワタクシは新たに頂ける転生の際に新たな恋を探す事に致しましたの。


他の方は神様から何やら依頼をされていたご様子でしたが、ワタクシは特別にかなり自由な条件で転生して良いそう。

神様曰くワタクシのお陰で助かったとか?


ワタクシは何も特にしたつもりはございませんが、感謝を蔑ろにする訳にもいきませんので、頂ける権利なら有難く頂きましょう。


という訳でワタクシは神様にお願い致しましたわ。


改めて、前世と似た様な世界に転生させて頂けないでしょうか?と。

本当に良いのか確認されましたが、勿論良いのですわ。




ワタクシは反省を活かしたいだけですもの。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





乙女ゲームの世界。


前世とは違う世界ですけれども、やはりここは不思議ですわ。

どれ程恋愛的に成功するかが社会的な成功にも関わってくるんですもの。


…別に不思議でも無いのかもしれませんわね。

愛情だけじゃなく社会的立場や金銭面なんて部分も踏まえて恋愛するのが人間ですもの。



こんな事を考えてしまうのは今世のワタクシの父と母が、いわゆる政略結婚だと知っているからなのですわ。

ワタクシが小さな頃から父と母は表面上は仲睦まじく、裏では諍いが絶えないのですわ。



今世まで考えた事は無かったけれど、もしかしたらお父様とお母様も取り繕う事がお上手だっただけで、こうだったのかもしれませんわね。

もしくはワタクシが三度目の人生を迎えて、人間的に成長しただけという可能性もありますわね。



ワタクシが転生したのは大企業の令嬢。

奇しくも現代的な世界かつ令嬢という、ワタクシの一度目の人生に非常によく似た構図でしたわ。


違いといえば学校に通っている所が一番大きな違いですわね。

家庭教師等ではなく学校。

これが素晴らしいのですわ。


恐らくですけれど学校が乙女ゲーム的な舞台なのでしょう。

学校のクラスメイトで令嬢…なんてありがちな設定ですもの。


けれどそんな事どうでも良いのですわ!

前世の様な貴族としての学園を経験して、一般的な“学生らしい学校”というものへの憧れが一層増しておりましたの!


それが実現したのですから、ご友人を増やしたいと考えるのは当然ですわ!



























そう考えておりましたけれど、どうしてこんなにも皆様幼稚(・・)なのでしょう?





いえ、正直に申しますとどうしてかは分かっておりますわ。


今までの転生も踏まえて過ごした年月。

雑に計算致しましてもワタクシ、四十五年は生きておりますもの。


言ってしまえば感覚的には歳の差三倍。

余りにもご学友の皆様が、軽率で未熟に見えてしまうのですわ。



呆れも多少はございますが、ただ単に呆れだけで言っている訳ではありませんの。



まず発端と致しましては学生の本分足る勉学でしたわ。


ワタクシ、約四十五年分の生の内、三十年近くは基礎勉強に費やしておりますもの。

それもどちらとも超大企業の令嬢としてと、大貴族の令嬢としての、特別なものでしてよ?


今更基礎勉学程度、分からない訳もございません。

これには本気で他意はありませんのよ?


だって他の事を三十年近く学んだのなら、それは立派な専門家でしてよ?


それをただ基礎勉強に費やしているだけですもの。

誰でもワタクシと同じ様に思う筈ですわ。



結果としてワタクシの学校での成績が、不変のトップとなるのも当然の事でしたわ。


そして、お忘れかもしれませんがここは乙女ゲームの世界。


となると成績がここまでずば抜けて良いと、ステータスという概念で言うのなら知性カンスト?でしたか、その様になる訳ですわ。



容姿に関して自分で言うのもなんですけれども、ワタクシは客観的に判断しても、とても可憐なんですの。


それに元々万能に何でも出来ますので、運動やら全てに死角はございませんのよ?


そうなるとステータスの様に表現しましたら、ほぼ全てをカンストしているワタクシ。




乙女ゲーム風に言うのなら全ルートの攻略対象がワタクシに夢中になってしまったんですわ。


正直とても迷惑しましたの。

だって乙女ゲームの場合は一人ずつ関わってくるでしょう?

それが現実になるとそんなルール無いんですもの。

終始群がってくるのですわ。



しかも乙女ゲーム風に言うのなら全ルートの恋のライバルが、ワタクシを目の敵にしてきましたの。

全員で徒党を組んで。



その結果、それは苛烈な虐めが始まったのですわ。


恋愛なんて惚れさせた者勝ちですわ!

ですのに好きな相手が他の相手に惚れたからといって、その相手を陥れようなんて余りにも幼稚ですわ!


そう思いますし、実際そう言いましたわ。


結果は余計に酷くなっただけでしたわ。


物を隠したりなんて程度だった事が、階段から突き落としてきたり、机に剃刀を仕掛けてきたり。



陰険過ぎますわよ!




そう皆様へお伝えしました所、ワタクシのお腹にナイフが。



…やっぱり、見た目の、同年代では、価値観、が、合いま、せん、わね…。






…もう…ワタ……クシ…に………は……お…じぃ……さ…まし…か…………











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転生例 No.16 …学生:F

転生先 …現代の乙女ゲームの世界

死亡原因 …肺の損傷、出血多量による失血



一言…要は家を出たら攻略対象十数人が待ってて悪役令嬢的な女性達が同じく十何人も嫌がらせしてくる感じです。

そんなん鬱になる。


順次更新予定。

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