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ダメ人間ばかりの異世界を俺が作り替えた話  作者: 花咲彩音
魔水邪悪編
10/16

10話 ルミナスとの再開

久しぶりの更新です!!

最近、学校が大変でなかなか更新できず.....

次の更新もいつか分からないのですが、五月中には次話投稿できればいいなと思います!

「よし、任せたー!」

「勝手に任せるなー!!」

えっと、これは、拒否権ないパターンか?

「ない!」

「まだ何も言ってないっつーの!」

はぁ〜..!全く困らせるのが得意なのかな。

と、その時

「星夏さん。」

落ち着いた口調で、その表情はポーカーフェイス。全体的に綺麗な体つき。

「......ルミナス!?!」

「え?なになに?知り合い?」

さやかは興味ありげに問いかけてくる。

「おまっ、どこいってたんだよ!!」

思わずルミナスの肩を掴む。

「触らないでください。」

と交わされたが。

「少し、色々事情があったんです。」

「そ、そうか。はぁ、急に居なくなるから、心配してたんだぞ。」

「その割には、そこに居る女の子と仲良くお話して、゛私゛の事なんて忘れてたじゃないですか。」

少しだけルミナスは星夏を睨んだ。

「えっ、いや!?そんな事......!」

話に夢中になってただけなんだが....。

.......ん?まて?

「私?」

「...........」

ルミナスの一人称が「僕」から「私」に変わっている。

「......っ!?」

後々から気づいたかのように、はっとして口元を手で抑える。

「ち、違います!勘違いしないでください!変態!!」

「え!?ってかなんで変態って言われなきゃいけないんだよ!?!」

ルミナスは、暴言吐いた後に、動揺を隠せずいた。

これは.........、

「お前.....」

「ん?ん??」

さやかは全くついていけていない。そんなのは無視して続けた。


「お前、やっぱり女だろ。」


「それは―――、」

ルミナスが口を開いた時、

「えええええええええ!?!?」

さやかが大声で、叫んだ。

「いや、うるせぇよ!!(笑)」

「ごめんごめん!(笑)」


「.......。」

完全にルミナスは呆れている様子。

「で、どうなんだ?」

「...それは、星夏さんに言う必要ありますか?」

「え..、いや、別に......。」

急に距離を置かれた気がして、何だか胸くそ悪くなった。

「...........。」

「...........。」

二人の間に沈黙が訪れる。

「なんだなんだー、喧嘩は良くないぞ〜!」

さやかは空気を読んだのか、明るく話しかけた。

「あ、いや、喧嘩とかじゃないぞ。」

「ならいいけど!」

と、その時だ。


バーーーーーーーーーンッッ!!!!!


「!?!」

大きな音が響く。

落ち着いていた心臓がまた動き始める。

爆発だ。

近くで大爆発が起きた。

炎が燃え上がった。床は砂だから、砂ぼこりも酷い。

俺は、ハッとして二人の方に視線を向けた。

ルミナスもさやかも表情が一変して、戦闘モードと言った所だ。

「そういえば、今は《魔炎邪悪》の最中でしたね。」

声色を変えたルミナスがそう呟く。

「私、行ってくるよ!」

水魔法が使えるさやかは、その才能に責任を持ち、炎を消火する為に走り去った。


「いっけぇぇ!!!《水爆発》!!!」


バッシャーーーーーーーンッッ!!!


さやかの大規模な水を使った爆発は、周りの炎を一瞬で消火させてしまった。

やっぱり二度目に見ても、彼女の魔法の実力は凄い。

「星夏さん、今のうちに逃げましょう!」

ルミナスは俺の手を引いた。

「えっ!?さやかはどうするんだ!?」

「さやかさんは、貴方よりも何十倍も強いです!自分達がいたところで足でまといでしかないです!」

確かにそうだな。さやかは強い。

「わかった。」

彼女にここの場を任せて、俺とルミナスは一時的に避難をした。





その後、炎が完全に消火されて《魔炎邪悪》が終わったのはさやかと別れてから六時間後の事だった。

そして、それ以来さやかとはぱったり会わなくなった。


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