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改築工事

  家に帰った僕は、フィットおじさんに、買ってきた物とお釣りを渡した。

フィットおじさんは、張り切って料理を作った。


まず鳥肉を焼き、一度出す。

それからトマトを鍋に入れ、コトコト煮てソースを作る。充分煮立ったら、鳥肉を入れ、また煮る。

これで、チキンのトマト煮込みの完成だ。

今日の夕食はとても美味しかった。

僕はお腹いっぱいになって寝た。



翌日、僕は目が覚めて、ステータスを確認すると、


宮崎 武 10歳

LV  2

HP 12/12

MP 33/33

力   7

魔力 22

素早さ12

頑丈さ 7

器用さ10


特技 

・言語理解LVMAX

・魔法消耗50%OFF

・鑑定LV1

・魔法スキルLV2


全回復してた!

これなら魔石で、稼げるぞ! と、僕思い下層に向かった。

僕はいつもの魔石屋に行って、空魔石を6個買った。残金は105セントになった。


僕は帰り道に、アリスちゃんを雑貨屋の露天で見かけた。


「アリスちゃん!」

「あっ、武君!」

「今日は、どうしたの?」

「ちょっと、物を売りに来てたの! 武君は?」

「今魔石を買った所なんだ!」

「そうなんだ! 私も今終わった所。武君、今時間ある?」

「うんうん! 暇だよ」

「お喋りながら、散歩でもしよっか?」

「うん!いいよー!」アリスちゃんの方から誘って貰えた! 嬉しい!

「そういえば、武君って昔の記憶がないんだよね?」

「う、うん」

「あっ、ごめん!お父さんから聞いてさ。」

「いや、いいよ。別に隠している訳じゃないから! それで今フィットおじさんと暮らしてるんだ。」


 僕は今の現状を説明し、アリスちゃんがいろんな所に連れて行ってくれるらしい。

アリスちゃんは、畑地区、林業地区、家畜地区に連れて行ってくれた。

畑地区では、狭いエリアに効率よく栽培出来る用な仕組みがしてあった。

木のラックに土が入っており、それが何段もあり、天井まで届いていた。

アリスちゃんとのお散歩は、とても楽しかった。

見た事のない動物はいるし、触ったらその所有者が出てきて、二人で怒られたりした。

僕はアリスちゃんと友達になった。


「じゃ、武君またねー!」

「うん、また!」


僕は、魔石を注入しそれを売り、家に帰って寝た。

残金405セント



 今日は家の中を広くしようと思う。

フィットおじさんと僕の家は、3㎡くらいの広さで、生活の全てがそこで行われていて、めちゃくちゃ狭い。ちなみに、畑は道から見て家の右にあり、1,5m*2mくらいだ。

僕は畑の方角と反対側に置いてある、料理の囲炉裏などを片付け、フィットおじさんがこの家を作った時に、使ったであろうシャベルやツルハシを取り出し、彫っていった。

 

 横幅が10cmくらい堀り進めたところで、硬い石にあたった。

ツルハシで壊せる石もあるが、壊せないのもある! 

僕は鑑定スキルを使った。鑑定してみると、壊せる鉱石が、石。壊せない鉱石が2種類あって、透明で大量に埋まってるのが水晶、水晶と水晶に挟まっていて、銀色で僅かしかないのがミスリル。


まぁ、後でフィットおじさんに聞こう!という事で、掘り進めた。

大体深い所で50cm堀り進めた所で、フィットおじさんが帰ってきた。


 帰ってきた、フィットおじさんは驚いていた!

僕が好意で家を広げようとしたからではない。

家の壁がデコボコだったからだ。

この世界では、この石は硬くて、大きくて、堀り出せないそうだ。

僕はショックを受けて、そのままの状態でふて寝した。



 次の日、家がデコボコなまま、100セント払い図書館に入った。

調べる箇所は、この石をどうにかする方法を調べるためだ!

結果どうにも、出来なかった。

この最下層どころか、この帝国全体をこの石が囲っており、これ以上拡張出来ないらしい。

フィットおじさん達は、たまたまここが彫り残しを見つけて拡張出来たという事みたい。


 僕は、諦められずに、魔法の書籍も読んでみた。

僕は真剣に攻撃魔法を覚えた。

この魔法で撃てば壊れるかも、そう思い家に帰った。



 家に帰った僕は、早速魔法を使った。

「ファイヤーボール」

「ドーン!」

「アイススピア」

「ドーン!」

「ライトニングスピア」

「……。」

どうやら、MPが切れたようだ。


フィットおじさんが急いで家に入ってきた。


「やめてくれ、最下層の存在がばれてしまう。」


「ごめんない。」


そう言い、魔法を放った場所を見てみると、黒くなっているだけだった。


「無理なもんは、無理だ! 武のように魔法スキルLV2を持ったもんも、この帝国にはいる。それでも駄目だったんだ。」


「はい。ごめんなさい。」


音を聞きつけて騎士団が来たりは、運良くしなかった。

僕とフィットおじさんは、近所の人からも怒られた。

下層にも聞こえてたらしく、近所や下層の人に、口止めとして&謝罪として、少しばかりのお品を渡してまわった。

フィットおじさんと僕は持ち金が無くなった。


僕たちはまたその日からネリ生活に戻った。

僕は深く反省し、その日は寝た。


次の日から数日かけて、フィットおじさんと僕で家の修復をした。

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