醜い真っ黒な鳥
どうもはじめまして、尾上と申します。
ええ、はじめて投稿させていただくのがこの作品『私は黒い鳥だった』になるのですがすみません。自分自身がまだ執筆経験の浅い中学二年生ということもあって文章の意味がわからない等といったところも出てきてしまうかもしれません。
これからこの作品を執筆していく上で様々な文章表現、構成を学んで行き読者様が満足できるような小説を書き上げたいと思っています。
sines9,27
真っ暗な檻に閉じ込められていた、閉じ込められていると思っていた、一寸先は闇でここから出ようだなんてそんな勇気は持ち合わせていない。何時から個々にいるのかも覚えていなかった。
ー私は黒い鳥だったー
ある日私は閉じ込められた。当初は個々から出たいと、そう思っていたような気がしなくもない、けれど今となってはもうどうだっていいことだ。外に出たいともがけばもがく程体は疲れるし、1日に二度は食べ物だって貰える、誰から貰えているのかなんて知らない。別に誰かに乱暴されたり怖いこともされない。
いつの日からか、全てがどうでもよく感じられた。
希望なんてものもなく、諦めることすら諦めていた。
ある日、一人の少年が外から捕まえられてこの檻にやって来た。
その少年は私にこんなことを言ってきた。
「なんたってこんなところにいるんだい?一緒に早く個々から出よう」
と。
私は理由がわからなかった。何故個々を出なければいけないのか。
「ここでおとなしくしてたらご飯だって貰えるよ?乱暴もされないし」
私はそう答えた。
しかし少年は私に告げる。
「外には危険なこともたくさんあるし確かに乱暴もされないのかもしれない」
「ほら、危険なことがあるじゃない...」
「でも、外の世界には希望だってある、危険なこと以上の希望で満ち溢れているんだよ」
この少年が言っていることの意味がわからなかった。
わかろうともしなかった。
いくら外の世界にいいことがあったとしても危険なことがあることに違いがあるわけでもない。
私は怖いことが全くないこの檻の中のほうが安心して眠れるんだって彼の言葉に耳をかさなかった。
かすつもりもなかった。