表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

捻られる運命

作者: ムック

短いです・・・

 「ねえ、兄ちゃん。」

「うん?どうした?」

「俺たち、もう一生会えないのかな?」

「そんなことを言うな・・・いつかきっと・・・会えるはずだ・・・」

そう弟を慰めるのも何回だろうか。俺たちは双子の兄弟。生まれた頃からいつでも共に過ごしてきた。しかし、そんな日々は突然奪われてしまった。


「兄ちゃん!兄ちゃん!」


 今でも時々、夢に出てくるのだ。弟の叫び声。響く金属音。何もわからない。それ以来、弟とは壁を挟んで生活している。幸いだったのは、弟が屋内にいられるということだ。俺のいるところは外だが、弟が外にさらされると考えれば平気である。

 いろいろと謎が残っている。謎がありすぎなのだ。本当に何もかもわからない。何もできない、わからない自分に腹が立つ。だが、それももう限界だ。


「いい加減にしろ!!一体何の目的があってこんなことをしたんだ!!誰がこんなことを!!!誰なんだ!!答えろ!!!」


「ただいまー。」

「おかえりなさい。あら?あなた、どうかしたの?」

「いや、何だかドアノブの回し具合が悪いなぁと思ってね。」

感想をいただけると嬉しいです・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ