表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の問題児と最弱の神人少女  作者: 鈴夢 リン
第三章 奮闘編
91/134

第十六話『動き出す絆』1

 文章が長かったり短かったりするのは、まあ作者の未熟さと思うのであまり気にしないでください……。

「……きて。起きて、司!!」

「……!!」

 俺は突如上から声がして、驚いてしまい飛び起きた。

そして、ゴチン。

「はぅ!?」

 その人物と俺は頭をぶつける。

声からして女の子だな……。

 でもどこかで……ってあれ?

 だんだん視界がはっきりとしてくる。

「ひっひっ柊!? どうして、お前がいるんだよ?」

「そんなの決まってるでしょ!! 司を起こしに来たのよ!!」

「えっ、俺を?」

 一瞬何を言ったのか理解出来なかったが、柊の表情を見る限り嘘ではないらしい。

「ほかに誰がいるのよ!! まったく……。頭が痛い……」

 俺とぶつかった衝撃で柊は頭をすりすりとしている。

いや、俺も正直痛かったぞ。

 まあ、口にはしないが。

「一応、ありがとう。でも、俺を起こす理由が全く分からないんだが」

「……!! 明日からまた訓練しようって約束したじゃない!!」

 ああ、そういえばそうだったか……。

 見た様子、特に異常はないから訓練は出来そうだ。

ここは正直に謝っておくか。

「すまん、すっかり忘れていた。次から気をつけ……っておい。

 どうして、そこで細剣レイピアを出す。おい、まさか――」

「この問題児が!!!!」

「ぎゃああぁぁぁああ!!!!」

 俺は朝から柊にぼこぼこにされた。

実に理不尽だ。

 頭だけでなく全身が痛いなんてどんな日だよ、今日は。

「ふん。先、闘技場で待ってるから。早く来なさいよ」

「それが人に頼む――」

 再び俺に細剣レイピアが向けられる。

「もう一度やってあげようか?」

 顔が笑ってないんですけど……!?

本当に恐ろしいな、まったく。

「すいません、何でもないです……」

「よろしい。じゃあ、先に行ってるわね」

 そう言い残し、柊は俺の前から去っていった。



 まだ朝の六時じゃないか……。

 柊が俺の前からいなくなった後、時計をチラリと見たら何とも言えない時間帯だった。

昨日、全然寝てないんだぞ……。

 こんな事になるんだったら、瀬那先輩達に頼めば良かったな。

「はぁ……。朝から最悪だな……」

 深いため息を俺は漏らした。

 体がまだだれかさんのせいで痛むが仕方がない。

そう思いながら俺は体を起こした。

 近くにある洗面所に移動して俺は眠気覚ましに顔を洗う事にした。

とはいえ、ほとんどは目が覚めているけどな。

 まあ、気分転換だ。

 俺は水を出し、顔を洗う。

朝にやる顔を洗うのは本当に気分がいい。

 まあ、今は俺の情けない顔が映ってしまうので微妙な感じだ。

 まだ、痛い……。どんだけ力を入れたんだ、あいつ。

限度の知らない女の子には困ったものだ。

 よし、これで大丈夫だな。

 一通り整えた所で鞄の中身を確認する。

 調べたところ、特に変わったことはないな。

昨日使っていた訓練用の木刀も入っている。

 さて、闘技場に行くか。

 いよいよ柊が出る神人のトーナメントも明日なんだな。

俺も明後日には団体戦三回戦か。

 いつになったら休めるのか、分からない。

 さっさと、片づけてしまおう。

 そんな事を思いつつ、目的の場所に急いだ。

 途中、瀬那先輩に会ったが挨拶をしてすぐに闘技場に向かった。

「遅い、司」

 少し不機嫌いや拗ねている柊が俺を待っていた。

「悪い、柊。結構急いだつもりなんだが……」

「遅いわよ、まったく」

「そうか」

 とりあえず、元気そうではあるから良かった。

 俺は鞄を下ろし、木刀を取り出す。

「ほれ、柊」

「あ、ありがとう」

「一々、恥ずかしそうにするなよ……俺もやりにくいだろう……」

「わっわっ悪かったわね!! 恥ずかしそうにして!!」

「まあ、いい。それよりさっさと訓練しようぜ」

 俺は木刀を構える。

それを見かねた柊も木刀を構える。

「そうね、始めましょ」

「ああ、行くぞ!!」

 朝の訓練がこうして始まった。

 

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ