プロローグ
「ん~…。何か、おもしろそうなことはないかな~…」
一人の男子学生、神都雄樹がそんなことをぼやきながら学校から帰っていた。
身長170cmくらい、髪は目にかかるくらいの黒髪、ちょっときつめな目だが、そこまで怖い印象を与えない雰囲気の持ち主。
その隣には、雄樹の妹・神都麻奈もいた。
身長は140cmくらい、髪は兄と同じく黒髪で腰まで長いストレート、目は兄と違い、大きな目をして、おっとりした印象を与える持ち主。
「そんなこと言って…兄さんは、毎日、楽しそうに過ごしてるじゃない。今日だって、ジュージャンしたりしたのでしょ。」
と、少し呆れ気味のジト目で見ながら、返事をしていた。
ジュージャンとは、ジュースを賭けて、数人でジャンケンをして、負けた人は、参加した人の分を買うことを指す
「いや~…今日はあぶなかった…負けたら10人分だったからな。最後に残ってしまったときは、冷や冷やしたぞ…」
「まったく、もぅ…」
麻奈は、額に手を当てた。
この二人にとっては、日常的なことで…
と、そこへ、一つの玉が転がってきた。
「なんだ、これ?」
雄樹は拾い上げ、確認した。
ここは、学校と家の間にある住宅地。夕方だから、あまり人も歩いてない。
「なんだろうね、それ。ボール…にしては、少し変わってる…よね?」
「だな。それに、探してる雰囲気の人もいない。」
玉の特徴は、直径5センチくらいで、色は白。卓球ボールにしては、少し重みがある。
「どうしよっか、それ。拾ったから捨てるわけにもいかないし…」
「ん~。持ち帰るか。変なものではあるしな」
雄樹は、持っていた鞄に詰め込んだ。
二人は再び、帰り道を歩いていた。
二人を見ている者にも、気付かずに…
直観的に作ってるものなので、雑な部分や誤字があると思われます。
合間に作っていくので、更新は不定期になるかと…
でも、楽しく作って行きたいと思っているのでで、思うところなどがありましたら、感想送ってくだされば幸いです。
評価などもしてだされば、励みになります。
読んで楽しめる方たちがいたらいいな~…