改変中
第三話です。
いつもは短く区切って書いていたのですが、長いほうがいいかなと思ったので長いの書いてみました。
キャラ紹介なんですが、絵を付けたほうがいいですかね?
「はぁ・・はぁ・・なんとかまけたか・・」
鳴子に追いかけられて一時間。俺は体育館裏に来ていた。
たっくあの女、無駄に体力あるから困る。
俺を追いかけている暇があるなら、意中の人を追いかけりゃいいのにちくしょー・・・
イラついて足元にあった石を茂みに投げる。
「いたっ!!」
そして誰かにヒットしたようだ。
しまった。あやまらんと。
声がしたあたりを覗いてみると、仰向けになって悶えている夏川さんがいた。
「?こんなとこでなにやってんの?夏川さん」
「それはこっちのセリフですよ!いきなり医師を投げつけるなんて何考えてんですか!」
切ったのであろう額から血を流しながら抗議をしてくる。
ああ、いたそうだな~・・・
とりあえず謝ろう
「ごめんなさい。大丈夫か?ハンカチ使う?」
「すみませんお借りします。お~いて~」
まるで男のような口調でそう漏らす。
なんか可愛いな。趣味じゃないけど。
「んで?なんでこんなとこに隠れてたんだ?」
「えっと、アレです・・」
彼女が指さす方には、黄色い歓声を浴びながらバスケをしている中尾くんの姿があった。
なるほどね。
「別に隠れる必要ないだろ。堂々と見たらいいじゃん」
「むむむむ無理です!!あんな近くでなんて直視できませんよ~」
顔を赤くしながらうつ向いてそう答える。
「まぁー丁度いいや。おーい中尾くーん。ちょとこっちきて~」
「ブッ!!せ、せんぱい!?いきなり何言ってんですか!?」
「いや、もうめんどくさいから、さっさと済ませたら良いやと思ってね。ほら来たよ」
呼んだらすぐに来てくれた。ム~清々しいほどイケメンだね~
女子が寄ってくるのも納得できるよ。
「久しぶりだね。山岡くん。去年の夏以来じゃないか。何か用?」
「いや~彼女が君に用がって、いない!?」
何と言うことでしょうか。少し目を離しただけでいなくなっているではありませんか。
雲隠れとはこのことを言うんだろうな~
「えっと、彼女って誰のこと?」
「あ、いやなんでもない。ごめん。呼んどいてあれだけど、また今度話すわ。
じゃね。お邪魔しました~」
居心地が悪くなって、ソクサクと体育館裏をあとにした。
体育館から少し離れたところに夏川さんが座り込んでいたので、はなしかけた。
「夏川さ~ん。なんでにげたのかな~」
「うわっ!!びっくりした~なんだ先輩ですか。すみません。ちょと緊張しちゃいまして」
舌を少し出してはにかむ彼女の姿は、どこか切なそうに見えた。
「ま、別に構わないけどさ。理由教えてよ。」
「先輩には敵わないですね。良いですよ。教えます。少し昔話に付き合ってくれますか?」
そう言って彼女は立ち上がった。
以上が三話となります。
やはり短く区切って書いたほうが良かったでしょうか?
~た。で終えることが多い・・・文章力が欲しいや。
本日もありがとうございました。