改変中
続きです。少し忙しくなるので、投稿日時がまばらになります。
「ーで、あるからしてこの式はX=3となり、そしてー・・」
キーコーンカーンコーン。授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「ん~じゃあ今日はここで終わり。ちゃんと予習しとくように。」
そう言い残して先生が教室を出ると同時に教室が騒がしくなる。
「んん~(バキボキッ)はぁ、疲れた。」
聞こえてはいけない音を鳴らしながら伸びをした。と、同時に悠斗がそばに来た。
「よ~トイレ行かね?」
「いいよ。行こうか。」
トイレで用を足したあと、悠斗に聞きたいことを聞く事にした。
「悠斗~中をの情報ぷりーず」
何を隠そう、悠斗は知る人ぞ知る情報屋なのだ。
「ええ~、タダじゃあ無理だな~。何かくれないと~」
「分かった。映画のペアチケットやるよ。」
「おやおや、わるいね~。んじゃ、中尾の情報言うよ。知っての通りバスケ部のイケメン君。女子からも人気があって、交友関係も良好。学力もそれなりにあって、家柄もよし。絵に書いた様な人間だな。
ただ、誰かと付き合っていた。なんて浮ついた噂は聞いたことはないね。」
なるほど、ま。なんか後ろめたいことでもあるんだろうな~。大体想像がつくや。
「ありがと。あ、ついでに夏川 優子?その子の情報もお願い」
「夏川?ああ、依頼人ね。え~と、一年の中でもかなりの上玉として有名だな。低身長、巨乳。子供っぽくて、喜怒哀楽がはっきりしている子だね。俺の趣味じゃないけど。ただ、交友関係はあまりよくないみたいだね~。女子のドロドロとした嫌なとこだな。ま、俺が知っているのはそんなとこ」
ああ~、安請け合いするんじゃなかった。久々に面倒な山に当たったぞおい。
ホントにどうしよう。こう言う、人気者と嫌われ者を引っ付けるのは、もう運任せに近いんだよな~。
引っ付けたあと、周りからの嫌がらせとかで別れる事も多いから。苦労が無駄になりやすいんだよ・・
「でも、引き受けたんだしやるしかないよな。ありがと。結果は後で教えるよ」
「いやいや、こっちこそ。チケット、今度のデートに使わせてもらうよ。じゃね」
「うん。玲さんによろしく言っといて。」
「はいは~い」
手をヒラヒラ振りながらフラフラと去っていった
「とりあえず放課後にでも会いにいくか」
~~~~~~~~~~~~~~~放課後~~~~~~~~~~~
「んじゃ、中尾に会いに行きますか。」
荷物を持って外に出ようとした時だった。
「あ!いた!山岡~!!そこで止まりなさい!!」
ガラガラと大きな音を立てながら、女の子がこちらを指差してそう言い放った。
しかし、俺は止まったりなんざしない。彼女が絡むと大抵ろくな事がないからだ。
そこで俺は、彼女が入ってきたとは反対の扉から教室をでる。
「ちょ!?止まれって言ってんでしょ!待ちなさいッ!!」
ものすごい速さで追いかけてくる。だが、そんなことで俺は止まらない。止まりたくもない。
「すみませ~ん。急ぎの用があるので待てませ~ん。」
追いかけてくる女子の名前は鳴子 雅奈恵。昔一度だけ相談を受けたことがあるのだが、なんか気に入らなかったので断ってから、毎日こう言う風に追いかけて来ている。
「ちょと話すだけだから、殴ったりしないから!」
絶対うそだ。
「すんませ~ん。無理です~」
こうなると最後、捕まえるまで追いかけてくるだろう。
しばらくは追いかけっこになりそうだ。
3話目です。なかなか話が進みませんねww
もうちょと、展開早くしたほうがいいのかな?
本日もありがとうございました。