プロローグ:花乃衣のいる世界
この小説を選んでいただき、ありがとうございます。
初めての投稿なので、お見苦しい点もあろうかと思いますが、どうぞご容赦ください。
読んでいただけることに感謝です(^-^)
花乃衣の住む『華』は、平和で温暖な気候の国である。焔帝の治世下にあり、国土の中央に『炎華』と呼ばれる活火山がある。炎華より北部は森林地帯で、狩猟民族が点々と居住地を構える「未開の地」、炎華より南部は肥沃な農耕地帯の広がる「有人の地」で、帝都『炎竜』は大河の河口地帯、南部のこれまた南端に位置している。
花乃衣は女性だ。歳は数えて28。
定住しない狩猟民族の領域である北部の『大森林』のちょうど中央ほどに位置する、『流』という湖のほとりに住んでいる。
一人暮らしではなく、ちょっと特殊な事情で彼女と住まいを共にする『治癒師』の満がいる。
花乃衣の森での生活は長い。彼女が5歳のとき、両親と共に森に入って以来、実に23年の時になる。
満が花乃衣の生活に現れたのは花乃衣が10歳の時。それ以来、満は花乃衣と共に過ごしている。花乃衣の母親が亡くなるのを二人で看取った。花乃衣の父は彼女が6歳の時に亡くなっている。
花乃衣には肉親が少ない。父の違う兄と姉が2人。父と母は孤児であった・・・らしい。二人のことはよく分からないことが多い。
異父兄達は帝都におり、滅多に会うことはない。
花乃衣は森を出ないわけではない。彼女はこの世界でも数少ない『召喚師』であるため、魔物退治の依頼があれば、森を出て、『浮』の世界の各地に行くことがあった。
華のある世界は、7つの大陸と大小の島々からなる浮の世界という。人間よりも上位の種族である竜族や神族にそう呼ばれている。彼らからすると、自分たちの住む世界は彼らの世界より下の世界にあり、「浮いて」いるように見えるらしい。浮の世界より下界にはさらに魔の者たちの住む世界がある。魔族は人間を食らい、日の光を嫌い、人間の使う方術とは違う『魔術』という術を使う。
魔族は滅多に姿を現すことはない。だが何らかのきっかけで浮の世界に出現することがある。そして人間に災いをなす。そんな魔族達は人間よりも強大な術力と圧倒的な体力をもつ。腕を1本とられようが足をもがれようが、数瞬の後には生えてくるような再生力を持っている。だから、魔族には圧倒的な力を持つ人間よりも上位の種族・・・神族や竜族の力を借りて、魔族を滅さなければならない。
花乃衣には、神族や竜族の力を借りることのできる召喚の力が生まれつき備わっていた。
説明くさくて(しかも詰め込みすぎ?)スミマセン(涙)
会話がぜんぜんない~・・・
次は話を進めませう・・・(←自己反省・・・うう)