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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第二章 虫だけど、統率する?
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第四十七話 虫だけど、溶岩地帯ですか?

どうも皆さん、風邪を引いた桃犬です

皆様もどうか風邪にはお気を付けくださいませ。

頭熱い中かいたので、あとでいくつか修正するかもしれません。

光の柱の中へと進むと、先ほどまでの凍える光景が嘘のように、見渡す限り赤熱したマグマが流れる火山地帯が広がっていた。


寒暖差の差で入った瞬間に肌が焼けるような感覚に襲われるが、しばらくすると慣れた。


背後の光の柱とは別に奥の方に光の柱があるのが見えた。


だが、まっすぐそこに行くにはマグマの運河を越えなければならない。


俺だけならともかく、ルクレとカヨはわたることはまず不可能だろう。


特にカヨは熱気に弱いのか調子があまりよくなさそうだ。


とりあえずは、マグマだまりに沿って回っていくしかない。


所々固まった溶岩が橋の様になっている場所がある。


そこを渡っていけば次の階層への入口へとたどりつくことが出来るだろう。


カヨはルクレの背に乗せておき、俺たちは進む。


固まった溶岩と岩石でできた平地は所々に1メートルサイズの岩がゴロゴロと転がっている。


その平地をしばらく進むと、同じ形をした岩が五個きれいに並んでいた。


どう見ても怪しい。


というか端っこの奴、少し動いたぞ。


手頃な石を掴んでその岩に向けて転がす。


すると一斉に岩が動き出し、転がる石に向けて飛びかかった。


岩の正体は、カタツムリのような何かだった。


一見すると岩を背負ったカタツムリだが、表面はぬらぬらしているわけではなく、鱗のような形状の表皮をしている。


それだけではない、後ろ足がある。


そして、大きな口があり、ざらざらしたやすりのような歯が並んでいる。


簡単に言うと、二足歩行型肉食カタツムリというわけだ。


そいつらは争いながら、俺が投げた石にかぶりつこうとしていたが、食べ物ではないことがわかると、定位置に戻っていった。


こいつらどうやら目が悪いようだ。


恐らく、振動か音か何かを感知するように聴覚か何かが発達しているのだろう。


鑑定の結果、奴らはカタツムリではなく爬虫類系のモンスターであることが分かった。



「『グリントリーパー』 尾が硬質化し笠のように発達したモンスター 皮膚は金属の様に光沢があり、目が退化している 笠状の尾を被り岩に擬態し、発達した触覚と聴覚で獲物を待ち伏せして肉を削りながら捕食する」



怪迷宮ダンジョン特有のモンスターなのか、鑑定先生も今回は饒舌だ(喋ってないけどな)。


俺はそこら辺にあった岩を無限吸収で吸収しホークワスプへと進化する


グリントリーパーは音に反応するらしいので、俺は空中へと飛ぶ。


奴らは音と、地面の振動を察知して反応するようだ。


無音飛行の恩恵を受けた俺の飛行はほとんど音を出さず、空中を移動する。


そのままグリントリーパー五匹の頭上へと移動し、ホバリング飛行をしつつ、さっきの岩を取り出してそのまま落とした。


当然ながら重力に沿って落下する岩にお押しつぶされてグリントリーパーは圧死した。


落下の衝撃で岩は割れ、拉げた笠の下に血を流す奴らの姿が現れると、無事だった個体の魔結晶を回収する。


少し遊びが過ぎたようで、五匹のうち二匹の魔結晶が割れてしまった。


仕方がないので、欠片をぼりぼりと食べた。


実はこの魔結晶意外とうまい。


味ではなく中に内包される魔力がおいしいと感じるのだ。


どういう仕組みかわからないが、魔力が高い魔結晶ほどうまいらしい。


前に食べた奴よりもそう感じた。


深く潜るにつれて魔結晶の魔力量は増えていく。


深く潜れば潜るほどおいしい魔結晶にありつけるというわけだ。


おっと、おれが魔結晶を食ってるのを見て、カヨは引いている。


別に体に悪いとかは無いからいいじゃないか。


ルクレは鼻先で俺が持っている魔結晶の匂いを嗅いでいる。


俺がうまそうに食ってるので気になったのだろう。


残念ながら匂いはしない。


俺は無事だった魔結晶を吸収すると、グリントリーパーを回収した。


笠はつぶれてしまっているが、一応持っていく。


回収し終わった俺は、ルクレと先へと進む。


平地はしばらく続いていたが、マグマの川が流れる場所へと出てしまった。


マグマの川は煮えたぎり、触れずとも近寄れば熱でやけどしそうだ。


さて、目の前にはその煮えたぎる川にかかる橋。


そしてその橋のど真ん中に、仁王立ちしている、武装した二足歩行のトカゲをどうするか。


トカゲはファンタジーの世界で言うリザードマンによく似た姿をしていた。


鑑定を発動し、先生の説明を見る。



「『パイロリザードマン(怪迷宮モンスター)』 リザードマンの一種で炎を纏う」



どうやらこいつは、ダンジョン外でも生息している種族らしいな。


実際のパイロリザードマンは、火の粉を振りまき、口からは火炎を吐き出す。


そして熱伝導の良い武器を持ち切りかかってくるといった感じだ。


リザードマンは知能がある程度あり、意思疎通が可能だが、もともとは原始的な生活をしているそうだ。


龍を信仰し、硬い鱗と武器を駆使し、強いものが群れのリーダーへと至るといった蛮族だ。


たしか、砂漠の街でサンドリザードマンは槍を持っていたような。


とりあえずは、目の前のパイロリザードマンはこちらが仕掛けるまで、攻撃をしてこない。


戦士気質なのだろうか?


おれは話が通じるのではないかと思い、近付いてみるが、武器を構えられてしまった。


どうやら、性質は同じでも話は通じないらしい。


仕方がないので、戦うことにする。


俺はホークワスプのまま奴の前へと飛び立つ。


パイロリザードマンは武器を構えこちらを迎え撃つようだ。


今ここに橋の上の正々堂々たる決闘が行われようとしていた。


と、他の奴が見たらそう見えるだろうがな。


俺はそのまま奴のわきをすり抜けるように、赤熱した剣を躱し、背後を取る。


パイロリザードマンはそれを察し背後に向けて剣を横一線。


しかし、その時には俺は既に距離を取っている。


再び俺に向き直るパイロリザードマン。


だが、俺が何もせずに見ていることを疑問に思ったのか首をかしげる。


ようやく異変に気が付いたやつは慌てたが、時すでに遅し、奴の足を俺の糸が引っ張り、そのまま橋の下へと落下していく。


糸の先には岩。


俺はパイロリザードマンのわきを通り抜けるときには既に糸を足元に設置しておき、奴が向き直る前に橋の下に岩を投下、糸に引っ張られてパイロリザードも引かれる。


慌てて奴も糸を切るが、投げ出された奴には橋の上に戻るすべはない。


俺に向けて恨めしそうな顔を見せるとマグマの川へと落ちていった。


「称号『卑劣』を送ります これからも頑張ってください」



やかましいわ!


不名誉な称号を貰いつつも、障害のなくなった岩の橋を渡る。


ようやく次の階層へと進む光の柱の近くまで来た。


今回はあまりモンスターと遭遇しなかったが、熱さで少々疲労が見える。


特にカヨはルクレに乗っていたが、一番疲労していた。


せめて次の階層はここよりも涼しいといいなと思い、光の柱へと入ると、アマゾンのような密林が広がっていた。


こりゃ、世界一周でも拝めないな。


ダンジョン探索は楽しい、そう思いかけている俺がいた。


お読みいただきありがとうございました。

夜はあたたかくしてからお休みくださいませ。


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