第五話 転生したらスキルバブル!?
どうも、桃犬猿雉です。
ユニーク数が300越えました( 〃▽〃)
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今回は残りの進化先を確認する話です。
加護スキル「自由退化」のおかげで、大量のスキルを得ることができ、喜ぶ主人公ですが、多すぎて困ってしまうという話です。
では、今後ともよろしくお願いします。
今回は内容は前回よりも少なめですが、設定資料集のその一と一緒に投稿させていただきます。
次に、パラライズワームの進化先、
「ファングレッサーインセクト」、「スラッシュレッサーインセクト」、「シールドコクーン」「ソードレッサーインセクト」、「ワーカーアント」、「ソルジャーアント」、「アーミーアント」、「クルールレッサ―インセクト」、「ストリングインセクト」
ここまではバイティングワームのときにも出ていた。
それに加わり、
パラライズワームの「麻痺液Lv1」と、「硬化Lv1(スタミナ依存スキル)」、「飛斬Lv1」、「掘削Lv1」、「マーキングLv1」、「麻痺牙Lv1」、「影魔法Lv1」、「毒牙Lv1」、「高速思考Lv1」
を得たことにより、進化先の選択肢がさらに増えた。
『「パラライズレッサ―インセクト」パラライズワームが成長し、手足が生え自由に地面を歩き回ることが可能となった 麻痺属性の息を敵に吐きかけ弱らせる。 体の色は黄色』
これは麻痺系の進化先で、パラライズワームからの順当な進化であろう。
『「ポイズンレッサ―インセクト」ポイズンワームが成長し、手足が生え自由に地面を歩き回ることが可能となった 毒属性の息を敵に吐きかけ弱らせる。 体の色は紫色』
コレは毒系のスキルから派生した進化先だろう、ポイズンワームはパラライズワームの毒バージョンだ。
『「サンドワーム」地面を掘り進み、自在に地中を移動することが可能なワーム 体長は細長く鱗状の表皮に覆われている 目は退化し、振動で獲物を感知する 体色は黄土色』
これは掘削から派生した進化先だろう。
砂漠とかにいそうなイメージだな。
『「チェイサーバグ」対象に見えないマーキングを施しどこまでも追いかける 相手を仕留めるためにあきらめず食らいつき疲労させ仕留める 体色は群青色』
こいつはマーキングのスキルから派生した進化先だろう。
それにしても、追いかけ絶対コロスマンとは、これまた嫌な進化先だな。
まぁ、スタミナは高そうだが。
見た目はハンミョウのようだがより手足が長い姿だ。
パラライズワームの進化先の状況はこんなものだろう。
それぞれに進化しスキルを獲得していく。
上から順に一つづつ「パラライズブレス」「ポイズンブレス」「土中遊泳」「疲労軽減」を得ることが出来た。
いちいちまとめるのが面倒なので流れ作業で、残りの進化先を表示する。
被っているものは除外し、新しく出ているものだけ確認していく。
『「インセクトイーター」モンスターワームから突然変異したワームイータが進化を遂げた姿 手足が生えただけでなく滑空出来るほどの翅が生え、移動速度に優れる 基本肉食だが、飢えをしのぐために草や木の根を食すこともある 体色は黒色で頭部に角が生えている』
なんと!? 翅生えてるじゃないか。
こいつはいい! もしかしたら、こいつの進化先には飛行可能の進化があるかもしれない。
飛べるわけではないが滑空可能ということにより速度も速そうだ。
形状もバ○ラとバッタを足して二で割ったようなとがったフォルムでかっこいい。
誰が何と言おうと角ばった感じはかっこいいと感じる。
こいつは速度特化兼逃走用の候補のトップにあがった。
進化して得られたスキルは「アサルトホーン」で角に突属性を付与し対象に突撃するというものと、常時発動スキルの「加速」だ。
「加速」は「力持ち」と同様にステータスの素早さに補正がかかる。
『「病魔虫」状態異常を引き起こす災害虫、病魔と名がつくが病気を引き起こすわけでなく毒や麻痺で蝕み、酸で防御を崩し、敵を仕留めるテクニシャン 体色は乳白色』
こいつは毒、麻痺、酸のブレスを取得したことにより派生した進化先で状態異常のエキスパートで範囲攻撃特化型のようだ。
名前は物騒だが使い勝手がよさそうだ。
俺は進化して驚いた。
なんと「アシッドブレス」「パラライズブレス」「ポイズンブレス」が統合されて、新たに「状態異常ブレス」が取得できたことだ。
『「状態異常ブレスLv1」状態異常効果のあるブレスを吐くことが可能 酸、麻痺、毒と切り替え可能となる』
これは非常に喜ばしいことだ。
自由退化のお陰で習得したスキルの数はとても多いものになったが、多くなりすぎて十分に全てのスキルレベルを上げることは困難になっていた。
統合されたことにより、一度にすべてのブレスのレベルを上げることが可能となった。
ただし、すべてLv1からやり直しとなるようだが。
それでも格段に効率は上がった。
これで四つの進化先のスキルの取得が完了した。
ここまで来るのは大変だった。
経験値を求めてあちこちを探し回り、拠点を出た時のためにそり型の荷台を作ったりもした。
ようやく最後の作業に取り掛かる。
だがこれが一番の難題だ。
モンスターコクーンのレベリングをどうやって行うかが問題なのだ。
あのキノコたちのように地面から養分を吸い取りレベルを上げるような方法は無理だし、かといって成長して経験値が少しずつたまっていくのをまつわけにもいかない。
ちなみになぜそれが分かったというとキノコを鑑定したときに項目に書いて?あったためだ。
今ではその鑑定もメキメキレベルが上がってLv12まで上がっている。
さて、どうするか。
俺はスキル「高速思考Lv1」の恩恵を受け、早いうちに何個か案をだした。
高台の上から下にいる獲物の上に落ちて圧殺。
坂道を転がりボーリングよろしく轢き殺す。
麻痺と毒で弱らせて倒しきる前にモンスターコクーンに進化して経験値を得る。
三つめはモンスターコクーンに経験値がはいるのかはわからないので検証が必要だ。
俺はちゃちゃっと、糸でモンスターを数匹捕獲し、いつもの検証場所へと移動する。
残虐だと思われても生き残るためだし、ありがたく俺のために糧になってもらおう。
俺は病魔虫で状態異常ブレスで獲物の一匹を毒状態にし、退化を行い、モンスターコクーンへと進化する。
後は獲物が力尽きるのを待つだけだ。
普通ならこの辺のあまり強くないモンスターでも一体倒したらLv1からLv2に上がるはず。
必要な経験値の量は目測のようなものだが1~5までは1~2匹程でレベルが上がり、少しずつ必要な量が増える、6になったときから必要な経験値の量が増え、6~10では3~4匹ほど必要となる。
上手くすればこの一匹でレベルが上がるはず。
俺は今か今かと獲物が力尽きるのを待った。
獲物のモンスターワームは数分で力尽きた。
レベルは上がらなかったようだ。
念のためにもう一匹分だけ確かめとくか、もしかしたら少しだけ足りないだけかもしれない。
俺は獲物をコロコロしちゃって、経験を得た。
すると、結果を言うと、レベルは上がった。
だが驚くべき事実がわかった。
俺がモンスターコクーンから病魔虫へと戻ろうと進化しようとした際に、分かったことなのだが、病魔虫の進化先の選択をしたときにストックされたレベルが上がっていたのだ。
これは、おそらくポケ○ンでもある、パワーレベリングの一人でやるバージョンだ。
最初にレベルを上げたいやつを出しておいて、その後に強いモンスターで倒す。
すると、経験値の半分が最初に顔を出したモンスターにも入る。
いわゆる顔出しボーナスだ。
今回は逆に最初に毒状態にしてあとから進化先を入れ替えて経験値を得た。
この方法が可能ならば、モンスターコクーンのレベル上げは容易に可能となる。
それに病魔虫のレベルも上がってウハウハだ。
俺はその時ものすごい笑顔(虫なので表情はないが)をしていただろう。
その日はこの周囲に生息するモンスターにとって恐怖の一日であったに違いない。
出会う旅に生きたまま捕獲されどこかへと連れ去られてゆく。
その悪魔のような虫に出会ったら最後、圧倒的速度で近づかれ逃げきること叶わず捕獲される。
まぁ、その正体はインセクトイーターに進化した俺がマーキングで逃がすことなく捕まえていたなんだけどね。
そのおかげ俺はモンスターコクーンと病魔虫の両方のレベル上げができる。
感謝はするが弔いはしない、だって俺今虫だしな。
まぁ元は人間だったんだけど、この弱肉強食の世界だと色々と麻痺するから仕方ないんだよね。
俺はそんなんこんなでレベルを上げたモンスターコクーンの進化を念じる。
ようやく最後の進化ができる。
モンスターコクーンの進化先は、かぶっているものをのぞいて、
『「モンスタービートル」厚い甲殻に覆われた妖虫 成長するまで耐え抜いた甲殻はそれに値する硬度を誇る 体色は焦げ茶色』
これがおそらく順当な進化だろう。
見た目はコガネムシのように丸く、翅はない。
『「アサルトビートル」モンスタービートルの亜種で頭部に太くとがった角が生えている それを使い、硬い甲殻で敵の攻撃に怯まず突進する 体色は黒茶色』
これはアサルトホーンを取得していたことにより派生した進化先だろう。
見た目は
『「メタルスタッグ」硬い甲殻に覆われ、太く長い鋏を持つ妖虫 金属のような光沢を放ち 硬度も鉄の盾並みに硬い』
この横スクロールアクションシューティングゲームみたいな名前のやつは、見た目は地球で言うクワガタのような姿だが手足が太く、金属でできているように重々しい。
こいつも翅はなく、まるで戦車が虫になったような姿だ。
とてもカクカクしていてかっこいい。
それぞれから、「甲殻Lv1」「痛覚耐性Lv1」メタスタからは「酸耐性Lv1」と「怪力」を手に入れた。
「甲殻」は硬さに補正がかかるスキルで、「痛覚耐性」は痛みに強くなる。
「怪力」は一定時間筋力が上昇する回数制限スキルだ。
そしてメタスタに進化した際、スキル統合が行われ、「万力」と「力持ち」、「怪力」が統合し、「剛力」へと変化した。
ステータスはメタスタは今までシールドコクーンがトップクラスの硬さを誇っていたが、軽く抜き去ってトップに躍り出た。
これで全ての二段階目の進化がおわり、次は候補の決定に移るとする。
お読みいただきありがとうございました。
そろそろ物語が進むので、同じ展開で飽き始めた方がいるでしょうが、どうか次までお待ちください。
次からは進むから、ほんとに進むから、ほんとだよ(´・ω・`)
ついでに設定資料も投稿しますので、お暇がありましたらお読みいただければと思います(*´ω`)