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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第二章 虫だけど、統率する?
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第三十六話 虫だけど、人身売買!?

どうも皆さん、最近セミがよく鳴いていますね。

そして、地面に落ちているのを見るとむなしくなっております桃犬猿雉です。

今回は販売所の場面からのお話です。

今後ともよろしくお願いします。

なろうランキングタグをつけさせていただきましたので、下の方から飛んでいただけると嬉しいです(*´・ω・)

ひときわ場違いな光景が俺の目に入ってきた。


それは“子供”だ。


年で言うと、十歳はいっているであろう子供たちが同じ檻に入れられていた。


なぜこんなところに!?


まさか、盗賊や冒険者というわけでもあるまいしな。


その中で一番の年長であろう子供と目があった。


その子供は静かにこっちの六つある目をみて立っていた。その後ろ手に庇って子供たちはいた。


俺達は販売所の扉を開きその奥へと入っていった。


奥にはあくびをしているゴブリンにしては背が高く痩せている店主が、こちらの姿を確認すると手をすりするとしながら、こちらに近付いてきた。



「これはこれは、いらしゃいませ 今回はどのような物人をご所望でしょうか 当店のおすすめとしては最近はいった生きの良い物人が入ってますよ 何しろ、つい最近まで人間族の土地で暴れまわっていたんですからね 戦闘や肉体労働はお手の物でございます」


『少し見て回ってもいいか?』


「もちろんでございます どの様な用途でのご使用でしょうか?」


『別に用途は決まっていない戦闘は自分たちで事足りるし 肉体労働の手は必要ない 話せて情報をもらえるなら能力は別に要望はない』


「そうでございますか それでございましたら ちょうどいいものがございます」



そういって店主に案内されたのはあの、子供がいる檻の前だ。



「こちらの物人はもともと人間族の人さらいが所持していたもので その人さらいごと確保されました こちらとしては商品価値の低いものはあまり確保してほしく何のですがね おっと、お客様の前で失礼いたしました」



店主は檻の前まで来るとあとはお好きに見てくださいといった風に後ろの方で店主は待機した。


店主が愚痴ったように、この物人販売所はわざわざ人間族を補充するわけではなく、害をもたらす人間族を逆に確保して販売する場所だ。


店主が愚痴るように奴隷より人気がなく、いちいち命令しなくてはならないため使い勝手も悪いらしい。


客に愚痴るのもなんだと思うが、あの店主も好きでこの販売所の店主をしているわけでなく街が念名しているそうな。


そりゃ愚痴りたくもなるわな。


今回の人さらいにあった子供の様に運悪く(といっても攫われているからどちらにしろ運悪いがな)物人として取引されてしまったというわけだ。


人さらいも欲張って商隊なんぞほっとけば捕まらずに済んだものを。


まぁ、そんな話は置いといて、今は目の前のこちらを睨む子供だ。


販売所に入る前に見た年長の子供が先頭に立ち、その後ろに他の子供たちが身を隠すようにすがり付いている。


まずは、第一印象が大事だな。


といっても、俺の見た目は何というか、、、、RPGとかに出てくる魔王軍の暗黒騎士をさらに四つ腕にして、兜に短めの触覚と三対の目がある見た目だ。



子供が見たら怯えるのも仕方ないな、うん。


落ち着け俺、子供と接するのは慣れていたはずだ。


近所のガキどもに遊びを教えてやったりしたこともある。


そんな俺だが、そうだなぁ。


俺は、檻の前に近寄ると手を前に出して掌を上に開いた。


子供たちは最初は怯えていたが視線はちゃんと差し出された手の方に注目しているな。


俺はそこにどこから取り出したかコイン、つまりは金貨を取り出す。


そして見えるように掌の載せて、子供たちに見せる。


そしてそのままコインを乗せた掌を閉じる、掌を下にしてもう片方の手を上に乗せる。


そして下の手を軽く振るとあら不思議!


コインがいつの間にか貫通して掌から手の甲へと移動しております。


簡単なコインマジックだ。


種も簡単、掌のコインを手を振ったときに親指と人差し指の間から一瞬で取り出す。


そして何事もないかのように手を止め、上の手をどかすという仕掛けだ。


簡単だろ?


簡単だが、子供の興味を引くことには成功したようだ。


年長の子供もちょっとうずうずした感じになっている。


ここで、もう一つ。


今度は、手品とはちょっと違う趣向だが、コインを上に弾いてつかみ取る。


そして一対の腕を前に出し、コインを両手の間で行き来させる。


子供たちの視線も、コインに沿って右左と動いている。


年長のも子も目が動いている。


そのままコインを右の手に移動すると、檻のすぐ前に差し出す。


そして、どちらに入っているかを促す。


年長の子供に促すと、恐る恐る指差しした。


その指先は右の手を指している。


俺が右の手を開くと、そこにコインはない。


子供たちは驚いて、左の手を見る。


その手も開いて見せる、だがそこにコインはない。


子供たちはまた驚いた顔をすると、根がどこに行ったのか探し出す。


俺は年長の子を手招きして、近くへと呼ぶ。


先ほどまでの手品で少しは警戒は緩んでいたからか恐る恐るといった感じで近寄ってくる。


俺が手を伸ばすと、少し怯えたような顔を見せたが、俺はそのまま彼女の耳の後ろから、コインを取り出す、、、ように見せる。


耳の後ろからコインが出てくるのは皆驚いてくれたようで、俺は心の中でガッツポーズをとった。


ここまでで、下準備は出来たはず。


ここで、俺は子供たちに話しかける。



『外に出たくはないか?』



すると、子供たちは集まって何か話しあった後に、代表して年長のこが、



「全一緒ならいいよ」



子供たちが俺と一緒に来ることに決まった。


俺が店主に代金を支払う時に店主が、わざわざあんなことをしなくても首輪で主人のゆうことを聞くようになっていると言われたが、前世で人間だったせいかどうしても奴隷とかそういうものに抵抗があった。


その上子供だ。


モンスター目線で言うと、憎い敵種族かもしれないが、俺には人間だったころの記憶もばっちりと残っている。


無理やりなんてさすがに情があって無理だ。


だから、あんなふうに心を少しでも開いてもらいたかった。


ただの俺の我がままだ。


別にこれくらいはいいだろう。


人間族の情報を聞いたら、人間族の国の近くにでも送り届ける予定だ。


手続きを済ませるときれいな布で作られた服を着せられた子供たちがトコトコと歩いて来た。


子供たちは外に出られたのがうれしいのかニコニコしている。


年長の子供だけ少し暗い顔をしている。


どうしたのか聞いてみると、



「私たちこれからどんな事させられるのか心配で」



だそうだ。


もちろん、肉壁にしたり、酷いことはしない。


俺は人間族の職業や仕組みについて聞きたいだけだからな。


情報を聞いたら故郷の人間族の国の近くにでも送り届ける予定だ。


その旨を伝えたが、



「ひどいことしないのはわかったけど 何もしないのはダメ」


と言って、何か役立つことをしたいとのこと。


そう言ってくれるのはうれしいが、何ができるのかね。


そう思ってふと鑑定を行う。


『「空人族」浮遊島を起源とする人間族 草人族の見た目が同じだが、背に紋様があり風を掴むことが出来る 職業は遠距離系の武器や槍術、回復や治癒魔法、聖魔法を扱う者が多い』



「アリアベルデ・プレトラ」

レベル 4

職業「無し」


体力 40/40

魔力 40/40

スタミナ 60/60

筋力 28

器用さ82

硬さ 12

素早さ 45

精神力 32

忍耐力 38


「取得したスキル集」


「魔翼生成Lv1」「魔石生成Lv1」



ほうほう、スキルもこの若さで持っているのか、というより生まれついてのスキルだろうか。


風をつかむとは、魔翼、つまり魔力で生成した翼で空を飛ぶということか。


魔石生成は、この世界で化石燃料のような役割をもつ魔石を作り出すことが出来るというものだ。


かなり便利なスキルだな。


魔石を生成して貯蔵しておけば魔力が切れたとしても予備があるというわけだ。


そのことを少女、アリアベルでに告げると驚かれた。


まぁ、鑑定様様だからな。



「どうして知ってるの? 誰にも言ってないのに」


『まぁ、これもスキルってやつだな』


「お願い、誰にも言わないで」



最初は、魔石どうのでと思ったが、この世界では純度の高い魔石ほど高額で取引される。


魔石生成はとても珍しいスキルであり、習得はほぼできないらしい。


レベルが高くなれば、より純度が高く魔力も多い魔石を作り出せる。


そう聞くと隠したがるのも納得だ。


まぁ、言いふらすなんてこともないと思うがな。


とりあえずは、料理が得意らしいので料理当番として活躍してくれそうだ。


俺たちの誰も料理なんてできる奴いないからな、それは助かる。



『これからよろしくな、アリアベルデ』


「アリアでいいよ あなたは?」


『そうだった、俺の名前はセクトだ』


そういってアリアは初めて笑ってくれた。


お読みいただきありがとうございました。

誤字脱字等ございましたら、脳内補完をお願いします(;´・ω・)

理系の出身ですが、本が好きで趣味で書き始めていますので至らぬところもあるかとは思いますが何卒よろしくお願いします。

なろうランキングタグをつけさせていただきましたので、下の方から飛んでいただけると嬉しいです(*´・ω・)

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