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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第二章 虫だけど、統率する?
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第三十話 虫だけど、砂漠いく?

どうも、皆さん

どんどん熱くなっていますね。

夏の暑さに_( _´ω`)_ペショとなっている方もいると思いますが、学生の方は夏休み、社会人の方は家族サービスがあったりしますね。

夏バテには気を付けてお過ごしください。

そして、4万PVありがとうございます。

ユニークももうすぐ一万です。

皆様のご愛読を心より感謝しております。

俺は、朝の営みが始まりかけた道のりを戻っていった。


広場付近まで戻るとそこには、村からの出立の準備をしているブルスラ達若いホブゴブリンがいた。


ブルスラ達が俺の姿を見つけるや片膝ついて頭を下げてきたが、俺はそれを制して作業を続けさせた。


俺が何言ってもこいつらはついてくる気満々みたいだし、俺も別に言うことはない。


人数が多ければそれだけ戦力にもなるし、連携も取れる。


そう考えているとなんか視線を感じた。


そうだった、後ろのこいつのことを紹介するのを忘れていたよ。


ブルスラ達に俺が進化したことで眷属を召喚できるようになったと説明した。


説明した後にブルスラ達の目が長老っぽい信者の目になったのが怖いが、これで荷造りに集中できるだろう。


広場にはルクレが俺が無限吸収で荷物を回収して軽くなった馬車型の拠点を繋いで待っていた。


ルクレに日が高くなるころには出発するつもりと伝え、眷属を伴って奥へと進んだ。


まずは眷属についてよく知ることから始めないとな。


眷属と言っても、見た目が黒い卵で全く強そうに見えないが、魔蟲将の二つ前の進化帯、つまりソードレッサ―インセクトのレベル1と同じステータスだ。


だがこう考えてみたらどうだろうか、他の進化先で眷属を召喚すると?


今一番進化が進んでいるのが魔蟲将だが、他の、例えば病魔の相のときに眷属を召喚すると、同様に病魔の相の二つ下のアシッドワームの性能を持った眷属を召喚することが出来るのだろうか。


その疑問は他の進化先の成長を待ってからにしよう、せっかくならより強い眷属を召喚したいしな。


とりあえず俺は眷属召喚を再度行い同様の眷属を十体になるようにした。


俺の意思を読み取り、卵のパックの様にきれいに二列に並んでいる。


召喚の代償は魔力とスタミナの両方を必要としたが今の俺は別に気にせずともいい量だし、総合量の半分下回っていない。


召喚の燃費は悪くない、だが問題はどうやって育てるかだ。


そこで俺は、パーティー戦法を考えた。


眷属五匹でチームを組み、協力して敵を倒す。


まぁ、単純に俺の位置がわかるから放置して勝手にレベルを上げて来てもらうやり方だ。


最大レベル15帯が五匹束になれば、余程のことがなければ一度に全滅することはないだろうし、したとしても数を作ってそのなかで生き抜いた精鋭を正式な眷属として組み込めばいいしな。


とりあえず、スタミナと魔力が続く限り眷属を召喚して5チームを編成した。


スタミナと魔力が最大のときに召喚できる数は25が今は限界のようだ。


しばらくしたらまた召喚できるけどな。


俺は強敵との闘いは避けること、数の有利さを生かすことを指示し、眷属たちを散開させた。


そうして、俺たちは貰った食料をしまい込み、ゴブリン村落を後にすることにした。


このあたりの地理は、ブルスラ達が分かっているので迷うことはない。


見送りは村のゴブリン総出で行われた。


俺が村を出ていくことに惜しむ声もあったが、ここでのんびりと過ごすわけにはいかないからな。


見送りを背にして俺たちは村落を後にした。


そのまま向かうは、都市部に向かう街道に出ずに舗装があまりされていない人間族が使わない道を進んで、ヴェルガニアに向けての歩みを進める。


別にヴェルガニアの都市部を目的に行くわけではなく、都市部に近付かないように迂回してヴェルガニアを抜けたクリザニア砂漠地帯へと抜けるためだ。


クリザニア砂漠には、ブルスラ達の遠い親戚である、砂漠の環境に適したゴブリンや、ゴブリンと同じように知能が発達したモンスターが多いそうだ。


ただ、すべてがすべて友好的であるとは限らないらしいけどな。


というわけで、向かう先はクリザニア砂漠だ、食料はもちろんのこと、水は大樽をいくつも用意して吸収しておいたので心配はいらない。


しいて言うなら昼間熱いってことと、対照的によるが寒いところぐらいかな。


聞いた話だと、地球の砂漠と同じで、砂の広がる部分が二割程度で、岩などのある部分がほとんどだそうだ。


そこなら岩陰で休んだり、砂嵐が来てもしのぐことが出来そうだしな。


装甲しているうちに荒い道が終わり、舗装もなにもされていない、砂の海が目の前に見えてきた。


周囲も植物が少なく、ごつごつした小柄な岩山が続いている。


だがその前に、お客さんが現れた。


冒険者だ。


冒険者というのは、いろんなところにいるらしく、わざわざ人が通る道を避けたのに意味がなかったな。


ブルスラ達も、腰の剣を抜きいつでも交戦できるようにしている。


冒険者たちも、こちらの姿を補足するとすぐに臨戦態勢をとった。


だが、俺はブルスラ達に指示を出すことなく、そのまま待機するように伝えた。


ブルスラは、目を丸くしていたが、すぐにその理由を理解した。


冒険者の両側面の岩陰から飛び出した、いくつもの黒い影。


その影たちは、素早く冒険者の武器を払い、周りに組み付くと地面へと組み伏せた。


あらかじめ冒険者たちのステータス鑑定をしていた俺は、戻ってくる眷属たちに意思を送り、奇襲をかけさせたのだ。


冒険者も決して低いステータスというわけではなかったが、たかが五人程度で、五体満足状態の25体の眷属に組み伏せられては身動きをとることは全くできないだろう。


情報共有と、意思伝達で動かせる眷属はとても便利だ。


出しておいた指示もきちんと守って欠員もいないし、優秀だな。


というわけで、冒険者一行を無傷で捕獲したわけだ。


ここで取り出しますは、言語理解の魔道具。


おれは、深呼吸して、



「ア、ア、タダイママイクノテストチュウ、、、、オッホン ワタシハセクト アンシンシテホシイ ベツニキミタチニキガイヲクワエルキハナイ」



妖虫族モンスターが魔道具を使用したのに驚いたのか、冒険者たちは口をあんぐりと開けている。


まぁ、無理もないけどな。



「キミタチガテイコウスルコトナク ワレワレガススムジャマヲシナケレバ キミタチノアンゼンハホショウシヨウ」



冒険者達のリーダーは了承の意思表示でこくこくと頷いた。


俺はルクレたちを先に行かせて、最後尾をいく。


俺まで横を通過し終わると、眷属の拘束を解除した。


そして眷属を伴って、先へと歩みを進める。


だが、俺は背後から振り下される斧を交わすこともせずただ歩調をそのままに。


そして宙を舞い地面を転がる、冒険者の首。


冒険者達はおとなしく俺たちが行くのを待つ様子だったが、血の気が多い連中が三人、背後から奇襲をかけてきた。


あらかじめ眷属に指示を出していた俺は、そのまま眷属に指示を出すと、断末魔の叫びが俺の耳に届いた。


三人も死者が出てしまったし、そのまま戻ってもらっても面倒ごとになりそうだしかわいそうだがまとめて死んでもらった。


無傷で返されたと、三人殺されて命からがら戻ってきたじゃ印象が大きく違うからね。


眷属に冒険者の荷物を回収させて、後始末をさせた。


後始末の仕方は別にいいだろう。


ただ、眷属たちは雑食性で毒さえなければ味の好き嫌いなくなんでも食べるらしい。


俺は行軍する列の中心へと戻ると、砂漠への道を進めた。


砂漠は見た目も全く地球と同じで、違うところと言えば、踊るサボテンや、普通よりも大きいサソリ、そして、サンドワームだ。


目が退化しているサンドワームは行軍する振動を感知して数匹地面から顔を出すと、そのまま逃げて行った。


流石妖虫族、危機察知能力はたかいな。


それに比べて、このサボテンどもと言ったらなぁ。


まぁ、植物だし仕方ないのかもしれないな。


このサボテン、


『「ダンスカクタス」 砂漠地帯に生息する魔樹族のモンスター 踊っているように見えるのは疑似心臓を動かしているためであり、動くのをやめると止まってしまうとしばらく動けなくなる 心臓で栄養素を核細胞に運び根を足の様に動かし二足歩行を行う 表面を覆う細かな棘には麻痺毒があり獲物に突き刺し、動けないようにして養分を吸い取る』


名前もまんま踊るサボテンだ。


こいつらゆらゆらしながらじりじりとよって着てやがる。


確かサボテンって水分をため込んでるって聞いたことあるけど、まぁ別に水はたっぷりと確保してあるので、ブルスラ達に命じて処分させた。


別段と苦戦するような敵ではなく、不用意に近付いた生物が棘に当たるのを待つだけで何もしてこないようだ。


眷属だけでなくブルスラ達も経験を積ませておきたいので、雑魚刈りは出来るだけ任せておきたいと思う。


そして砂の地帯を抜けて岩地帯にたどり着いた俺たちは、目の前にある集落の前まで来ている。


この集落は、砂漠の環境に適応したゴブリンの集落で、テントのような家を組み合わせている。


今、ブルスラが交渉に行っているが大丈夫だろうか?


いきなり戦闘にならなければいいがな。


まぁ、なったとしてもこちらが圧倒しそうだけどな。


交渉が終わったようで、ブルスラが一匹の大柄のデザートゴブリンを連れて出てきた。


このデザートゴブリンはこの集落の長で、名前をアブドラというらしい。


ブルスラ、いや、ブルスラだけでなく以前までいたゴブリン集落と面識があり、たまに水や、砂漠でとれるモンスターの品を交換したりしていたそうだ。


少なくとも敵対はしないらしい。


むしろアブドラは、集落で休ませてくれるそうで、とても友好的だ。


こちら見向ける眼差しがなんか見たことあるような目になっているのはきっと気のせいだろう。


俺たちはサーカスの様に大きなテントへと入っていった。


お読みいただきありがとうございました。

次週は、本格的に砂漠へと進んでいきます。

毎週水曜の夜10時投稿は順守して行きますので今後ともよろしくお願いします。

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