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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第一章 転生したら虫ですか!?
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第二十七話 転生したら決着ですか!?

どうも、皆さん。

最近熱すぎてばててる桃犬猿雉です。

夏と言えば海や休みを連想させますが、その前に梅雨が来ますね。

じめじめして雨が降った翌日はものすごい不快感を伴った一日になってしまいます。

愚痴は置いといて、ユニーク数8000越えありがとうござます。

一万まで目前でうれしく思っております。

今回の話でアンデット事件の決着がつきます。

それでは皆さん今後ともよろしくお願いします。


俺は急いで奴から距離を取ろうしたが、すでに遅かった。


俺は奴とともに、何もない黒い空間へと飛ばされてしまった。


ここは、、、どこだ?


俺は築いた時には黒く何もない空間で、上半身のみとなった骸王と対峙していた。


立ち位置はそのままに場所のみが移されたようだ。


戸惑いもそのままに、何もない空間から何かが現れた。



「そんなに身構えなくてもいいよ ぼくは別に君に危害を加えようというわけではないさ」



日本語をしゃべっていることから、おそらく転生者だろう。



『アーディス! お前どういうことだ?!』


「どうもこうもないさ 君には愛想が尽きただけ 協力関係もここまでということだよ」



なんだか状況がつかめないが、どうやら仲間割れらしい。


俺はいつでも行動を起こせるようにこの二人の動向を窺った。



「身構えなくてもいいのに 信用してくれないみたいだね まぁいいさ」


『なにもよくねぇよ! ふざけたこと言ってないでさっさとこいつをやってしまえよ!』


「まったく、うるさいなぁ」



その言葉とともに、黒い靄が晴れて、いままでアーディスと呼ばれた奴の全体が明らかになった。


獣人と言えばいいだろうか、いやこの世界において獣人は人に近い容貌のはずだ。


とするとこいつは、俺は鑑定を発動する。



『「ワーティガル」 人型のトラ、ワ―タイガーの上位種であり、白い体毛 より高度な知能、戦闘センスを持ち合わせたモンスター 高潔な性格で、卑怯な戦法を嫌い、敵を正面から叩き潰す戦い方を好む 通常、幻獣種は雄がハーレムを築くが、ワービーストは雌が頂点に立ち女王制を敷く 容姿は獣人をより獣に近くしたように全身に獣毛が生え、手足がよりしなやかになっている 強い雄を好みワービースト以外の雄との子孫を残すこともできる 稀に人間族の男が自ら女王に求愛する例があるが、余程の強者でなけれ無視され一蹴される』



ステータスはやはりというか、閲覧効果がはじかれてしまった。


俺が鑑定したことには、気が付いているはずだが別段と気にした様子はない。


ワ―タイガーとか、ワーウルフとかファンタジーの定番がまたもや現れたもんだ。


ドラゴン、ゴブリン、ワービーストとここまで来たら、魔王とか勇者とかいるのだろうか?


気になるところだが、今はこいつらの動向を窺うのを優先するとしよう。


さっきから聞いてたが、こいつらは協力協定を結び、効率よく他の候補者、使途を狩るつもりだったらしい。


だが、アーディスの考えていたより、骸王が卑怯な戦法、傲慢だが危機となると他人を犠牲にしてでも逃げ、自分だけは助かろうとする性格で嫌気がさしたらしい。


あれだ、バンドの解散理由みたいなもんか。


骸王の考え方については別に俺は否定しないし、生き残ることを考えるのは大事だと思う。


俺とこいつで違うところがあるとすれば、仲間を信頼して油断無く全霊をもって挑むかそうでないかだろう。


こいつは、協力者がいるにもかかわらず、一人で出てきた。


確かに実力では高い戦闘量を保持していたが、戦闘には万が一というものがある。


おれは不確定要素が発生した場合に備えて、出来るだけ一人で行動することは出来るだけ避けているし。


弱い敵でもなめプはしない。


それでも作業戦闘になるときはあるがな。


そろそろ、こいつらの話も決着がつきそうだ。


出来たら俺は骸王よりもかなりの実力を秘めているであろうアーディスとは戦いたくない。


このワーティガル、静かに立っているだけなのに猛者感がはんぱない。


そのうちスーパーサ〇ヤ人にでもなりそうなオーラを放っている。



「わかった、ならばこうしよう お前とあの妖虫族と決着をつけるんだ もしお前が勝てばこれまで通り協力関係を続けよう もし負けたら、言わなくてもわかるな?」


『いいだろう 群れなきゃ何もできない妖虫族一匹ぐらい、何の邪魔も入らないここで、俺が負けるはずないからな!』



なんか雲行き怪しいと思ったら、俺とこいつが決闘する流れになってるんですけど!?


あーもう、こうなったらやるしかないか。


俺は奴が放った赤い光の弾の連射を空中へ飛び回避する。


こいつ魔力は高いみたいだが、下半身がないからか、それとも元々の肉体的ステータスが低いからか、そのを動かずにもっぱら固定砲台と化している。


まぁ、その光弾の連射のせいで近付けないんだけどな。


下半身が吹き飛んでいようと奴の戦いにはなんら影響は無いらしい。


それにしてもこいつ、がしゃどくろから切り離されても魔力の障壁でルクレの咆哮砲を防いでいたが、魔力がよくもつな。


不死族アンデットは魔力に特化した種族みたいだし当然と言えば当然か。


俺たちみたいにスタミナがあるモンスターとは違い、その分魔力が高いみたいだな。


俺が、糸玉やアシッドバレットを放ちつつ、空中ホバリング回避や、魔力障壁で、軌道をそらしたりしてちょこまか動き回っているのに、とうとう奴も、俺が魔力消耗するのを狙っていると気が付いたのか、イラつきながらもグミ撃ちをやめて、呪文か何かをぶつぶつと言い始めた。


この隙を俺は待っていた。


持久戦狙いと見せかけつつ、大きな攻撃をするのをひたすら待つという単純な作戦だ。


冷静さを欠いて激昂した奴だからこそ、停滞した攻防を嫌い先に動いてくると考えた上での作戦だ。


奴の詠唱開始とともに、急加速と疾走を同時に発動!


一瞬で奴の眼前まで肉薄すると、焦って突き出してきた奴の杖をひらりと回避し、斬属性と範囲拡大を伴った爪の一撃を一閃。


奴の体は粉々になり、奴の紅いしゃれこうべだけが地面に転がった。



『おのれ、下等種が! 糞虫が! 俺は!俺はー!!』



奴がからからと悪態をつく。



「勝負あったな」



アーディスが後ろでそう言っていたが、俺は骸王へと近付き。


呪文も紡ぐ冷静さも、突き出す杖すらもなくし、俺への恨み言を吐くそいつのしゃれこうべを、レベル上げを兼ねインセクトイーターへと進化してかみ砕いた。


インセクトイーターのレベルが最大まで跳ね上がったことにより完全に奴は死滅した。


顔出しボーナスで、魔騎蟲も最大まで上がり、これで次の進化帯まで登ることが出来そうだ。


自由退化はアーディスにはすでに見られていたし別に気にすること無いだろう。



『称号「ジャイアントキリング」を贈ります 今後とも頑張ってください』


『称号「大物喰らい」と「ジャイアントキリング」の称号を統合し、統合称号、「下剋上」を贈ります 今後とも頑張ってください』



戦闘終了し一息つきそうな雰囲気だが、まだその時ではないようだ。


アーディスが腕を組んだままこちらへと近づいてきた。


そして粉々に砕けた骸王のそばまで来ると、何かをつまみ上げた。



「確かに奴は傲慢であったが弱いというわけではなかった 君は奴の攻撃を顔色一つ変えず冷静を保ち、奴がしびれを切らすのをひたすらに待っていた そこからの狙った一撃は確実だった その戦いぶりをたたえて奴の加護は君に譲ろう」



演劇のような言い回しが好きそうだな、このワーティガルは。


俺は差し出されたアーディスの手のひらのぷにぷにとした肉球、、、、ではなく虹色に光る小石を見る。



「まだ、警戒されているようだね まぁ、仕方のがないことだけど少し傷つくよ 約束しよう僕は不意打ちは絶対にしないしする意味もない 僕が君を殺そうと思ったらすでに君は死んでいるよ この石は加護の結晶 いわゆる候補者、使途の証 これを取り込むイメージを思い浮かべると奴の物だった加護が君に移る 本当は僕が回収する予定だったけど君へ送ろうと思ってね」



確かに奴の言う通り、俺なんか一瞬で殺されてしまうだろう。


言い表せないが、実力差をひしひしと感じさせる。


おれはアーディスから虹色の小石を受け取ると取り込むイメージを浮かべた。



『加護スキル 「無限吸収」 を奪いました 今後とも頑張ってください』



ほんとに加護スキルを奪うことが出来たようだ。


この加護スキル無限吸収だが、かなり万能な効果を持っている。


ただ吸収するだけではなく、一度吸収したものを自分の思うがまま取り出しが出来、吸収した時点での状態が維持される、無機物、有機物関係なく生物まで取り込むことが出来るようだ。


制限として、抵抗されたら生物は吸収失敗し、吸収成功しても死骸として外に排出される。


つまり、味方を吸収して運ぶことはできないというわけだ。


これは名前こそ無限吸収だが、我々の知っているゲームでの前提システム、アイテムボックスではないか。


俺は念願のアイテムボックスを手に入れた。


たしかに、殺してでも奪い取ったわけだが。


冗談はさておき、これで拠点にしまっていた魔武器を吸収して使いたいときに取り出せるし、食料は時が止まったまま保存が可能だ。


かなり便利な加護スキルだが、本当に俺が貰っていいのだろうか?


あとでやっぱり返してなんて状況にならないだろうか。



「まぁ、選別だ、君は必ず強くなる いつかまた強くなった時にまた会おう その時に戦うのを楽しみにしているよ」



アーディスさん、意外とバトルジャンキーなのね。


強くなるまで戦うのを待つとか、どこの旅団のピエロメイクの男ですか。


俺にとっても好都合であるのは確かだし、ありがたくもらっておきます。


出来たらもう会いたくないんだけどね。


強キャラ感半端ないし。


胸の部分も強キャラだしな。


別に俺はケモナーでも何でもないけどぼくっ娘だし属性多いな。


俺がそんなことを考えていると、指パッチンの音とともに黒い空間はなくなり俺は元の場所に戻ってきていた。


アーディスの姿はどこにもなかった。


無限吸収もチートだと思うが、俺には自由に空間を作り出せるアーディスの加護スキルの方が怖いわ。


加護スキルの奪い方も知っていたし、他にも加護スキル持ってるんだろうなぁ。


考え事は、ものすごい衝撃とともに打ち切られた。


ルクレに抱きしめられ、カヨからは肩をがくがくと揺らされる。


待って、インセクトイーターのステじゃ、というよりルクレの筋力じゃインセクトイーターじゃなくても死ぬ、、、、俺は気絶しそうになるのを耐えつつも俺が今くなった後の状況を何とか確認した。


『スキル 気絶耐性Lv1 のスキルレベルが2に上がりました おめでとうございます』



こんな時に、スキルレベルアップのナレーションいらんわ!


まぁ、上がるのはうれしいけれども。


俺がいなくなった後、ルクレが取り乱したが、落ち着きを取り戻し、動き出したがしゃどくろの残骸がスケルトンに分離し襲い掛かってきたが、ホブゴブリンたちが持ってきた油に火をつけて抑え込み、ルクレとカヨが殲滅したというわけだ。


確かに二人とも経験値を得て、レベルが上昇している。


ホブゴブリンたちも数人進化した個体がいるようだ。


ようやく俺たちは危機を脱し、一息つけることになった。


緊張の糸が切れたように座り込むホブゴブリンたち、いまだ俺を離さないルクレにツンとした表情をするカヨ。


俺も今回は色々とありすぎて疲れたよ。


頼むからルクレ、これ以上しめあげられたら、ほんとに気絶、より中身出ちゃう、、、


俺はゴブリンの村に到着する前に、疲れて文字通り、気絶するように寝てしまった。


お読みいただきありがとうございました。

次話から新章に入ります。

誤字脱字発見いたしましたら、お手数ですが活動報告の、誤字脱字の欄へとコメントいただけたらと思います。


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