第三話 転生したら進化し放題!?
ブックマークが増えてるぅぅのぉぉお!!( ´;゜;∀;゜;)
ユニーク数が100越えてるぅぅうう!?
、、、どうも、桃犬猿雉です。( ´_ゝ`)
第三話となります。
誤字脱字等ありましたらお知らせください。(o*。_。)oペコッ
レベルアップは戦闘が落ち着いてから上がるというご都合主義です。( ・`д・´)キリッ
俺はある仮説を立てた。
それはまだ検討中の段階ですぐにでも試すということはできないので、下準備を行う。
拠点近くに戻り、まずは進化を念じる。
『進化先を選択してください 進化先の選択肢は、「アシッドワーム」「バイティングワーム」「パラライズワーム」「ワームイーター」「モンスターコクーンLv1」』
俺はその中からワームイータを選択する。
この中で一番強そうだったからそれを選んだだけで他意はない。
光が俺を包み数秒後には、濃い灰色の体色をした棘のような黒い足が複数生えたワームイーターに進化していた。
『おめでとうございます 「ワームイーター」に進化しました』
『スキル スラッシュバイトLv1 のスキルを獲得しました おめでとうございます』
新スキルゲットしました! 後で確認しないと。
水辺に行って見た自分の姿ははっきり言って、かなり邪悪だ。
形状を例えると怪獣映画に出てくるバ○ラの幼虫みたいだ(角は生えちゃいないがな)。
口の部分が鋏のように鋭くなっている。
鑑定でステータスを確認する。
『ステータス』
「ワームイーター」
レベル 1/10
体力 80/80
魔力 10/10
スタミナ 20/20
筋力 20
器用さ20
硬さ 20
素早さ30
精神力 20
忍耐力 20
『スキル』
「溶解液Lv4 使用可能数7/7」
「糸生産Lv1」
「かみ砕くLv2」
「麻痺耐性Lv3」
「鑑定Lv2」
「自由退化Ex」
「スラッシュバイトLv1 消費魔力1」
上がっている。
やはり、進化したらステータスが強くなっていた。
レベル5のモンスターワームよりもステータスがかなり高く、体力は約1.5倍程で、他の物も2倍、素早さは3倍になっていた。
流石足があると違うな。
これで一段階が完了した。
次はレベルを上げに行く。
俺は拠点から離れ、食料と経験値を兼ねた獲物を探す。
するとそいつはいた。
いつか見た狼鳥だ。
俺はステータスが強くなったが油断はしない。
近くの木の陰に隠れ、鑑定を行う。
『「オルプス」モンスターの死肉をあさる、飛行可能モンスター 基本的に戦闘は自ら進んで行わないが、逃げられない状況となると狂暴化し襲ってくる』
狼鳥オルプスの名前が分かったことでステータスを表示する。
『ステータス取得に失敗しました』
何だって!? 失敗することがあるのか。
まぁいいさ。
俺は、以前オルプスに遭遇した時と同じように、背後から忍び寄り溶解液を翼に発射する。
やはりオルプスは食事中は無防備となるようだ全く気が付いていない。
オルプスの翼は爛れ、翼の根元から溶け落ちた。
溶解液のレベルが上がっていたせいかあの時より威力も精度も格段に上がっている。
オルプスは翼が溶け落ちた痛みに耐えかねたのか、地面を転げまわる。
俺は試しに、進化したときに取得したスキルスラッシュバイトを使用する。
発動すると自分の中の何かが減った感触がして、口元の鋏が薄っすらと
光る。
俺はオルプスに近づき、噛みついた。
するとどうだろう、まるで刃物のように肉に食い込み、オルプスの首を切り落とした。
新スキル、結構な威力だ。
回数制限ではなく魔力を消費するスキルのようなので溶解液よりも使用回数が多いので近接戦闘になった場合はお世話になりそうだ。
『レベルが上がりました レベル2になりました おめでとうございます 最大値Lv10まで頑張ってください』
よし、レベルが上がった。
これで第二段階は完了した。
俺はオルプスの死体を持って拠点へと戻る。
レベルが上がったのでステータスを確認する。
『ステータス』
「ワームイーター」
レベル 2/10
体力 82/82
魔力 9/11
スタミナ 19/20
筋力 22
器用さ22
硬さ 22
素早さ32
精神力 22
忍耐力 22
『スキル』
「溶解液Lv4 使用可能数7/7」
「糸生産Lv1」
「かみ砕くLv2」
「麻痺耐性Lv3」
「鑑定Lv2」
「自由退化Ex」
「スラッシュバイトLv1 消費魔力1」
次に、スキル自由退化を使用する。
どうも退化した際には、あのアナウンスは流れないらしい。
そしてもう一度、ステータスを確認する。
『ステータス』
「モンスターワーム」
レベル 5/5
体力 50/50
魔力 1/1
スタミナ 10/10
筋力10
器用さ10
硬さ 10
素早さ10
精神力 10
忍耐力 10
数値には変化なし。
次にスキルのほうを確認する。
『スキル』
「溶解液Lv4 使用可能数7/7」
「糸生産Lv1」
「かみ砕くLv2」
「麻痺耐性Lv3」
「鑑定Lv2」
「自由退化Ex」
「スラッシュバイトLv1 消費魔力1」
これはすごい、退化しても進化先で得たスキルは保持したままのようだ。
ワームイーターからモンスターワームに退化した俺は、すぐさま進化を念じる。
『進化先を選択してください 進化先の選択肢は、「アシッドワーム」「バイティングワーム」「パラライズワーム」「ワームイーターLv2」「モンスターコクーンLv1」』
やはり、そうだ。
一度進化した先のレベルはストックされるようだ。
これはかなり便利だ。
進化しても退化ができることによってほかの進化先のスキルを得ることが出来、なおかつレベルもストックできる。
特殊性が強く、戦闘には使用できないスキルではあるが、無駄にはならなかったようだ。
ある意味自由退化のスキルはチートじみている。
俺はこの後、アシッドワームに進化し、モンスターを狩りレベルを上げていく作業を行った。
その結果アシッドワームのレベルが5に上がりスキル「溶解液Lv4」のレベルが5になった。
ちなみにアシッドワームに進化したらスキル「アシッドバレッドLv1」を習得した。
『スキル 溶解液Lv4 のスキルレベルが5に上がりました おめでとうございます』
『スキル 溶解液Lv5 は進化し 強酸液Lv1に変化しました おめでとうございます』
驚いたことにスキルもレベルを最大にすると進化するようだ。
試しに自由退化で進化したスキルを選択してみるも、退化させることは出来なかった。
流石にスキルに関しては自由にできないのだろう。
俺は選択したあとに、退化しなかったからよかったものの、スキルをもとに戻す手段がないのに軽はずみな行動をしたと後悔をした。
一通り反省したあとに、スキル「強酸液Lv1」と新しく習得した「アシッドバレッドLv1」を鑑定してみる。
『スキル「強酸液」 強酸性の液体を発射する その威力は金属や岩をも容易く溶かす 回数や威力、命中精度はスキルレベルに応じて変化する』
『スキル「アシッドバレッド」 酸属性の弾丸を生成し前方へ発射する 威力や飛距離はスキルレベルに応じて変化する 消費魔力2』
『スキル 鑑定Lv2 のスキルレベルが3に上がりました おめでとうございます』
おっ!? 鑑定のレベルも上がったぞ。
俺は後悔したことをきれいさっぱり忘れ、ほくほく顔で(表情なんてないが)拠点に戻る。
すると拠点の食料を貯蔵している倉庫が何者かに荒らされている真っ最中だった。
侵入者は物色に夢中だったので鑑定したら、その正体はバイティングワームだった。
倉庫の壁ごと歯で噛みきり、中にあった食料をあさっていた。
拠点を作って初めての訪問者が盗人(虫だけど)とはな、俺は食事に夢中なバイティングワームに進化したばかりのスキル強酸液Lv1を発射する。
するとバイティングワームに強酸液が当たった瞬間に体が背中側からみるみる溶けだし、元の姿の面影一つ残さずに崩れてしまった。
『レベルが上がりました レベル6になりました おめでとうございます 最大値Lv10まで頑張ってください』
、、、えげつないほど強すぎる、威力が高すぎてもはや食べる場所すら残っていないじゃないか。
強酸液は完全に食料集めには適さなくなってしまった。
仕方がない、今後は食料調達兼レベリングはアシッドバレッドとスラッシュバイトの方を活用していくことにしよう。
そんなこんなで俺はアシッドワームのレベルを最大まで上げることにした。
来る日も来る日も食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返し、ようやくレベルは最大値の10まで上がった。
ここに来るまで約一週間はかかった。
前に比べると上げるレベルの最大値がLv10なので結構大変だった。
特にレベル6を過ぎた後からはモンスター三、四匹ほどでようやくレベルが一つ上がるといった感じだったので骨がおれたよ(虫だから骨はないけどな)。
どうやら、レベルが同格かそれ以上ではないと、この周辺のモンスターから入ってくる経験値では数を要するようだな。
ちなみにその過程で鑑定が失敗する理由も判明した。
まずは対象が生きている場合は鑑定のレベルよりも対象のレベルが高いと失敗して、上回っていると成功しステータスや所持しているスキルが見れるようになるらしい(初期進化を終えたものは5+現状のレベル)。
次に死んでいる対象に鑑定をかけると、鑑定のレベルがそのモンスターのレベルを下回っていても鑑定が成功した。
その点は食料するモンスターに対して鑑定をしたときに分かった。
ちなみに鑑定しまくったおかげか鑑定スキルはLv8まで上がっている。
そのおかげでこの辺りの魔物はほぼすべてステータスを確認できるし、しっかりと地形も把握している。
そうそう、別に鑑定する対象は生物限定ではなく無機物でもレベルは上がるようだったので、所かまわずに鑑定しまくった。
それに、鑑定しまくって分かったこともある。
今自分がいる場所についてだ。
ここは この世界の西側に位置するヴァラカイヤ大陸というらしい。
はえていた植物を鑑定したことでそれがわかった。
ヴァアラカイヤ大陸は西に位置する大陸で、温暖な気候であまり強いモンスターはいないそうだ。
何でそんなことがわかったかというと、鑑定をヴァラカイヤ大陸を対象に使っただけだ。
スキルをを鑑定したのと同じ原理で辞書のように鑑定を重ねて使うことができる。
さて、お待ちかねの進化タイムだが、俺は進化してからすぐに退化を行う予定だ。
退化して他の進化先を育成してスキルを得るためだ。
では、進化をしよう。
俺は進化を念じる。
『進化先を選択してください 進化先の選択肢は、「アシッドレッサーインセクト」「アシッドファングワーム」「スラッシュレッサーインセクト」「シールドコクーン」です』
やっとワーム系以外のモンスターが選択肢に出てきた。
いや、コクーン系はあったんだけどそれは数に入れないぞ。
新しくレッサーインセクト系が出た。
俺は進化先に鑑定を行う。
『「アシッドレッサーインセクト」アシッドワームが成長し、手足が生え自由に地面を歩き回ることが可能となった 酸の息を敵に吐きかけ攻撃する 体の色は赤茶色』
『「アシッドファングワーム」アシッドワームが変異し、噛む力が強くなった個体 体の色は薄い灰色のまま』
『「スラッシュレッサーインセクト」鋭い鋏状の口を持ち、手足が生え自由に地面を歩き回ることが可能となった 体の色は黒色』
『「シールドコクーン」コクーン系が成長し、より硬度が増した姿その外皮は鉄の剣をもはじく 動きは非常に遅く手足がないためほとんど移動するは出来ない』
ふむふむ、今回も選択肢は多いようだ 俺は今回オーソドックスに最初の選択肢、アシッドレッサーインセクトに進化する。
『おめでとうございます 「アシッドレッサーインセクト」に進化しました』
『スキル アシッドブレスLv1 のスキルを獲得しました おめでとうございます』
酸属性の息を吐くとはこのスキルのことだろう、ブレスってついてるし。
鑑定してみる。
『スキル 「アシッドブレス」 酸属性の霧状の息を前方に広範囲に散布する その威力は強力で下手をすると自分も傷つける場合があるため注意が必要 スキルレベルに依存し、範囲と威力が変動する』
なかなか強力なスキルのようだが、自傷の可能性も出るのか。
強酸液と同様に、いざとなるまでは使用しないようにしておこう。
というより、酸属性の攻撃ができるのに、耐性がないとか中途半端な感じだな。
まぁレッサ―ついてるから、順当な進化したら耐性付くかもしれないしなぁ。
今後に期待しよう。
拠点の水場で確認したアシッドレッサーインセクトの見た目は、翅のないバッタに形状が似ているが、頭部は蜂に近い形状をしている。
日本に生息する、スズメバチの頭部を思い浮かべるといいだろう。
目はモンスターワームと同じ四つ目だが丸い形状からひし形に近い楕円形に変わっている。
進化し、長い手足を得たことで俺は初めて地面を踏みしめるという感触を得た。
人間のときのような感触ではないが、それでも手足を動かして移動することが出来る現状に喜びがあふれてくる。
ひとしきり、その感触を堪能した後に、ステータスを確認する。
『ステータス』
「アシッドレッサーインセクト」
レベル 1/15
体力 100/100
魔力 40/40
スタミナ 30/30
筋力 40
器用さ40
硬さ 30
素早さ 60
精神力 30
忍耐力 30
なかなかに、強いと思う。
素早さなんかワームイーターの倍で当時でさえワームイーターは早いと思ったのにさらに速くなったようだ。
手足がより長く後ろ脚の脚力が強いため、大きく差が出来たのだろう。
次にスキルのほうを確認する。
『スキル』
「強酸液Lv1(回数制限スキル) 使用可能数7/7」
「糸生産Lv1(スタミナ依存スキル)」
「かみ砕くLv3(常時発動スキル)」
「麻痺耐性Lv3(常時発動スキル)」
「鑑定Lv8(Exスキル)」
「自由退化Ex(加護スキル)」
「スラッシュバイトLv3(魔力依存スキル) 消費魔力1」
「アシッドバレッドLv3(魔力依存スキル)消費魔力2」
「アシッドブレスLv1(回数制限スキル) 使用可能数2/2」
鑑定のスキルがレベル8まで上がったため情報量が多くなっている。
スキルの種類が見えるようになったおかげで糸生産がスタミナ依存のスキルだとわかった。
この姿でも発動できるのだろうか?
試しに使ってみる。
糸はクモのようにお尻から出るのかと思ったが、芋虫は口から糸を吐くし、実際にも口から出た。
それは、クモ糸というよりかなり細い繊維状の糸を複数吐き出すもので吐き出しても真っ直ぐに遠くまで飛んでいくということはなく、風に流されて揺らめいていくだけだった。
木に吐きかけてしばらくしたら粘着性も消えてしまった。
このスキルは極細のノリのようなもので、吐きかけるとくっつき固まる。
なので、吐きかけ続けると糸が積み重なっていき、紙粘土のように乾燥すると形状そのままに固まる。
強度は木材より固く、石よりは柔らかいといった感じだ。
俺はスキルの練度を上げつつ、拠点の木の周りを糸生産で簡易的な壁を作って囲った。
スタミナ依存なのでかなり疲れたが、これで少しは拠点の強化にはなっただろう。
流石に生物から出た糸なので、火には弱いと思うがいざという時の時間稼ぎくらいにはなるだろう。
拠点の製作中もスキルレベルがメキメキ成長し今ではスキルレベル4になった。
あと一つスキルレベルをあげると強酸液のように進化スキルになるのだろうか?、気になるな。
そうそう、ステータスの各名称はだいたい名前から内容がわかっていたのだが、精神力と忍耐力がよくわからなかったので後回しにならないように今のうちに確認しておく。
『「精神力」 魔法系スキルをつかった際の威力がこれに依存する 高ければ高いほど魔法を習得しやすくなり、扱いやすくなる』
『「忍耐力」 魔法や魔力を伴った攻撃に対する抵抗力の値 高いと精神異常系の魔法に対する抵抗が強くなる』
なるほど、硬さと筋力が物理能力なのに対し、こちらがその魔力版というわけか。
おっと、糸生産のおかげでスタミナが激減していたのを忘れていたぜ。
食料を食べてスタミナを回復させる。
お腹も膨れたところで、俺は自由退化を発動し、アシッドワーム、更にモンスターワームまで退化する。
そして、バイティングワームに進化する。
『おめでとうございます 「バイティングワーム」に進化しました』
『スキル 万力Lv1 のスキルを獲得しました おめでとうございます』
おっ!? 新しいスキルが手に入ったぞ、自由退化様様だね。
鑑定を発動し、スキル「万力」の詳細を見る。
『スキル「万力」牙で噛む力や鋏で挟む力がより強力になる 威力はスキルレベルに依存する』
単純に常時発動系の脳筋スキルのようだ。
これで俺の噛む力は強くなり、かみ砕くの重ね乗せで弱いモンスターなら一撃必殺も望める。
さて、次からはバイティングワームのレベリングだ、明日から本気出すと決意を固め、俺は拠点で眠りにつくのだった。
お読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。(o*。_。)oペコッ
ツイッターのほうもやっておりますので、細かい活動報告等はそちらでさせていただきます。