第二十一話 転生したら魔法ですか!?
どうも皆さん、最近日が落ちるのが遅くなりすっかり明るくなりましたね。
まぁ、別に話もなくそれだけなんですけどね(*´ω`)
今回は前回の続きのカヨとルクレの進化の話と、その後に魔法についてのお話です。
誤字等ございましたらお知らせくださいね。
二人の進化先だが最初にカヨの方から行きたいと思う。
カヨの進化した第三進化先はドルフィノイドだ。
鑑定によるドルフィノイドの進化先の説明はこうだった。
『「ドルフィノイド」魚と人間族との中間のような姿をした水妖族 より水中戦に特化しただけではなく陸上での戦闘能力が飛躍的に上昇した 陸上での皮膚呼吸に加え水のない場所でも水を作り出すことが出来る 人間族の人魚族という種族とは全く関係なく完全にモンスターであり青肌で体の各箇所に武器にも使える鋭いヒレがある』
「ドルフィノイド(個体名カヨ 妖虫神の使徒の従者)」
レベル 1/15(Exp68)
体力 190/190
魔力 80/80
スタミナ 120/120
筋力 112
器用さ75
硬さ 78(水中時145)
素早さ 86(水中時224)
精神力 68
忍耐力 102
「取得したスキル集」
「水中呼吸Ex」
「水流操作Lv2(スタミナ依存スキル)」
「高速遊泳Lv3(スタミナ依存スキル)」
「魚鱗Lv2(常時発動スキル)」
「鑑定Lv4(Exスキル)」
「分隊創造Ex(加護スキル)」
NEW→「水魔法Lv1(魔力依存スキル)(使用可能水魔法、水球消費魔力5)」
NEW→「カッターフィンLv1(魔力依存スキル)」
ステータスは俺の三段階目の進化時のステータスより平均して高い気がする。
それに、見た目もサハギン時の様にがに股猫背ではなくシュッとしていて姿勢が良い。
ゼ〇ダの伝説で見た水の中を自在に泳ぐ種族に似ている。
こちらの方がより人間的ではあるけどな。
従者である彼女の取得スキルは本人が意識して拒否しなければ普段から見ることが出来るので、その中で新しく得たスキル水魔法が気になったため、カヨに実践してもらった。
俺の所有している魔法、影魔法の影縛りは影を実体化させて操作する能力だったが、水魔法の水球はどのようなものだろうか。
カヨは魔力を込めて水魔法を発動させた。
カヨの水かきのある掌に直径五十センチメートルほどの水の弾が現れる。
そして次の瞬間には手のひらを向けている方向に十メートルほど進んだ後に散って茶色い地面に吸い込まれた。
射出の速度は野球選手がボールを投げた時と同じくらいで正確にはわからないが時速130km/hは超えているだろう。
たしか水は100mの高さから落ちて接触したらコンクリートと同じ硬さになると聞いたことがある。
カヨが取得した水魔法の水球は射出の速度も加減が出来るようで、飲み水確保にも使用できるようで汎用性が高い。
それと比べると俺の影魔法がかすんでしまうほどに、、、、いいもん命中率百パーセントはあるから。
悔しくなんてないんだからね、、、、まぁ、茶番は置いといて水球は便利だ。
もう一つのカッターフィンは一時的にヒレを刃物の様に硬化させ敵に切りかかるスキルだ。
これはスラッシュバイトと似ている。
ステータスも陸上でもあまり低くなく水中ではそのスピードは同進化帯時の俺をはるかに上回る。
妖虫族の基礎ステが他の種族より低いのは事実のようだ。
カヨはほくほく顔で戻っていった。
次にルクレの進化先だが、ルクレは俺やカヨよりもはるかに驚くべき変化を遂げていた。
まず岩のような大きな甲羅と皮膚が跡形もなく消え去り、代わりに体をうろこでおおわれていた。
姿も亀のような姿から尾の長いトカゲのような姿へと変わっていた。
それだけ聞くと特別変わった進化をしたとは思えないが、実際には鱗一枚一枚がとげとげしていて深緑色に輝いている。
四肢の形状も象の足のような形状から、イグアナの様に指が長く、太く逞しくなっている。
長く太い尾は人薙ぎで樹齢数百年を超えた木々でもまとめてなぎ倒してしまいそうなほど強そうだ。
一番変化したのが、顔の部分だ。
今までは亀と馬の中間のような顔であったが、ジュ〇シックパークに出てくるスピノサウルスの様にスマートな顔をしている。
わかりづらい人はモン〇ンのラギ〇クルス頭のティガ〇ックスをイメージしたほうが早いだろう。
鑑定結果もこれまた驚かされた。
『「エメラルドドラゴン」地を駆ける種族の竜族で爬竜種に分類される深緑色のドラゴンとりわけ四肢の力が強く、前脚の一振りで地が裂けるといわれるほど 鱗の美しさから狙う人間族が多く、欲に駆られてエメラルドドラゴンの逆鱗に触れ命を落とすものが後を絶たない 鱗はそのまま装飾品としてや加工して鎧にする用途が多い ドラゴン族の象徴ともいえるブレスは吐けないが、咆哮の威力はブレスにも匹敵する 討伐には熟練の冒険者が数グループ必要』
やはりすごいな、第六進化世代は伊達じゃなさそうだ、その中でも竜族は別格だな。
圧倒的数から繰り出す集団戦法を得意とする妖虫族と違い、竜族は個の力で強い。
鑑定結果からもそれが伺える。
というか、ルクレ竜族だったんかい! 全然わからなかったわ。
竜族は前脚が翼となり空を飛ぶタイプの飛竜族と四肢が地を駆けるのに適したタイプの爬竜族と分類が別れるそうだ。
また、その中間の存在である龍族は翼を持ちつつも強靭な四肢を持つハイブリットがいるらしい。
鑑定はやはり便利だな、一つの情報からより多くの情報が引き出せるし。
「エメラルドドラゴン(ルクレ)」
レベル 1/30(Exp562)
体力 3585/3585
魔力 40/40
スタミナ 756/756
筋力 965
器用さ54
硬さ 1740
素早さ 180
精神力 98
忍耐力 214
「取得したスキル集」
「剛力Lv3(常時発動スキル)」
「硬化Lv3 (スタミナ依存スキル)」
「Lv3突進(スタミナ依存スキル)」
「Lv4咆哮砲(回数制限スキル)2/2」
「モンスターテイマー・念話(受動)」
NEW→「竜鱗Lv1(常時発動スキル)」
NEW→「逆鱗Lv1(スタミナ依存スキル)」
ステータスも圧巻の高水準!?
四桁はやばいな、、、さすがはドラゴンといったところか。
二人の進化先はこんなところだ。
新たな進化も終えたところで新しい牽引式の拠点も作らないといけないしな。
俺はルクレの変化に驚かされつつもいそいそと木材の切り出しに取り掛かった。
[視点変更 ???視点]
なんということだ。
せっかくアイランドクラーケンを洗脳魔法で操ることに成功したのに、実験程度として相手にさせようと思っていた他のモンスターに倒されてしまうとはな。
しかも、同じ種族のモンスターが連携をするならともかく、他種類のモンスターが連携することによって倒された。
想定外の事実に私は焦ったが別に惜しいと思うことはない、むしろ面白いものが見られたから良しとするほどだ。
別種モンスターの連携それも意思疎通が取れているかのような練度だった。
いや、意思疎通が取れているのだろう。
おそらく何らかの方法でモンスターテイマーのスキルを取得したモンスターがいたのだろう。
単純に考えると、メガリスメガロスに着目するがメガリスメガロスは魔力が低く知能もそこまで高くない。
サハギンでは、戦闘力的にもテイムを行うには無理があるだろう。
そう来るとあの黒紫のモンスターだ。
形状は黒騎虫に似ているが、空中に滞空していた。
私のモンスターの知識では思いいたらないが、知能が高い種族なのだろう。
そうでなければモンスターテイマーのスキルは取得できない。
私は黒いローブを翻し、遠視の魔法が込められた魔道具から離れ、自室へと戻る。
自室には読み古した魔法知識の書かれたスクロールが置いてある。
我々人間族には進化の概念がない代わりに職業というものがあり、その中でも魔法使い系の職業はスクロールを使用することで新たに魔法スキルを覚えることが出来る。
だがある程度高い魔力を保持していなければ習得にかなりの時間を要し、習得したとしても行使しスキルのレベルをあげ魔法の多様性を広げることも難しい。
更に適正というものがあり、いくら習得しようと研鑽を積んでも習得できない場合もある。
だいたいは数か月を通して習得の気配がなければあきらめて他の魔法スキルの習得へと移行する。
まぁ、人間族の中でもより優れた魔人族である私は才能にあふれていた。
世間では将来的に魔王と至るのではないかとも自称するほどの実力だ。
間違いではないと自負している。
その理由として、今までに習得不可能だった魔法はなく、歴史上にすべての魔法を統べる王、魔王と称された冒険者は総じて魔族でありあらゆる魔法の才能にあふれていたと聞く。
それだけではない、私の血筋の中に魔王と成しえたものがいたと聞いていたからだ。
魔法の才能は遺伝しやすい。
その魔王の名はグリムル・リ・アンティラといったが、そのような人物がいたという証拠はないため昔の人が魔法使いを多く輩出する血筋に箔をつけるためについた嘘であると世間では言われている。
だが私はそれを真実だと信じている。
それは、祖父がよく魔王グリムルの話をしてくれたからだ。
祖父は昔偉大な賢者と称され国の筆頭魔導士として活躍していたが、グリムルの痕跡を追うがあまり筆頭魔導士を辞め、引退した晩年は耄碌した老いぼれと陰口を言われていた。
両親が事故で他界し祖父に男手一つで育てられた私は魔法の才能を見出されて、祖父から魔法の英才教育を受けていた。
しかし、病が祖父を襲い、程なくして祖父はベッドに寝たきりとなってしまった。
医者からも見放され、あと数日の命と診断された。
「我らの血筋は代々魔法使いを輩出してきた家系だ だがその中でも最強の魔法使いと言われ魔王へと至ったものがいた それがグリムルという者だ」
「私も魔王になるからおじいちゃんも病気に負けないで長生きしてね」
当時幼かった私が祖父に対していえた、精いっぱいの虚勢だった。
その言葉に祖父は笑みを浮かべて目を閉じた。
「それは楽しみじゃの、、、ああ、グリムルよ、向こうへ行ったら、そなたはいるのか?、、、、」
それが祖父の最後の言葉だった。
話をしてくれた祖父もなくなり、私はその血筋の最後の一人となってしまった。
世間では祖父の話は法螺話だと言われる、私は祖父の言葉が真実であることを疑うことはない。
だが、私がどれだけ言葉を紡ごうと世間の祖父への評価は厳しかった。
当時の私はそれが悔しくて、信じてもらえないのは私が小娘で弱いからだと、誰もが認める魔法使いじゃないからと思った。
それから私は強くならねばと努力に努力を重ねここまで来た。
あれから4年が経ち、15歳となった私が覚えた魔法スキルはとうに10を超えた。
それだけでなく冒険者としてもランクが上がっていき、若くして実力も認められ。
今では金級へと上り詰めた。
今では誰も私や祖父を笑うものはいない。
笑ったものは全て私が黙らせてきたからだ。
私は魔王を追うもの、メリアル・リ・アンティラだ。
私は祖父の夢を終わらせない。
お読みいただきありがとうございました。
新キャラの登場でしたね。
魔王と言ってますが別に彼女が厨二病であるわけではありません、、、ほんとだよ(´・ω・`)
では来週もよろしくお願いします_( _´ω`)_ペショ




