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転生したら虫ですか!? Evolution&Degeneration  作者: 桃犬猿雉
第一章 転生したら虫ですか!?
19/52

第十六話 転生したら釣りですか!?

どうも皆さん、桃犬猿雉です。

新たにブックマークしていただいた方ありがとうございます(*´・ω・)

誤字報告は活動報告にご連絡ください。

ではでは、今後ともよろしくお願いします。(o*。_。)oペコッ

川に沿って、やっとこさ俺たちは森を抜けた。


抜けた先には海岸が広がっていた。


見渡す限り青い海だ。


前世のように水を着たおねーちゃんの姿を眺めて鼻の下を伸ばすようなことはない(ていうかあっても性欲がほとんど感じられないこの体では鼻の下なんて伸ばさないがな)、そこには広い水平線が広がっていた。


前世で言う砂浜というより、森の横を湖の様に海が広がっているという感じだ。


砂も粒の大きな石や砂利が多い。


ふと海を眺めているといいことを思いついた。


その辺のよくしなる木の枝を持ってきて早速作りますは簡易釣り竿!


説明しよう!俺の糸は水にも強い性質で釣り糸にも応用できるのだ!


ちゃちゃっと作り上げた釣り竿に餌を、、、、


餌どうしよう。


ワームなんて持っていないぞ。


仕方がないから保存食の肉を切り身にして釣り糸の先端に括り付ける。


さすがに釣り針は作れないので括り付けただけだ。


普通の魚なら肉なんて食いつかないだろうが、魚型モンスターとか鮫系の魚が食いつきそうなのでまぁいいさ。


糸を垂らしてから十数分、竿に力が加わるのを感じた。


これはきたっ!


そう思って俺は竿を振り上げた。


即席で作った竿がきしみ、俺の糸がぴんと直線を描く。


ちなみに今の俺は魔騎蟲だ。


筋力はそこまで強くないが、それでも筋肉もりもりマッチョな変態並みには鉄の塊を振り回せるだけの筋力はある。


別にナイフで戦ったりはしない。


ほどなくして俺はかかった獲物を釣り上げることに成功した。


吊り上げたのは見た目は魚だが、色が派手で黄緑と赤の縞模様だ。


前世の魚で例えると鯛みたいなフォルムをしている。


あれだけ手ごたえがあったんだが意外と普通な魚が釣りあがったのは俺の釣りの経験がないからなのか、それともこの魚が特別だったのか。


鑑定したところ、二縞鯛という普通の魚だった。


この大陸全般に生息する肉食の魚で、派手な模様が特徴で身も白身でおいしいという。


だが今の俺は味を吟味なんてできないので、とても残念だよ、、、


それからルクレの背に乗り、海岸沿いに移動しながら釣りを続けること体感で30分ほどが過ぎた頃、二度目のヒットがきた。


先ほどの二縞鯛よりも重い引きだ。


先ほどとは比べ物にならないくらい引きが強い。


気を抜けば糸よりも竿の方が先の折れてしまうぐらいの強さはある。


だが俺は、持ち前の器用さで弾けば倒し、獲物が力を緩めた瞬間にこちらへと引っ張る。


その攻防の末に竿が耐えられずに折れてしまった。


即席の竿だったが折れてしまったものは仕方ない。


俺はマグロ漁船の漁師の様に糸を直接握り、腕に引っ掛けて引っ張った。


ここまで来たら、獲物はもうすでに浅瀬まで引き寄せられている。


持久戦となった勝負ももう間もなくで勝敗が付きそうだ。


最後の止めにと、俺は目いっぱい引っ張った。


すると獲物は勢いよく水面から飛び出しその姿を現した。


現れたのは魚のようで魚とは言えない奇妙な姿をした、、、魚?だった。


なんて言ったっけか?DQでいった、マ―マンに見た目は似ているが足っぽいのがあるしな。


ここで鑑定の出番だ。


魚もどきを鑑定した結果、


『「サハギン」魚と人間族を足して二で割った姿をした水妖種モンスター 水場を好むが陸上でも生活出来る 基本は群れをつくり、そこでサハギンキング、サハギンクイーンと王制のようなものを形成する 性格は温厚で仲間想いだが寂しがり屋でもある』


さらに格下であるようでステータスも見ることが出来た。


『スキル 鑑定Lv14 のスキルレベルが15に上がりました おめでとうございます』



「サハギン(■■■■■)」

レベル 9/10(Exp48)

体力 120/125

魔力 52/52

スタミナ 14/90

筋力 65

器用さ67

硬さ 48(水中時90)

素早さ 45(水中時180) 

精神力 42

忍耐力 82


「取得したスキル集」


「水中呼吸Ex」

「水流操作Lv2(スタミナ依存スキル)」

「高速遊泳Lv3(スタミナ依存スキル)」

「魚鱗Lv2(常時発動スキル)」

「■■■■」

「■■■■」


おれの第二進化段階のときよりもステータスが高い。


鑑定がLv15になたことによってステータスに加えていろいろ見えることが増えたようだ。


まずは、取得したスキル集の可視化だ。


これによって格下のモンスターであればどのようなスキルを保持しているかがわかるようになったというわけだ。


つぎにレベルの横に表示されるExp○○という箇所だ。


これはおそらく次のレベルに達するのに必要な経験値の量だろう。


これについては検証を後々行っていきたいと思う。


だが気になるのは鑑定でも読み取れない部分だ。


種族名の横に出ている黒く読み取れないようになっている部分、スキルの部分もそうだがなぜかみられないように黒くなっている。


これはどういうことなのだろうか。


俺は試しにパワーアップした鑑定でルクレを対象にして発動させる。


もちろんその間も目の前のサハギンには注意しているが。


サハギンはスタミナがかなり消費されているようで、へとへとだ。


おれには筋力動作によるスタミナが減りにくくなるスキルの「剛力」を持っているから持久戦でも平気だ。


おっとそうだった、俺はルクレに鑑定をかける。


「メガリスメガロス」

レベル 17/25(Exp321)

体力 2585/2585

魔力 0/0

スタミナ 530/534

筋力 734

器用さ37

硬さ 1440

素早さ 110

精神力 68

忍耐力 194


「取得したスキル集」

「剛力Lv3(常時発動スキル)」

「硬化Lv3(スタミナ依存スキル)」

「Lv3突進(スタミナ依存スキル)」

「Lv2咆哮砲(回数制限スキル)2/2」

「モンスターテイマー・念話(受動)」


レベルがいつの間にか上がってるな。


やはりスキルが見えるのは変わらないようだ。


自分を確認してみたが、やはり鑑定結果は変わらなかった。


俺は疲弊していたサハギンに向き直り、観察した。


どこからどう見ても特別であるようには見えないがうかつに手を出すのは危険だ。


そう思って俺が腕を組んで考え込もうとした時だった。


体をへんな感覚が通っていったのを感じた。


鑑定を使われた?


なぜ鑑定を使われたとわかったのかわからないが鑑定を使われたのは間違いなく分かった。


ルクレに鑑定の際の違和感はないかと念話で聞いたが、念話で鑑定何それおいしいののような反応が返ってきた。


ルクレは鑑定の際に違和感は感じないらしい。


そこまで来ると、答えは一つだ。


目の前の存在が俺と同じであるということだ。


転生者、そうでなくても水妖族の神に使わされた候補者、または代表者の一人?だ。


出来たら闘いたくなかったが、言葉が通じない以上戦闘を回避する方法が見つからない。


戦闘してもまけるというビジョンはみえないがここで他の候補者をつぶしてしまうのももったいない気がする。


ここは徹底的に弱らせて、モンスターテイマーの力でテイムすることに決定した。


テイムしてからは念話で事情聴取だな。


俺は戦闘態勢に入り、糸を引っ張る。


糸を引っ張ったが糸は途中で千切れてしまった。


どうにもサハギンはずっと糸を切ろうとして噛み切ろうとしていたらしい。


サハギンは俺が後ろにたたらを踏むと予測して、そのまま海岸から水中へと逃げるつもりのようだ。


だが、俺はそのままバク宙し、疾走を発動させ、サハギンに肉薄する。


サハギンのステータスを見た限り陸上での素早さは低い。


俺との距離はどんどん狭まり、眼前にサハギンが迫る。


俺はサハギンの前に回り込み。


通せんぼの形で腕を広げる。


サハギンも追ってくるとは思っていたもののまさか回り込まれるとは思わなかったようだ。


見た目は魚っぽいのに人間らしい目を見開いて固まっている。


これで形勢は決まったようなものだ。


後はエンチャントで麻痺毒をサハギンに食らわせるだけだ。


俺が腕の爪を振り上げて状態異常エンチャントの麻痺を付与した爪で切り裂いた。


と思ったんだが、、、


突如何もない空間から現れたサハギンによって攻撃は外してしまった。


そのサハギンを鑑定する。


「サハギン」

レベル 9/10(Exp48)

体力 120/125

魔力 52/52

スタミナ 14/90

筋力 65

器用さ67

硬さ 48(水中時90)

素早さ 45(水中時180) 

精神力 42

忍耐力 82


「取得したスキル集」


「水中呼吸Ex」

「水流操作Lv2(スタミナ依存スキル)」

「高速遊泳Lv3(スタミナ依存スキル)」

「魚鱗Lv2(常時発動スキル)」


これは、さっきサハギンを鑑定した結果とほとんど同じだな。


一体どういうことだ?


俺は高速思考で、考えた。


まず考えられるのは黒く塗りつぶされている部分。


スキルの部分の黒く塗りつぶされた部分の片方は鑑定だろう。


おそらくもう片方のスキル。


それが候補者に与えられる加護スキルだろう。


考え抜いた俺は、いきなり現れた目の前のサハギンの群れを前に切りかかった。


お読みいただきありがとうございました。

ようやく最初の候補者とみられる存在との遭遇となりました。

ではでは、次回はサハギン視点からの話となります。

今後ともよろしくお願いします。

それと質問があったのでこちらにも載せておきます。

釣り針がないのになぜ釣りができるかと聞かれましたが、保存食の肉片を粘性の高い糸でからませて、それを釣糸用の糸に繋げています。

ご都合主義ですが、咀嚼しただけで引っ掛かるという設定です。

( *・ω・)ノ

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