表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あるパブの中で  作者: 白木克之
730/803

美登が結婚!

「ところでね?良治君とここは呼ばせて頂こう。どうです?先ほどの金田瑞枝さんは」

「え!どうって・・」


 柳社長はにやりとし、


「良治君が見抜いた通りなんですよ。少なくても二人の娘さんは共に才媛であり、語学も堪能。また、本当にこれは女性蔑視ともとれる発言になるが、とても姿態的に見ても非の打ち所の無いお嬢さん達です。ですが、良治君は金田さんを特に見ておられましたよね?」「え・・あの」

「失礼・・こう言う事もここでは、分かってしまうもので。しかし、実は金田瑞枝さんは、本日自分からこの場を申し出て来られたんですよ。つまり、安永良治君と言う男性として対する為にです。いえ・・綺麗ごとは止めましょう。もう貴方にとって伴侶となる方は、これからの自分の地位にとってふさわしい女性が必要でしょう。でもね、好意を持つ事も少なくても重要なんです。私は貴方を観察していたのではなく、そこを見ておりました。つまり、これは政略的でもありますけど・・はは。金田建設㈱は関西における中堅のゼネコンです。これからも大きく伸びるでしょう。そして、この私とも深い繋がりもあります」

「驚いた・・柳社長は、そこまで計略を?」

「何の何の・・違いますよ。男女の事は、傍からどう言っても簡単にくっつけるものではありませんよ。たまたまですので」

「たまたま・・ふ・・でも、彼女とは話をして見たいな・・今は失恋した直後なので、冷静な判断が出来ないかも知れないけど・・」


 こうして、パーティーは、一志の横に三村、良治の横に金田が同席する事で、まるで夫婦のように周囲は見えた事だった。その席上には三木 優も、既に三木姓になった美登も居なかった。しかし、西条がすぐ二人の近くで色んな事を話してくれた。

 間もなく、安永良治は、金田瑞枝と結婚する事になる。また、一志こそ、恋愛感情はこちらこそ無縁だが、優秀な秘書として三村京子を雇用する事になる。そして三村興産は山井グループに加入する事になって行くのだった。


 美登がどうしているかは、次章にて

 *ここから現実から遊離して行きます 『あるパブの中では』から『ルポライター』編を経て、SF的な展開に移行して行きます


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ