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あるパブの中で  作者: 白木克之
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ルポライター

 美登は、必死でカメラを握った。


「けっ・かまへん、裸にひんむいてまえやっ」


 リーダーらしいモヒカン頭が続けて指示する。美登は危険を感じ後ずさりした。その時にな

って、一人カウンターで、酒を飲みながら、沈黙していた吉成が立ち上がり、言った。


「止めな。この女に手を出すんじゃ無い」

「何を!カズ!邪魔すんのやったら、お前でもただはおかへんで・・一体何のつもりや?こんな糞女連れて来くさって」

「そ・そうだよ。カズ、何のつもりさ?」



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