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あるパブの中で  作者: 白木克之
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ルポライター

「ふう・・じゃあ、聞きましょうか?貴方の主張とやらを」


 聞かなければ終わりが無いように思った。冷静な口調であったが、しかし、彼女の言葉は冷

めていた。吉成の顔も元の青年の顔に戻っていた。


「俺の今回の行動に対しては、何を言われても仕方が無いよ。それは謝ります」


 美登に、ある種の不安の気持ちは去らなかったが、逃げる気になれば、いつでもその覚悟で、

今度は吉成に対していた。


「どう言う主張がある訳?」


 重ねて彼女は聞いた。


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