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あるパブの中で  作者: 白木克之
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ルポライター

「離して!、離してったら」


 だが、公園の人々は無関心で、吉成は耳も貸さずに腕を取ったまま、引きずるようにして美

登を強引にベンチに座らせた。


「痛い・・もう、何て乱暴な人なの」


 美登の腕には赤く跡形がついていた。腕をさすりながら、喧々と彼女は怒った。 吉成は黙っ

てそれを受け止めていた。 ただ、ぼんやりとするだけの吉成に、もしかしたら偏執狂では?と、

言う思いが美登の脳裏に過ぎったが、それはすぐ打ち消した。俊敏ないつもの美登の冷静さに、

戻りつつあった。


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