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あるパブの中で  作者: 白木克之
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ルポライター

 何といっても、その若々しく輝くばかりの美貌は、タレント以上の人気を持っていた。


「君、吉成一志君は、テレビって良く見る方かしら?」

「別に・・。」


 あれっ・・美登は思った。好青年で、この喫茶店に入るまでは凄く協力的だったからだ。質問が悪かったか、機転のきく彼女は話題をすぐ変えた。


「そうだね、テレビを見る根暗じゃないか・・。スポーツは何が得意なの?きっと君はスポーツマンだね、日に焼けた顔をしているもの」

「普通だよ、ふ・つ・う」


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