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あるパブの中で  作者: 白木克之
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出会い

「言いたくなければそれでもいいさ。でも俺達の夜もここまでだ」


 加藤の言葉は、冷たい響きをもって聞こえた。

 沈黙が流れる。


「一緒に死んでくれる?」


 由利子が聞いた。


「聞こうか?・・それからだ」

「駄目だわ、それじゃ・・」

「もう一度だけ言う。死ぬ人間にとっては、恥も無ければ外聞も無い、君がこの時にためらうのは、彼に残された言葉があるからだろう、生きろ・と。一度俺は死んだ人間だ。そして、今、その全てを失った。俺を信用できなければこの場で殺してくれ。俺は美弥子と約束したんだ。生きるって。だから自分では死ねない」



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