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ルポライター
「たった半日以上で貴女の顔が見違えるようになったわね。又夕食に顔を出すわ。居間にその子犬用にミルクと、美登さんにお茶を用意しておくからよろしくね」
不思議な感覚だった。時間が止まったようなそんなゆったり、まったりしたものが流れて行く。
午後から、子犬は外へ走り出たり、又美登の脚元にかきついて来て甘えたり、書きたかった詩集が進んで行く。
そして夕刻になった。子犬は母犬の下に帰ろうとせず、香奈枝さんが子犬用に餌を作り、美登に夕食を出した。美登がある質問をした。