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あるパブの中で  作者: 白木克之
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ルポライター

 そして、その吉成は、その出生の秘密を知っている?。美登も泣く、泣き崩れた。それは、号泣に近かった。


「何で・・何で今、そんな事私に言うのよっ!。お母さんとずっと生きて来た。私はそれで幸せだったのに。わああああっつ!」

「ごめんなさい、ごめんなさい美登。竜胆にとって、影山家にとって跡取りは絶対必要だった。そして、本妻は子供が産めなかったの」

「え・・じゃあ私は誰の子なの・・?」

「今の竜胆の再婚の本妻じゃない。その前離縁した妻の子なの・・」



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