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第7章 17

※ もうすぐ第7章も終わりとなりますが、いよいよ書き溜めのストックが尽きて参りました。年末年始ということもあり、これからは五日に一回の更新が難しいかも知れません。出来る限り更新ペースは落とさないように致しますので、どうか最後までお付き合い頂ければと思います。

 ◇




 午前中のうちに一件、昼食を挟んで午後にもう一件。

 修一たちは残る二か所の民営孤児院を順番に回り、そしてそのどちらでも、レイの受け入れを断られた。


 どちらの施設でも、対応してくれた職員さんは人の良さそうな、子どもたちのために一生懸命活動しているであろう人たちであったが、かといって甘いわけでもなかった。

 既に保護者のいる(少なくとも外から見ればそうだ)子どもを、わざわざ引き離してまで受け入れてくれるようなことはしないし、また、そうしようとしている修一に対しては、若干冷たい視線を向けてきていた。


 断りの言葉は、どちらの施設でも同じであった。


「貴方が、責任持って育ててあげなさい」


 それに対する修一の意見も、また同じ。


「……それが出来ねえから、お願いしたんだけどな」


 である。

 その呟きを聞いていたレイが、静かに修一の服の裾を掴んだ。


「…………」


 何も言わず、無言のままだ。

 修一も声を掛けようとしない。


「……」

「……うーん」


 ノーラとメイビーは、ナビィたちと別れたときからずっと様子のおかしい修一に、首を傾げるばかりだ。

 いきなり叫んで飛び出したかと思えば、それからずっと気落ちしたような様子なのである。

 気にならないはずがない。

 しかし、かといって何が出来るということもなく。

 二人は、目の前を歩く少年が何を思っているのか測りかねていた。


「あら、貴方」

「……ん?」


 そんな折、修一に声を掛ける者が現れた。

 呼ばれた修一が、声のした方に顔を向ける。


「シューイチじゃない。こんなところで何をしてるの?」

「アンタは……」


 そこには、くすんだ金髪を三つ編みにし、大きな紙袋を抱えた女性が。


「…………ひさしぶり、ぜーべんぬ」


 ブリジスタ騎士団銃砲隊副隊長、ゼーベンヌ・リッターソンが立っていた。

 ゼーベンヌは、スタスタと歩み寄ってくるとレイに対してニッコリと笑顔を向けた。


「レイちゃんも、久し振りね」

「…………うん」

「ノーラさんとメイビーも、お元気そうで」

「はい」

「久し振りー」


 続いてノーラとメイビーにも。

 ちなみに、お互い色々あったせいで忘れがちだが、まだ、テグ村で別れてから数日しか経っていない。

 よって、感動の再会というのとはちょっと違っていたわけだが、それでも言葉には懐かしさが篭っていた。


「それで、何してるの?」

「何って……」


 再び問われる修一。

 レイの受け入れ先を探していた、と素直に答えようとする。

 それどころか、なんならゼーベンヌにも聞いてみようとした。


 レイを預かってくれたりしないだろうか、と。


「…………」


 それを、レイが止めた。

 修一の服を、強く引っ張ったのだ。

 見上げてくるレイは、無言のまま強く訴えかけていた。


「……あー、そうだな」


 だから修一も、言葉を引っ込める。

 代わりに出てきたのは、もう一つの用事の方だ。


「ちょうど良いや、ゼーベンヌ。案内してくれよ」

「案内? どこに?」

「そりゃあ、アンタ」


 「決まってるだろう」と、修一は苦笑いを浮かべ。



「騎士団本部だよ。俺たちは今から、そこに行こうとしてたんだ」




 ◇




 ブリジスタ騎士団本部。

 首都スターツにあって、特に広大な敷地面積をもつ施設の一つである。


 騎士団員たちの大半が暮らす寮であるとか、頑丈な塀に囲まれた修練場であるとか、特殊技能訓練に使う訓練場であるとか、敷地内には様々な建物が備えられている。

 その中で、とりわけ巨大で目立つ建物といえば、やはり本部本館であろう。

 正門から敷地内に入るとまずはじめに目に入るこの建物は、騎士団の威容を誇るかのように雄々しく、そして堅固な造りとなっている。

 レンガ造りとは思えないほどの重厚感を感じさせるその姿は見るものを圧倒し、それでいて安心感を与えられるものでもある。


 また、騎士団員たちの統括、管理や騎士団の運営、運用に関してもこの建物内で行われている。

 関係各所からの派遣依頼や活動指示の受理、訓練日程等の活動管理、団、隊、会への人材の割り振りとそれに伴う人事異動。などなど。

 ブリジスタ騎士団は、本館(ここ)を基点として国内での活動を行っているといっても過言ではない。


「お帰りなさいませ、ゼーベンヌ副隊長」

「ええ、ただいま」


 正門前で立番をしている団員の敬礼に、言葉を返すゼーベンヌ。

 挨拶をしてきたのは若い女性の団員で、よくよく見れば昨日も夜間当直をしていた娘である。

 真面目そうな顔付きをしているものの、要領は良くなさそうだ、とゼーベンヌは思う。なんせ、当直明けの午後に立番をさせられているのだから。

 きっと誰かに押し付けられたのだろうと想像できたし、事実そうであった。

 基本的に入団したての者たちが持ち回りでやっているのだが、如何せん疲れるだけなので、皆やりたがらないのだ。


「あれ、後ろにいる方たちは誰ですか?」


 そんな彼女も、ゼーベンヌの後ろに連なっている見知らぬ者たちには反応した。

 修一たちに対する誰何の言葉に、ゼーベンヌは簡単に説明する。


「えっと、……ウチの隊長の友人たち、よ。スターツに来たら顔を見せに来る約束をしてたから、案内をね」

「ははあ、そうなんですか」


 それだけで納得してしまったのか、女性団員は笑顔で頷くとまた立番の姿勢に戻る。

 それを見たゼーベンヌはその横を抜けて敷地内に入っていき、修一たちもその後に続いた。


「全然怪しまれないんだな」

「私と一緒に来たからね。それに隊長の友人だって説明したし」

「ふうん。ところで、その隊長殿はどこにいるんだ?」

「……さあ」

「おい?」


 ゼーベンヌは困ったように溜め息を吐いた。


「昨日の夕方から会えてないのよ。今日は朝早くからどこかに出掛けてるみたいだし」

「そうなのか?」


 そうなのである。

 そして実は昨日の夜も、執務室には誰もおらず、ゼーベンヌはデザイアたちに関しての話を聞けていないのだ。

 一体、どこで何をしているのやら。


「今朝執務室に行ったらメモだけ残されててね。手が空いたときに買い物しておいて、って。それで、さっきまで外にいたのよ」


 ゼーベンヌは抱えた紙袋を揺すってみせた。

 何が入っているか知らないが、ガラス瓶がぶつかり合うようなカチャカチャという音が鳴った。


「それなら……、デザイアは? アイツも居ないのか?」

「居るには居るんだけど……」


 ゼーベンヌは少し目線を上げ、本館の屋上を見上げる。

 屋上から空に向かって伸びる尖塔。

 その中に吊られた大鐘が、太陽光に照らされて鈍く輝いていた。


「今、全団長と役員の方々が会議をしてるのよ。朝からずっとやってるんだけど、まだ終わってないわ」

「会議、ねえ……。何の会議かってのは」

「知らないわ。それに、知ってても教えられないから」

「だよな」


 修一は素直に納得する。

 いくら親しくても、部外者に対して言ってはならないことなどいくらでもあるのだ。


「折角来てもらったけど、ちょっとタイミングが悪かったわね」

「……うーむ」

「そのまま帰ってもらうのもなんだから、訓練場でも見ていく? あっちの執務室ならお茶くらい出せるし、会議が終わるか、隊長が帰ってくるまで待っててもらっても良いわよ」

「ふむ、……いや、それなら」


 修一は、それならもう一つの用事を済ませてしまおうと考えた。


「なあ、ゼーベンヌ」

「なにかしら?」

「アンタ、魔術師隊の隊長がどこにいるか知ってるか」

「……ゲドー隊長? なに、貴方、あの人に用でもあるの?」


 ゼーベンヌは、何の脈絡もなく突然出てきた名前に思わず面喰らう。

 それだけ、彼女からすれば予想外の名前だったわけだが、修一からすればそうではない。


「ああ、俺はどうしてもソイツに話を聞かなきゃならないんだ」


 ゲドー・リペアパッチ。

 魔術師隊の隊長を務める男であり、空間魔術に非常に長けた人物である。

 当初から、修一はこの人物に会うべく、ノーラの旅に同行して首都を目指していたのだ。


 元の世界に、帰るために。


 その他にノーラから示されていた選択肢が軒並み空振りだったことを考えれば、もう、この男に期待するしかない。

 仮にゲドーからも手掛かりを得られないとなれば、あとは師匠に再戦を挑むか、工業国家ルイガニエに赴いて一から情報収集を行わなくてはならないだろう。


「……普段は自分の執務室に引き篭もってほとんど外に出てこない人だから、執務室に行けば居ると思うけど」

「じゃあ、案内してくれないか」

「……」


 若干訝しむゼーベンヌ。

 そもそも、常からして誰かが会いに来るような人物ではないのだ。

 だというのに、いきなり名前を出されて会いたいなどと言われても、理解に苦しむ。


「……頼むよ」


 とはいえ。


「……分かったわ。本館の三階に執務室があるから、このまま中に入りましょう」


 断るだけの理由もない。

 ゼーベンヌは、部屋まで案内することに決めた。

 どうせ五分と経たずに案内できるのだ、ということも、そう決めた理由の一つである。


 修一たちは既に、本館の玄関前まで来ているのだから。


「サンキュ」


 軽い調子で礼を言い、修一たちは本館に足を踏み入れた。

 広々とした玄関ロビーを通り、階段を上がる。

 その時ゼーベンヌは、そういえば、と、ある事を思い出したのだったが、口には出さなかった。

 どうせすぐに分かることだと思ったからだ。


「本当に、広いねー」

「そうですね」


 メイビーが楽しそうに呟き、ノーラが同意する。

 ノーラも、話には聞いたことがあったのだが実際に建物の中に入るのは初めてなのだ。

 建物内部の構造や部屋の位置関係などを、興味深そうに観察していた。

 そして三階まで上がったところで。


「んんっ!?」

「どうしました?」


 メイビーが突然変な声を上げた。

 問うノーラに答えずキョロキョロと周囲を見回すメイビーに、修一も振り返る。


「何やってんだよ。いきなり」

「いや、今さっき変な気配が……」

「変な気配? ……誰も居ないぞ?」


 修一はグルリと熱源を探ってみたが、それらしい人影は発見できなかった。


「ええ? なんか見られてたような気がするんだけど」


 不思議そうにするメイビー。

 修一はもう一度探ってみるが、やはり不審な者はいない。

 それぞれの部屋の中には何人か仕事中の者たちが居るようだが、この場所を覗ける位置に人影はなかった。

 そもそも、メイビーだけが気配を察したというのなら、ソイツはメイビーを注視していたということが考えられるわけだが。


「お前、こっそり見られるような心当たりあんのか?」

「全然」

「……だろうな」


 この町に来たこと自体今回が初めてなのだ。

 二日前に町に着いてからというもの町中を駆け回ったりはしてはいるが、因縁を付けられるようなことはしていない(覚えてない)し、不埒な輩がわざわざ騎士団本部(こ こ)にやってきて、そんなことをするとも考えにくかった。


「まあ、気にすんなよ。本当に用事があるなら俺みたいに会いに来るさ」

「んー。そうかなー?」

「そうだって」

「むむー……」


 納得し切れない様子のメイビーであったが、ゼーベンヌが一つの扉の前で立ち止まったことで、渋々思考を切り替えた。


「ここか」

「ここよ」


 修一は扉を睨め付ける。

 掛けられたプレートには「魔術師隊隊長執務室」と書かれている。


「……よし」


 気合いを入れるべく、深呼吸を一つ。

 それに釣られて、ノーラたちも無言になり。

 それからゆっくりと、ドアノブに手を掛け。


「――」


 ノブを、捻る。



「…………ん?」



 が、動かない。

 二度、三度と修一はノブを回そうとし、そのたびにガチャガチャと、無機質な音が鳴る。

 困ったように振り返る修一に、ゼーベンヌが申し訳なさそうに呟いた。


「ああ、やっぱり……」

「……やっぱり、ってなんだよ」


 「ああ、いえ」と、ゼーベンヌ。先程思い出した事を今度こそ口にした。


「ゲドー隊長なんだけど、そういえば昨日の夜にお客さんが来てたのよ」

「それで?」

「その、どこかに出掛けるみたいだったから、ひょっとしたら居ないかも知れないと思ったのよね」

「……マジか」

「私もついさっき思い出したし、どうせここまで来たらすぐに分かる事だからと思って言わなかったんだけど……」

「……」


 見る見る内に気合いが萎んでいく修一に、ゼーベンヌは尚のこと申し訳なさそうになる。

 まさか、ここまで落胆するとは思わなかったのだ。


「えっと、その、……どうする?」

「……」

「帰ってくるのをここで待つ?」

「……いや」


 修一はもう一度だけドアノブを捻る。

 施錠されているであろう感触が、手に伝わってきた。


「流石に邪魔になるだろ」

「そう、ね」

「……せめて、デザイアかエイジャには会いたいから、訓練場とやらで待たせてくれよ」

「ええ、分かったわ」


 頷き、踵を返す。

 訓練場は本館とは別の建物であるため、外に出なくてはならない。


「……」


 名残惜しそうにチラチラと振り返りながら修一は、ゼーベンヌの後に続いた。


「…………」



 そして本館に入ってからずっと黙ったままだったレイは、静かに、胸を撫で下ろしていた。




 ◇




 修一たちが階段を下りて廊下を歩いていると、少し先にある扉が開くのが見えた。

 丁寧な装飾の施された、大きめの扉だ。

 そして扉の奥の部屋の中から騎士団の制服を着た人間たちがぞろぞろと出てくる。

 壮年、老年の者が目立つなか、何人か若い者も見受けられる。

 その中で、おそらく一番若いであろう男が修一たちに気付いた。


「む。……おお!」

どいたがな(どうしたんだ)、っと、ありゃあ」


 嬉しそうにこちらへ来る若い男に、修一は軽く手を上げて声を掛けた。


「よう、デザイア」

「来ていたのか、シラミネ!」

「おっと」


 嬉しそうな顔をしたデザイアに力強く肩を叩かれる。

 それからさっと手を持ち上げてきたので、すぐさま修一は意図を察し、上げていた方の手で打ち鳴らすようにデザイアの手を掴む。


 バシン、と良い音が鳴って、ガッチリと握手した二人。


「元気そうで」

「お前こそ、――と言いたいところだが、少しばかり気落ちしているな。何かあったのか?」


 握った手を離し目を細めるデザイア。

 相変わらず良い勘してるよ、と思い修一は苦笑した。


「ちょっと色々と考えさせられる事があったんだよ」

「ふむ、そうか」


 修一の答えを聞いたデザイアは、それ以上深く問おうとはしなかった。

 代わりに、その背後から野太い声が飛んできた。


「デザイア、ゼーベンヌ、そいつらはなんな(何者だ)?」

「あ、エナミ団長」


 不審がる、というよりは純粋に興味深そうな声音のエナミ。

 それにデザイアが答える前に――。


「お客さんかい?」

「なんじゃあ、そいつら?」

「……ここまで連れてくるのは感心しねぇなあ」

「あ、かわいい」


 更に四人、近寄ってきた。

 修一は、内心で感嘆の声を上げる。


 ――……マジか。


 真っ赤な髪の、三十代くらいの優男。

 真っ白になった髪を短く刈り上げた、五十代くらいの大男。

 白髪の混ざる茶髪を結わえた、五十代後半くらいに見える小柄な男。

 桜色の長い髪と、同じ色の羽根に覆われた()を背負った三十代前半くらいに見える女性。


 全員、細部の意匠は違えども、ブリジスタ騎士団の紺色の制服を着ており、なにより。


 ――強ぇな、コイツら。


 一人残らず、デザイアやエナミに劣らぬ戦闘能力を有していることが窺えた。

 それだけで、容易に想像が付く。

 この六人こそが、ブリジスタ騎士団の最高戦力。


 六人の騎士団長なのだと。


「俺の友人たちだよ、俺に会いにきてくれたみたいだぜ」

「デザ公の友人? へぇえ?」


 小柄な男が、ズイと修一に顔を近付ける。

 下から覗き込む格好なのは、身長差もあるが、本人がガンを飛ばすヤンキーのような体勢でいるからだろう。

 意地の悪そうな笑みを浮かべ、緑色の瞳はギラギラと輝いている。

 なかなか、偏屈そうな男であった。


「…………」

「……ふうぅん?」


 見上げられ、無言のまま見つめ返す修一。

 その様子を見て、男は更に笑みを深める。


「止めんか、チャスカ」


 と、見かねた白髪の大男が、緑眼の男の肩を引く。

 チャスカ、と呼ばれた男は「触んな、ブライアン」と憎々しげに呟くが、抵抗することなく身を引いた。


「おい、小僧」

「……」

「お前がここ(本部)で悪ささえしなけりゃあ、俺様は何も言わんよ。デザ公と好きなだけくっちゃべってりゃあいいさ」


 それだけ言うと、さっと身を翻した。

 周囲の視線を無視して、何処かに行こうとしているようだ。

 白髪の男――ブライアンが咎める。


「どこに行くんじゃ」

「ふっへっへ、お前にゃあ関係ないな、ブライアァン」

「じゃあアタイには教えときなよ、チャスカちゃん」

「……」


 桜色の髪の翼人族(フェザーノイド)、彼女からの言葉にチャスカは黙り込む。

 が、どうやら彼はその言葉には逆らえないらしく。


「……なぁに、パルメの顔を見てくるだけですよ。しばらく帰れそうにねぇんでね」


 と、答えた。


「あらそう。パラメディアちゃんとエメラルディアちゃんにも、よろしく言っといて」

「……ふっへっへ、分ぁかりましたよ」


 そのまま笑い声だけ残して、立ち去るチャスカ。

 渋い顔のままその姿を見送ったブライアンが、修一に目を向けて謝罪する。


「……すまんの坊主」

「いやあ、別に良いんだけどさ」


 修一は額の傷を掻いた。


「えらく嬉しそうな笑顔だったなあ、と」

「……じゃろうのう」


 ブライアンは、当然だろうな、という風に頷いた。

 修一には、その理由までは分からなかった。




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