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ゴブリン討伐作戦

「えーっと…。ゴブリンって何処にいるんだろ?」

 早速『ゴブリン討伐✕3』を受注したブルームはいつもの草原でキョロキョロと周りを見渡している。

 ゴブリンとは緑色の体をした魔物で人間の5歳児と同じくらいの形とサイズ感である。


「冒険者手帳に乗ってたり…。」

「あ、あった!」

 ブルームは手帳をパラパラとめくり、ゴブリンについてのページを開く。


〜ゴブリン〜

Eランクの魔物。知能が低く肌が緑だが、人間と同じような体のつくりになっていて、大きさは幼児と同じくらい。上位種は大人と同じくらいの大きさで高い知能を持つ個体もいる。森に生息していることが多い。討伐部位は耳となっている。


「あ〜、森か! 森は確かあっちに…。」

 ブルームは遠くに見えるたくさんの木々へ向かって歩き出した。


「あれかな…?」

 ブルームが薄暗い森の中に入ると、すぐ近くに緑色の体をした幼児…ゴブリンと思われる魔物がいた。


 ブルームは音を立てないようにゆっくりとカバンの中から短剣を取り出し、ゴブリンの首元へ剣の先を当てる。

 ゴブリンがブルームに気がついて振り向いた時、ゴブリンの首に短剣が刺さり、ゴブリンの首が地面に落ちた。血ではなく、黒い魔力のようなものが切断面から流れ出た。


「…倒したのかな…?」

 ブルームは意外と簡単に倒せてしまったことに驚きつつ、ゆっくり近づいて耳を短剣で切った。

 耳がなくなったゴブリンは灰のように跡形もなく消え去った。しかし耳はしっかり手元にある。

 ブルームはいつもの袋を取り出し、ゴブリンの耳を入れた。


「あと2体…。」

 キョロキョロと周りを見渡していると、ブルームの目には石の斧を持った5体ほどのゴブリンが向かい合って何かを話し合っているような光景がとまった。ゴブリンたちはブルームには気がついていなさそうだが、彼らは向かい合って話しているため、近づいたら見つかってしまう。


「いったん別の場所に行こう…」

 ブルームは木の葉をなるべく踏まないように持っているバッグを抱えてつま先立ちで場所を移動した。


「わぁ!!」

 草むらを抜けて森の中の別の場所へ行くと、2体のゴブリンが武器を持ってブルームの方へ向かってきた。ブルームは半歩横に避け、1体目の首を短剣で切る。2体目は武器の持ち手の部分を短剣で切り、そのまま前に出て首を突き刺す。2体の首がなくなったゴブリンは地面に横たわった。


「やった!これで依頼達成できる。」

 ブルームは先程と同じように耳を短剣で切り、袋へしまう。


「ガルルル……」

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