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ツインテールに拗らせた俺と幼馴染にもらったオルゴール

作者: 花萌ゆる
掲載日:2025/12/01

「おぉ!すげー何だコレ?どうなってるんだ!?」


「もう、落ちついて」


寝室の猫のぬいぐるみを眺める、

ツインテールな彼女にもらったものだ。

なんでぬいぐるみなんか、と思っていたら

「はいっこれ、なんだと思う?オルゴールなんだよ!」と言ってネジを回して渡してきたっけ、

天真爛漫な彼女が俺を振り回すせいで、すっかり拗らせてしまい、二次元も現実世界もツインテールなら無条件で反応するようになってしまった。

さて、日課の返信でもするか

ふとメッセージアプリを開くと見覚えのない名前が、

【香咲のあ】

あれ?こんな可愛い名前の人、フォローしたっけ?

トークを開くとツインテールの彼女と他愛もない会話をしたものだった。

でも、おかしいな、苗字も名前すら変わっていて別人のようだ。

乗っ取りか?だったら教えてあげなければ、

気になってその名前で検索したら、1本の動画が表示された。

クリックすると俺の知らない彼女がそこにいた。ライバーになっていたのだ。

ファンの前で笑顔を振りまき、耳馴染みのあるアイドルソングを歌って一生懸命に踊っている。

やめてくれそんな表情で笑いかけるな、

横でずっと見てきたのは俺なのに、

誰よりも君の歌声が好きだった。

俺の中に、どす黒いものが渦巻く。

見ていられなくなって途中で止めた。

スマホに目を落とし、メッセージを送るか逡巡する。

あのとき告白していれば、変わってたかな

今となってはどうすることもできない後悔が襲ってくる。

ええい送ってしまえ!

勢いで「アイドル活動してるんだね、すごいじゃん」と打ち、送信ボタンを押す。

遠い世界に行ってしまった彼女から返信なんてあるわけないか。

そう思って眠りについた。

ピロン

スマホの通知音で目が覚める

「そう、色々頑張ってるんだ!」

と、彼女から返信が、

朝の支度をしながら、

「応援してる」と一言、返す。

彼女のデビュー曲を聴きながら俺は今日も仕事に向かう。

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