序章~未知の世界は~
初めましてUCです。なんどか小説を投稿しようとして、心が折れるを繰り返しております…。何とか1度はやり切りたいと考えていますので、応援のほどよろしくお願いいたします。次の話から本編です。
序章
~未知の世界は~
現代の日本において、おおよそ自分の取り巻く環境というのは両の手で数えることが出来るだろう。家庭、職場や学校、そのほかプライベートを充実させるいくつかである。ロールプレイングゲームの主人公のように次から次へと世界が広がり、自分に見合った環境が提供されるようなことはないと断言できる。それでも私たちは日々変化を求める。変化を願うといった方が正確かもしれない。今日は昨日よりも良い日が来る気がするのだ。しかし大きすぎる変化というのは人を困惑させ、大いに狂わせる。ある程度までなら適応しようとするが、規模が許容の範囲を超えるとその現実を受け入れることを人は是としない。
さて、普通の人がさっきまで自分がいたはずの場所の景色から変化し、何者かに囲まれているという状況に直面するとどうなるであろうか。多く人は一瞬何かの間違えと思うのではなかろうか。知らない場所、知らない生き物、知らない匂いに知らない現象。人の意識の許容量はとっくにオーバーしている。ここでゲームのようなコマンドは登場しない。今自分にできるのは他者に選択を委ねるだけなのだから…。
序章は小説の導入っぽくかっこつけたかった。