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はじめに

 時は古代日本。これは若かりし頃の神功皇后、オキナを主人公にした物語です。彼女は十五歳でヤマト王権の舞台に立ちました。

古代日本で有名な伝説上の人物といえばヤマトタケルです。第12代オシロワケ大王の皇子であり、大王の命令で西の熊襲(クマソ)や北の蝦夷(エミシ)という遠国の大勢力部族と闘い、遠征先で戦死した英雄です。

彼は大王になる前に生涯を終えましたが、その三十年後、皇子のナカツヒコが第14代の大王になりました。父に似て気性の激しい、上背2メートルの大男、そしてまた女人好きなところも父親譲りの豪傑です。オキナはこの大王の后として歴史に登場するのです。

ナカツヒコには皇子時代からオオナカツ姫、オト姫という后を持っており、オオナカツ姫との間には二人の皇子までいます。オキナはそんななか、大王即位二年目に后となったのです。


さて当時は熊襲や蝦夷に反乱の動きもなく、ひとときの平和が続いておりました。ナカツヒコはこの機会を利用して、ヤマトの周辺地域に巡幸に出ました。巡幸の目的というのは現地部族の王の娘と婚姻を結んで結束力を強化することですが、ナカツヒコはこれぞ役得とばかりに先々で新しい后を手にしてはその身体に溺れる毎日。巡幸に同行する姫たちのもとに大王が顔を出す機会はめったとありません。それでも皇子時代に結ばれたオオナカツ姫とは苦楽を共にした過去があり、皇子もおられますので、まったく顔を合わさないことはありません。しかしオキナ姫は大王と良好な関係を築けないままでしたので、彼女の臥所に大王が現れることはないのでした・・・。





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