8話:涼しい清流遊び
8月2日、冷たい川で泳げる所はないのと山田静香さんから電話が入ったので勇三があるけどちょっと遠いので、もし行きたい時は、俺のうちに朝8時までに来いと言うと、わかったと言い、津堂の良い日を連絡すると言われ、その日の晩に8月4日の朝8時に向かいますと良いタオルと水着の他に何かいるか聞かれたので多めのタオルと水筒を持って来いと言った。 じゃー兄の運転で行きますと言ので了解した。8月4日、朝8時に山田賢一さんと静香さんの兄弟が車で自宅へ到着し勇三の両親に挨拶して出かけた。相模川の高田橋を越え、愛川町を抜けて半原、宮ヶ瀬を抜けて南下して清川村へ本谷川の上流をめざしてひた走り宮ヶ瀬霊園を越して長者屋敷キャンプ場を更に奥へ進み唐沢キャンプ場の先の有料駐車場に車をとめた。
時間は10時半近くになり車の中で着替えて足が痛くないように草履をはいて歩いた。川で泳げる場所を捜すと数ヶ所、川を石で嵩上げして所が小さなダムのようになっていて、縦・横15m位の川だまりがあり1mから1.5mの深さがあり、そこで水遊びする頃にして持って来た浮き輪を使い川で涼んでいた。その後、他の場所にも移動し周りの緑を見て、お昼過ぎに持参した弁当を広げて3人でゆっくり食べて、また水遊びをして午後14時過ぎに切り上げて、再び車の中で着替えて帰路についた。江成家に着いたのが16時頃で、風呂に入って少し仮眠して夕食を一緒に食べて山田兄弟は家に帰っていった。
その1週間後の8月11日も同じ所へ行きたいとくので勇三の案内で宮ヶ瀬の奥の本谷川の清流の冷たい水で川遊びで、岸の近い、ちょっと深い所所で泳ぎたいというので危険だから1人ずつ交代で泳ぐように勇三が指示して溺れないように浮き輪を用意してきていた。流れの早いところは水も冷たく、ことのほか気持ちよく涼をとれ、長く泳いでいると、唇が紫色になる程だった。神奈川に、こんな素晴らしい所があるなんで信じられないと山田静香さんも彼女の兄も、おおはしゃぎして楽しんでくれた。昼飯時になり今回はスイカを持参してスイカ割りして楽しんだ。
割れ残ったスイカもビニール袋に入れて持ち帰った。そして以前と同じように江成家で1時間ほど仮眠して山田兄弟は夕食を食べて帰って行った。お盆が過ぎ8月17日に山田家から大きなお中元が届き、あけてみると高価な蟹、ホタテ、鮭、ハム、ソーセージ、チーズの豪華詰め合わせが届いた。もちろん近くの親戚も呼んでビールと豪華な焼いたハム、ソーセージを蟹のむき身、チーズを肴に8人でおいしくいただいた。そして、勇三が、こんな旨い物、食ったことねーと笑いながら言うと、みんなも俺もと言うと大笑いとなった。こうして、楽しい夏休みが終わった。