4話:山田静香さんとの付き合い1
そして3時頃に帰って行った。その晩に山田さんの奥さんから電話が入り、母の静子と勇三にお礼を言われた。その後、実家の離れの土壁を補修して,隣の家の古い物置を解体して出た,板きれをもらって、天日干しして、カンナをかけて、きれいにし自分の家の離れの外壁を張り替え古くなった底板を張り替えて畳の側板も新しく張り替えて畳屋の息子の達三に中古で程度の良い畳を6つ、探しておいてと頼んでおいた。そうしているうちに1968年が終わり1969年を迎えた。冬は何もすることがなく暇してるときに山田静香さんから電話が入り遊びに来ないと言われて一番上等な服を着て出かけると1月3日に山田さんの住む、相模原南部の大野台の白壁の大きな家に到着した。
居間に通されてお雑煮をいただいてエビや鯛、牛肉の入った豪華のおせち料理をいただいた。そして、また今年もタケノコ掘りやアユ釣りに釣れてって下さいねと静香さんと長男の賢一さんに言われ、お安い御用ですと答えた。その後、トランプをしたりカルタ取りをして楽しい時間を過ごして午後3時過ぎになったので帰りますというと、昨年のお歳暮の残り物ですがと言い蟹の缶詰セットをいただいた。その後、ありがとうございますと言って失礼した。勇三が家に帰るとカニ缶を見て家の人達が驚いて,どうやって食べたら一番旨いのかなと言った。
温かい御飯にのせたら旨いのではないかと勇三がいい、試しに炊きたての御飯の上にのせて醤油を垂らすと、確かに旨い。母が知り合いに聞いて見ると卵の中に入れて卵焼きにすると美味しいわよと教えてもらい、試してみると抜群の旨いことがわかり、これで食べる事にした。そして暖かくなり3月に友人の畳屋の息子の達三から6枚、新しめ畳みが入ったと連絡が入り6千円で売ってもらい6枚の畳をおじさんに家まで運んでもらい離れの古い畳6つと交換してもらった。それによって離れは図分きれいになり離れの外板をペンキを塗り始めて4月迄に,きれいに仕上がった。
その後、山田静香さんから電話でタケノコを取りに行きたいので、その頃に電話頂戴と言われ、了解した。そして5月1日の晩に電話して5月8日の日曜日に来る様に言った。そして5月8日午前10時に山田賢一さんと静香さんがやってきた。お茶を飲んでから、高田橋を渡り対岸をひたすら北上して城山について、竹林の持ち主の竹生さんのおじさんに、タケノコを8本ほど掘らして下さいお願いするとわかったと言ってくれ大きなタケノコを8本取って帰るときに竹生さんのおじさんに,タケノコをみせて,もらっていきますと言うと竹生さんのおじさんが御両親に宜しくと言い持っていけと言ってくれた。