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17話:静香さんの投資と勇三の青年部長

 やがて1980年があけた。今年は実家で6人になったので中古のハイエースを購入して大勢、乗れるようにした。この年も農閑期のうちに温泉に行こうと2月22日から2泊3日で熱海に行き梅祭に行き温泉に入って、美味しい魚を食べてくる企画を考えた。和男も和子も祖父母について家族風呂や露天風呂に入ったりして昼間、日射しが良い時に熱海港を散歩して回った。翌日はハイエースで梅まつりの会場へ行き紅白の梅の花を見て多くの写真を撮って来た。そして田名に帰って来て今年も10人の梨農家の若手の指導に忙しくなり夏場の収穫を終え9月になり夏場の台風はな9月中旬までに梨を売り切った。


 そして1981年があけ梨の木も既に300本を田名の農家に譲り渡し梨農家が着実に増えた。そして今年も15人の梨農家の若手の訓練をする日々が続き、天候にも恵まれて、9月10日までに梨を売り切って梨の仕事を終わりを告げた。その後1974年に買ったソニー株が上昇し1981年10月28日2600円で2千株売り、税引き後利益が432万円で投資残金が530万円となった。

静香さんは自分の給料やボーナスをほとんど手をつけずに6年間1000万円を貯めていたので資産合計が1530万円となった。


 そして株以外の金もワリコーや一時払い養老保険などを家族6人の名義を利用して投資していた。そして勇三にN証券で口座を開いてと言うので勇三は虎の子の100万円を預けた。その後、静香さんが150万円を追加し勇三の投資資金を250万円にした。株投資の時に勇三さんの名義の分も売買に利用して増やしてあげるからと勇三の肩をたたいた。その後11月4日に静香さんが伊藤忠株を215円で20000株を430万で買い残金が300万円とした。


勇三さんに伊藤忠株10000株を215万円で買い、残金がが35万円となった。そして今年も農作業が終了して農作業の疲れを取るために家族で熱海温泉に温泉に行き、いつもの熱海港近くのホテルに入り温泉に入り散歩して仮眠して元気を取り戻そうとしてゆっくりした。12月には車で横浜中華街へ行き、山田家の人達と一緒に個室を借り切って12月18日に忘年会をして孫の江成和男、和子の成長の話題で盛り上がった。


 やがて1981年が終わり1982年があけた。年が明けると田名農協の幹部の人に呼ばれて江成勇三に梨の栽培に成功して田名農協の発展のために尽くしたと賞状が送られ、更に農協の発展をめざして青年部長になってくれと言われた。 そして会議や出張の時、後輩指導の時の交通費、日当も出してくれることになった。早速1月10日に農協の1982年の課題が組合長から出され規格外の野菜、いわゆる野菜の廃棄問題を解決するように良いアイディアを出して欲しいと要請された。

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