表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【企画・詩】作品

冬を想う 【冬の詩企画】

作者: 香月よう子




「冬の朝」



幼子おさなごがおぼつかない足取りで


母なる人のもとへと


一生懸命駈けている


その姿はとても可愛らしげで


その母は満面の笑みを湛えて


両手一杯


我が子をそっと抱き留める


冷たい空気が頬を刺す


冬の朝の公園で














__________________




「冬遠からじ」



銀杏の黄金色が舞う十一月の空の下


澄み渡る空気は頬に冷たく


少しずつ少しずつ


冬を想う














__________________




「冬の輪舞ロンド



二人の想い出が名残雪と共に


掌の上で踊って


溶けた














__________________




「冬の夜」



自販機の缶コーヒーをふたりほっぺに


あてあってはしゃいでいたあの冬の夜



挿絵(By みてみん)














本作は「冬の詩企画」参加作品です。

企画の概要については下記URLをご覧ください。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)

なお、本作は下記サイトに転載します。

http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 読めば読むほど味が出る小説なのかなぁーと思いました。 「冬の輪舞」の 溶けた で、きゅっと引き締まるところ好きですー [気になる点] 二つ目と四つ目の詩も頬を使って表現すれば、全部頬で繋…
[良い点] 小話毎に話が区切られているところ [気になる点] 後半の言葉が少ないところ [一言] 小話毎に話を区切ることで たぶん繋がっているのかな? そんな印象を受ける詩だと思いました。 告…
[良い点] 意識はされていないと思いますが、この詩に一連の物語を感じました。 ・幼子をと母を見て冬を思う「冬の朝」 ・思い出す一年前の今頃「銀世界」 ・少しずつ冬を想う「冬遠からじ」 ・そして思い出…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ