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プロローグ−出会い

独立機動艦隊『紀伊』−連合艦隊大勝利の外伝です。

本編書かずに何やってんだと言う方もいらっしゃるかもしれませんが温かい目で見ていただけると幸いです。


西暦2042年5月下旬。

憲法九条を破棄し、自衛隊を解体した後日本軍に改名、日本連合艦隊を再建した日本はアメリカ、中国、ロシアを中心とする国連軍と戦った。

技術で優位に立った日本は戦いを優位に進め、危機を感じた国連は日本に水爆を落とすという暴挙に出る。


東京は消滅し、大都市を始めとする都市にも水爆が落とされ生き残ったものも放射能に侵されて日本人は死に絶えて言った。


その裏で日本が進めていた計画、『クロノロード計画』の艦船は次々とこの時代と決別して言った。

そして、最後の機動戦艦『紀伊』がタイムスリップの準備を急ぐ中、国連軍は北海道へと攻撃の照準を合わせたのであった。




北海道のある町の一つは国連軍の無差別ミサイル攻撃により火の海と貸していた。

この町は軍の施設が隣接されているために攻撃を受けたのである。




「はぁはぁ」

少女は燃え盛る見慣れた町を目に移しながら走っていた。


辺りを見回すと黒焦げの死体や母のものだろうか?死体にすがり泣き叫ぶ子供もいた。


なんで、こんなことにと彼女は思った。

自分生まれる前に日本は中国に破れ沖縄は中国に奪われた。アメリカは動かなかったため日本はアメリカを日本から追い出し核を持った。


そして、日本は驚くべき進歩を遂げ、アメリカに並ぶ軍事大国となりつつあったのである。

他国が驚異に思わないはずがなかった。




気がつくと桜は軍の基地まで逃れて来ていた。

入口には守るべき兵は立っていなかった。

基地のあちこちで火災が起こっており黒焦げの兵士や血まみれの人間が倒れている。


桜は走った。

どこをどう走ったかはわからない。

後ろの町は炎に包まれていたし火の少ない方へと走って走って走りまくった。


恐怖でどうにかなりそうだった。

空からはミサイルが飛来し、迎撃ミサイルが空中で爆発し小さな太陽を作り出す。

迎撃できなかったミサイルは基地や町に落ちて爆発して死を撒き散らす。

まだ、核じゃないだけましたがそれもいつ落ちてくるかわからない。

空を見上げれば日本の神雷とラプターが戦っており炎を撒き散らしながら地面に戦闘機が落ちてきたのも一度ではない。


もう、いやだと桜は涙を浮かべた。

父は戦闘機のパイロットだったが戦争が始まると戦死した。母は医師だったが派遣された先の都市で水爆を落とされ生死不明と数日前に電話で伝えられた。


自分も死ぬのだろうか?


嫌だ嫌だ嫌だ


ただ、桜は生を求めて走り続けた。


そして角を曲がった瞬間誰かとぶつかった。

「きゃ!」

悲鳴をあげて桜は倒れた。

相手も倒れたみたいだった。

「つ…何するのよ!」

「ご、こめんな…」言いながら桜は顔を上げるとそこには子供がいた。

黒いワンピースに腰まで届く黒い髪、気の強そうな黒い瞳は思わず見とれてしまいそうになるほどだった。

「まったく」

いいながらその少女は立ち上がると服をパンパンと払うと歩いて行こうとした。

「ま、待って!」

この基地で始めて生きた人間に会えたのだ子供であろうと構わなかった。

少女は振り返った。

「何?ああ、シェルターを探してるの?あいにくね。この基地のシェルターはもう吹き飛んだわよ?」

「え?」

シェルターというのは核でも耐え切れると言われてるはず…水原には耐えれないのであまり意味はないがミサイルぐらいなら堪えられるはず…なのに…

「シェルターが開いてる時にミサイルが飛び込んだの中の人は全滅ね」

少女が忌ま忌ましげに言った。


「あなたはその生き残り?」

それぐらいしか桜には思い当たらなかった。


たが、少女は桜を横目でちらりと見てから微笑む。


「私は世界最強の存在。ま、どうせあなたも死ぬんだからこれ以上は無駄ね」再び歩きだそうとする少女に桜は抱き着いた。

「ちょ!」

少女は暴れようとしたが桜は放さない。

「お願い!どこか安全な場所を知ってるなら教えて!」

「嫌よ!恭介に怒られるじゃない!絶対いや!」

じたばたと少女は暴れて桜を振りほどこうとする。

「お願い…」

消えるような声。

少女ははぁと息を吐きながら時計をちらりと見てから桜を見た。


「そんなに助かりたい?」

なぜ、桜はこんな少女に助けを求めているのだろうと思った。


それは直感だった。

この子に助けを求めれば自分は助かるのだと。

だから

「死にたくない…助けて」

自分の本音を少女にぶちまける。


少女は再び考えるような顔をしたが

「分かった…助けてあげる。でも、後で文句は言わないと約束しなさい」

「する!絶対にいわないから!」

必死の桜には命が助かるならどんな運命でも受け入れることができると思った。少女はまた、ため息をつくと

「面倒ね…まあ、一人くらいいいか…」少女は桜の肩に手を置いた。

「名前は?」

少女が言った。

「あ、藤宮 桜です」

「そう、私は紀伊よ」

少女の周りに光が集まっていくのが桜には見えた。

「紀伊ちゃん?」

「せめて、さんにしなさい。助けないわよ?」

慌てて桜は言い直した。

「紀伊さん…」

紀伊はうなずくと

「しばらくは不自由になるけど本当に言いのね?後悔はしない?」

それは最後の選択肢だった。

桜に取って生か死の…

桜は迷わない。

「しません」

はっきりと言った。

「そう、ならあなたも仲間にしてあげる」

「仲間?」

桜が問うた瞬間二人の姿は光に包まれて消えた。


その瞬間その場にミサイルが降りかかり大爆発を引き起こした。

鈴「貴様!本編も書かずになんだこれは!」


作者「ひいいいいい!許して下さい長門様!書きたかったんです」


撫子「理由をお聞きしてよろしいですか作者様?」


作者「な、撫子様!はい!実は前から書きたかったんです。桜を本編に入れてたのはこの伏線でして…」


凛「ふーん、本編が行きずまってるだけじゃないの?」


作者「失礼な!確かにイギリスの元帥やら提督が分からないので時間はかかってますが書きますよ!」


クレア「本当?」

冷たい目線


作者「も、もちろんです。さて、書いててこよっと」

逃げた。


鈴「根性のないやつだ」


明「まったく…あ!いきなり私達が出てきたけど本編を読んでもらえば誰かはわかるから」


撫子「ご意見・感想お待ちしております」


凛「作者がイギリスの艦隊を率いる提督やイギリス海軍の一番偉い人の情報とかの情報が欲しいと歎いてたわね…よければ根性なし作者に教えてあげて」


撫子「お願いいたします」


鈴「では、またな」

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