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第79話 重戦機エルガイム その2 風のノー・リプライ編

 予想だにせぬエルガイム語りその2です。何でこいつに2回も使うんだ? 最近寝坊していて三〇分しか執筆時間が取れないからさ(爆)。……でも、三〇分で二千字書けるようになったぞ!(笑) えー、サブタイは後期オープニングのタイトルです。これを選んだ理由は最後に。


 さて、キャラ語り編なんですが、正直そんなに語ること無いよ!(爆) 主人公のダバ・マイロードは実はヤーマン王家の生き残りで、言うなれば貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)なんですが、序盤はそれ隠してるんで、あんまり王子っぽくはなかったなあ。


 ところで、Wiki読んで驚いたのが、こいつダバが姓でマイロードの方が名前なんですね。そういや、相棒兼メカニックのミウラー・キャオも、ヒロイン一号のファンネリア・アムも、ヒロイン二号のガウ・ハ・レッシィも、みんな後ろの名前で呼ばれてたな……なのに、何でダバだけ姓で呼ばれてるんだ?(笑) あ、いや妖精キャラのリリス・ファウも姓だったな。まあ、こいつの場合はファウだとダンバインのチャムと紛らわしいからでしょうが(笑)。


 さて、ダバですがヒロイン格のアムにもレッシィにも、結構簡単に惚れられてます。ハーレムヒーローです。なのに、最後は二人を捨てて義妹クワサン・オリビーに走るという。義妹萌えか? まあ、義妹かつ婚約者だったということなんですが。それでも、作中では途中ポッと出なんですよね、クワサン。あ、クワサンも姓で呼ばれてるなあ。


 最後はクワサンと一緒にどっか行っちゃうというのはリアルタイム当時にも二次資料で読んでて、さっぱりワケのわからん行動だなあと思ってたんですが、2018年になってみると似た設定のキャラは結構いるなあ(笑)。こいつも時代を先取りしてたのかしらん?(爆)


 ヒロイン一号のアムは、第1話に登場してダバの仲間になります。元々は盗賊一味としてダバたちを襲ったんですけど、ダバに惚れて寝返るという(笑)。ダバが二号ロボのエルガイムMk-Ⅱに乗り換えたあとで、一号ロボであるエルガイムを継承するので、こいつがメインヒロインなはず……だったのに、最後にはフラれました(笑)。


 ヒロイン二号のレッシィは、途中で敵軍幹部であるポセイダル十三人衆のひとりとして登場し、ガチ敵対しますが、これまたダバに惚れて寝返るという(笑)。しかも、その寝返ったときに「身の潔白を証す」とか言って上半身裸になるというパイオツモロ出しサービスシーンがあります(爆)。有名なシーンなんで知ってましたが、CSで見たときも「流れに無理ありすぎ」と思いました。サービスシーンに理屈求めちゃいけないんだろうけどさあ、もうちょっと考えようよ……(笑)。


 こいつら、よく考えてみたら、めっさチョロイン(笑)。チョロインのはしりですね。


 ……てか、チョロインとか義妹萌えとか、結構最近のWeb小説のパワーワード……というかテンプレ入ってねえか? 前作ダンバインに続いて、かなり時代を先取りしてたのか、それともこのあたりがチョロインだの義妹萌えだのの元になっているのか?


 ほかに面白いキャラというと、ギャブレット・ギャブレーは外せんでしょう。ポジション的にはダバのライバルで、美形悪役相当なはずなんですが、登場時から食い逃げが悪縁でダバと敵対するようになるという(笑)。こいつ、デザインはカッコ良いのに言動がマヌケなコメディリリーフ役だったりするのですよ。ライバルのくせに。


 ただ、それだけで終わらず、HMのパイロットとしての実力もあるため、前作ダンバインのバーンと真逆で、アホっぽいくせに敵軍の中ではガンガン出世して、最後は十三人衆にまで上り詰めるという。最初からマヌケ役なので、失敗してもあんまり落ちないんです。タイムボカンシリーズの三バカトリオと一緒という。


 そのせいで、逆に終盤までライバルとして格落ちしなかったという逆説。作風がコメディじゃないと通用しませんが、これは上手いなあと思いました。


 おまけに、こいつクワサン・オリビーに岡惚れして最後はダバ側に寝返ります(笑)。まあ、惚れたクワサン・オリビーは結局ダバと一緒にどっかへ行ってしまうんですが、実のところエルガイム一の儲け役だったんじゃないかなと思ったり。


 ラスボスである美女オルドナ・ポセイダルは実は傀儡(かいらい)で、真のラスボスは武器商人アマンダラ・カマンダラだった……というのはスパロボで知ってたんで、CSで見たときは全然サプライズでなかったという(笑)。


 何というか、こう、部分的には面白いところが結構あったりするんですが、全般的に納得がいかないというか、すっきりしない感じのストーリーだったんですよね。


 基本的にコメディタッチの「陽の富野」っぽいのに、最後があまりハッピーエンドではないというのもポイントかもしれません。もっとも、完全ハッピーエンドってザブングル以外無いか。あと、ガンダムって「陰の富野」なのに最後はハッピーエンドなんですよねえ。それの逆パターンなのかな。


 主題歌は、前期オープニング「エルガイム-Time for L-GAIM-」はタイトルにもロボ名が入ってますし、めっちゃカッコ良い歌なんですが、これまた歌えない(笑)。82年の『スペースコブラ』あたりがはしりになるんでしょうが、この頃、英語の歌詞がカッコ良いからって多用しすぎ! 子供には歌えんて!!


 なお、この歌のタイトルでエルガイムのスペルが「L-GAIM」であることを知ったとき、「だったらエスガイムとかエムガイムはないのか?」とかバカなことを考えたおぼえがあったり(爆)。閑話休題。


 そしてそして、後期オープニングが、サブタイにもいただいた「風のノー・リプライ」。一応歌詞に二号ロボの名前「MK-II」が入ってます……ますが、これ、完全に入ってるだけ! いや、これもいい歌なんですよ。テーマから外れてるかというと、それも微妙なラインだったりします。まるっきり的外れでもない。


 だけど、このあたりから何かが狂ってきている気がしているのですよ。巨大ロボのテーマソングとして、何かおかしい気がする。そんな違和感がぬぐえない。


 あの「地球にI LOVE YOU(アイラビュー)」ほどの違和感ではないですが、これ以降どんどん増えてくる「テーマに沿ってないテーマソング」が、とうとう富野ロボットアニメにも出てきたのかなという。


 だから、今回のサブタイはこれにしました。これは、もしかしたら終わりの始まりだったのかもしれない。そんな気がしてならないのです。


 さて、次回はいよいよ、またしても問題作『超時空騎団サザンクロス』やりますよ!

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