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第281話 ∀ガンダム その6 実は諸悪の根源編

 ターンA語りも6回目、ヒロイン語りをしたいと思います。サブタイトルはメインヒロインであるディアナ・ソレルに対する私の感想です(笑)。


 そのディアナ・ソレルは月の女王です。この人が、自分の民である「ムーンレイス」を地球に下ろしたいと願ったことが、この物語の出発点になります。


 つまり、戦争とかが起こってしまった諸悪の根源は、実はこの人ってことです(笑)。


 しかも、理由のひとつに「元彼(の子孫)と会いたい」ってのがありそうという(笑)。


 この人、何気に長生きです。千年くらい前から人工冬眠を繰り返しながら女王やってるんです。以前に目覚めたときに地球に降りたことがあり、そのときにウィル・ゲイムという人と恋仲になったものの、結局結ばれることはなく再び月で眠りについたという。


 その子孫がキャノン・イルフートに乗ってたウィル・ゲイムだったりします。


 ところが、その元彼の子孫であるウィル・ゲイムと会ったときには、彼女は「ディアナ・ソレル」ではなかったんですよ。


 ロランのところでも書きましたが、その前に外見がそっくりなキエルと入れ替わっていたという。これ、別に深い理由があったわけではなく、単なる悪戯で入れ替わっただけなんです。ところが、その直後に地球人とムーンレイスの対立が激化してしまって、元に戻れなくなってしまったという。


 結局、かなりあとの方まで「キエル・ハイム」として活動していました。ただ、ロランだけは正体を知っており、ディアナに協力していました。


 それで、「キエル」と「ディアナ」の両方に会って、何かおかしいと感じたウィル・ゲイムはムーンレイスにも地球側のミリシャにも協力しようとせず、自分が発掘した宇宙船を使って自力で月に行こうとするんですが、そのためにミリシャと戦闘になって戦死してしまうという。


 ディアナの立案した「地球帰還作戦」には部下の反対も根強く、そのために宰相格の「アグリッパ・メンテナー」と、軍の司令官である「ギム・ギンガナム」の両方が結局はディアナに逆らうという形になってしまいます。


 つまり、やっぱり戦争になった諸悪の根源って、この人なんですよ(笑)。


 しかも、アグリッパとギム・ギンガナムが両方とも倒れ、地球と月の和平も成って平和になったあとは、女王としての義務を放棄して、キエルと入れ替わって地球に隠棲するという。作中では一応女王としての責任みたいなものは果たそうとしてたんですが、最終的にはそれをキエルに押しつけてしまうんですね。


 この人、リリーナみたいな「脳内お花畑」ではないんですよ。現状認識能力はそれなりにあり、また統治能力もあるという。ただ、作中の行動を見ていると「ワガママ」なんですよ(爆)。どうも好きになれないなあという。


 ロランのことは非常に頼りにしていますし、人間として好意を持ってはいるようなのですが、果たして「男」として見ていたのかというと、これまた疑問があるという。最後は二人で隠遁生活を送るみたいなんですが、ロランにとって幸せかどうか微妙なんですよね……男の目線から見ると。


 ただ、Wikiとかで読んでみると、外見こそ十九歳であるものの、設定上はもう寿命が残り少ないということがあるようなんです。そうなると最後に自分のワガママを通そうとしたのかもしれません。しかし、そのことが作中で明示されておらず、あまり暗示されてもいなかった気がするんですよ。いや、私が見落としてただけかもしれませんが。


 まあ、そうだったとしても、やっぱり「諸悪の根源」で「ワガママ」であるという私の評価は変わらないかとは思いますが(笑)。


 さて、そのディアナと入れ替わるのがキエル・ハイムです。こちらはヒロイン然としていますが、実はヒロインではないという。ライバルキャラであるハリー・オードに恋をするんですよ。ロランのことは、最初から最後まで徹頭徹尾「使用人」としか思っていないという(笑)。信頼できる使用人ではあるし、妹のソシエが惚れてるみたいだから、そのうち義弟になるかもしれないぐらいには思っていたかもしれませんが(笑)。


 最初はロランの憧れの人といった感じで描かれており、こちらは典型的な「お嬢様」で特に問題行動などは起こしておりません。ところがディアナの悪戯につきあって入れ替わってしまったのが運の尽きで、そのあとは「ディアナ・ソレル」として苦労することになるという。


 その中でハリーだけは入れ替えに気付いてキエルに協力してくれます。それで、元から少し意識していたハリーに対しては恋心を抱くようになるという。


 最後もディアナと入れ替わって月の女王として働くことを決意しますが、それはハリーが身近に居てくれることを望んでのことじゃないかなとか思ったり(笑)。


 それにしても、設定上はこの二人は「外見が似てるだけ」だそうなのですが、ムーンレイスみたいな高度な科学力を持っているのに、個人の生体認証技術とかは使われてないんでしょうか。


 それこそ、本作放送当時の技術でも指紋認証とか虹彩認証とかは既に実用化されてましたし、犯罪捜査でDNA検査なんてのも使われていました。


 そんな感じの個人生体認証技術があったら、一発で入れ替えがバレバレだと思うのですが、ここをツッコむと作品のストーリーが崩壊してしまいますからね(爆)。ムーンレイスにはそういう技術が残っていなかったか、それとも女王様に使うのは畏れ多いとかいった理由で使われなかったかということなのでしょう(笑)。


 さて、次回は当て馬サブヒロインのソシエ・ハイムについて語りたいと思います。

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