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第272話 ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー(1998-99年)

 今回のお題は、前回まで語っていた『ビーストウォーズ』の直接の後番組『ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー』(以下ビーストウォーズⅡと略記)です。


 これ、前回のラストで書いたとおり、リアルタイムで第1話を見て一話切りしちゃったんですよ。ですので、書けることが少ないという(爆)。


 本作は『ビーストウォーズ』の後番組ですが、ストーリーに連続性は無いので直接の続編ではありません。直接の続編は『メタルス』になります。


 ただ、『ビーストウォーズ』の設定は引き継がれている部分があります。サイバトロン側は野獣に変形するんです。これに対して、デストロン側は戦闘兵器に変形する者が大半です。ただし、デストロンのリーダーであるガルバトロンは兵器とドラゴンに二種変形します。


 ストーリーの方は、例によってデストロンとサイバトロンが戦闘をしていて惑星ガイアに不時着してしまい、そこで現地生物や現地の古代兵器をスキャンしてトランスフォームできるようになり、戦闘を続けるという話になります。


 主人公は「ライオコンボイ」で白いライオンに変身します。ライオンロボの伝統に反して、ロボ形態ではライオンの顔が胸ではなく肩に付くのが特徴です。ロボとしてもゴリラのコンボイよりはカッコ良かったという印象があります。


 しかしながら、本作は一話切りしてしまったんですよ。それはなぜか。


 本作は、CGアニメではなく、普通のセルアニメとして作られました。制作は『ヘッドマスターズ』から『V』までを作った東映動画ではなく葦プロになります。


 第1話を見た限りでは、決してつまらない作品ではありませんでした。ただ、作画レベルはあまり高くないと感じたことも事実です。これはWikiによると『ビーストウォーズ』が人気だったものの『メタルス』が制作途中だったので、その間をつなぐために急遽作成されたからのようです。


 ただ、私は本作とちょうど同じ頃に放送された、あの伝説の「ヤシガニ」こと『ロストユニバース』を見ているんですね(笑)。こちらは原作ファンだったので最後まで見ています。そちらの作画崩壊の酷さには目をつぶっているので、別に作画レベルが低かったから見るのをやめたわけではないのですよ。この頃までに作画レベルが低いアニメは何作も見ていますし。


 先に書いたとおり、ストーリーも決してつまらなくはないのです。子供向けアニメとして、非常にオーソドックスで真っ当でした。また、声優はライオコンボイを演じるのが『ボトムズ』のキリコで有名な郷田ほづみであるなど、こちらも力量に不足はありませんでした。


 それでは、なぜ切ってしまったのか。


 「真っ当な子供向けアニメ」だったからなんですよ。


 前番組の『ビーストウォーズ』のような、声優アドリブ大暴走的な面白さは無かったんです。


 子供向けアニメとして非常に真っ当に作られており、子供が見て楽しい作品だろうということは疑う余地はありませんでした。そして、この方向性は非常に正しいとリアルタイム当時も、今も思っています。


 子供向けの玩具の販促という、伝統的ビジネスモデルに忠実なアニメです。そして、その枠内で子供を楽しませることを最大限に考えて作られている。「巨大ロボットアニメ」の伝統に忠実な作品なんですよ。


 そして、それであるがゆえに、当時既に二十代半ばになっていた私にとっては「これなら見なくてもいいな」と思ってしまう作品だったのです。


 前番組の『ビーストウォーズ』は、子供が見て楽しい作品でしたが、同時に大人……というかアニメヲタクが見ても楽しめる作品でした。本作は、そうではなかったんです。


 これは決して悪いことではありません。繰り返しますが、本作の目指した方向性は非常に正しいと、私は今でも思っています。


 でも、見続ける価値は見いだせなかった。そういうことなんです。


 私は、これ以降の「トランスフォーマー」シリーズは、『ビーストウォーズ』の直接の続編である『メタルス』を除いて、まったく見ていません。本作を見て「子供向け」アニメとなった「トランスフォーマー」を見る必要性をまったく感じなくなったからです。


 もちろん、その中には「大人が見ても楽しい」作品や「マニアの視聴に耐える」作品もあったかとは思いますが、私の中での「トランスフォーマー」は、本作の第1話と『メタルス』で終わりました。


 ただ、一点だけ第1話で非常に印象に残っているシーンがあるんですね。それはコンボイ顔の司令官がたくさん出てきて「サイバトロン司令官会議」みたいなのをやっているシーンです。これには大笑いしてしまったんですよね。


 ところが、このシーンがあったのは、もしかしたら本作『ビーストウォーズⅡ』ではなく、その続編である『ビーストウォーズネオ』の第1話だった可能性があるんですよ。問題児の司令官を派遣するかどうかを検討しているシーンだった気がするので。


 だとすると『ビーストウォーズネオ』も第1話だけは見ていた可能性があります。このあたり、本当に記憶が定かではないので『ネオ』については新しく話を書くことはせず、本作でまとめて記述しておきます。


 さて、この次は98年販売開始のOVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』について語りたいと思うのですが……これも実は一話切りしてるんだよなあ(爆)。

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