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第253話 勇者王ガオガイガー その4 金色の破壊神編

「君たちに最新情報を公開しよう!」


 さて、ガオガイガー語りも4回目、今回は残りのオプション装備について語りたいと思います。それにしても、主役ロボだけで3回も使うとか前代未聞ですよ(笑)。今回のメインは「ゴルディオンハンマー」ということで、今回のサブタイトルはゴルディオンハンマーが完全に使用できるようになった第21話のサブタイをいただきました。


 そのゴルディオンハンマーについて語る前に、まずは前回の続きから始めましょう。前回軽く触れた「ガトリングドライバー」ですが、実は作中ではどんな装備なのか、あまり詳しい説明はありませんでした。ディバイディングドライバーの宇宙版ということで、空間湾曲機能を使って重力レンズを作ることができるようです。ディバイディングドライバーがマイナスドライバーをモチーフにしていたのに対して、これは先端部が三連状になっており、Y字ドライバーがモチーフのようです。


 通常はディバイディングドライバーと同様に左腕に装備しますが、ディバイディングドライバーと一緒に装備したときは右腕に装備して「ダブルドライバー」をやっていました。


 このほかに、「ディメンションプライヤー」という装備もあります。これは名前の通りプライヤーがモチーフです。三機のロボ「プライヤーズ」が合体して、ガオガイガーの両腕に接続されます。これは空間修復用ツールということで、ディバイディングドライバーによって湾曲された空間を修復するのに使用されます。また、まだ未完成状態だったゴルディオンハンマーの保持にも使用されたことがあります。


 プライヤーズは自律行動できるAIを搭載したロボですが、勇者ロボ扱いはされていません。たぶんエネルギー源として「GS(ジーエス)ライド」を積んでいないのかと思われます。会話もできません。


 そういえば、ガオガイガーのエネルギー源について書いていませんでした。エネルギー源は「(ジー)ストーン」で、これからエネルギーを取り出す装置がGSライドです。Gストーンは、宇宙から飛来した異星文明のメカであるギャレオンが地球にもたらしたものです。ガオガイガーだけでなく、味方の勇者ロボの動力源でもあるほか、サイボーグ・ガイの動力源でもあります。ガイはGストーンによって命をつないでいるのです。


 さて、ガオガイガーのオプションツールとして、最後にして最強の装備となるのが「ゴルディオンハンマー」です。これは今までの追加装備と違って、明確に戦闘用の武装です。外見は名前のとおり金色の金槌……というよりは、玩具のピコピコハンマーです(笑)。そして、この名前についてはリアルタイム当時なら元ネタをわかる人は多かったかと思います。


 これは明らかに、本作が放送されていたテレビ朝日系列のテレビ局で、長らく放送されていた人気クイズ番組『百万円クイズハンター』に出てくる「ゴールデンハンマー」が元ネタだと思われます。


 『百万円クイズハンター』は柳生博の司会で1981年から93年まで実に12年間にわたって平日午前中の放送で愛されてきた人気番組でした。四人の回答者がクイズに答えるのですが、その回答件を得るためのボタンを早押しするのに手持ちのハンマーで叩くのです。クイズに正解すると豪華賞品がもらえます。後半戦になると「ハンターチャンス」と称して他人が獲得した賞品を指定して奪うことができるようになります。その「ハンターチャンス」の際に他人を交えずに単独でクイズに答える権利がもらえるのが「ゴールデンハンマー」でした。本作の放送は『百万円クイズハンター』の終了からまだ四年しかたっておらず、小学校低学年以上なら、この番組やゴールデンハンマーについておぼえていたことでしょう。閑話休題。


 さてゴルディオンハンマーに話しを戻すと、正式名称は「グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール」(略称Gツール)といい、重力波を叩きつけることで攻撃対象を光速まで加速して光子に分解するという武器になります。これで攻撃された敵は光の粒子に変換されて消えていきます。とどめの際にガイは「光になれぇぇぇぇぇっ!!」と叫んでいます。


 これは、威力が強力すぎて、最初に使用したときはガオガイガーの右腕までボロボロに破壊されてしまいました。二回目に使用した際には前記のようにディメンションプライヤーで保持したのですが、今度はそのディメンションプライヤーがボロボロになってしまい、プライヤーズは破壊こそされなかったものの大幅な修理が必要でした。


 そこで開発されたのが、勇者ロボ「ゴルディマーグ」です。開発期間を短縮するためにGGGメンバーのひとりである火麻(ひゅうま)(げき)の人格をモデルにしてAIが作られました。ロボ形態から戦車形態に変形するほか、ガオガイガーの右腕に接続される大型アーム「マーグハンド」に変形します。ちなみに、味方勇者ロボの変形は「システムチェンジ」と呼ばれています。


 ゴルディオンハンマーの威力に耐えられるように、とにかく頑丈に作られたロボで、こいつが変形したマーグハンドはゴルディオンハンマーを使用しても損傷しないで済みます。


 このマーグハンドを接続して、はじめてゴルディオンハンマーはまともに使用できる武器となり、後半部必殺技「ハンマーヘル・アンド・ヘブン」が完成したのでした。


 このハンマーヘル・アンド・ヘブンでは、まずゾンダー核にハンマーで釘状のツールを打ち込み、それをマーグハンドにある鉤で引っかけて引き抜いて保護します。それから、ゴルディオンハンマーを直接叩きつけることでゾンダーロボを光に変えるという手順で敵を倒すわけです。鉤が二つ装備されているので、一度に二個のゾンダー核を保護したことがあります。


 このハンマーヘル・アンド・ヘブンが完成したことで、ガイの体に負担をかけずに敵を倒すことができるようになりました。


 これ、最初に見たときは「何でピコピコハンマー!?(笑)」って思ったんですけど、実際にTV画面で見たらムチャクチャカッコ良かったんですよね(爆)。ボトムズのスコープドッグとかと同じで、演出の勝利なのかなと。


 ガオガイガーについては、これであらかた語ったかと思いますので、次回からは味方の勇者ロボについて語りたいと思います。ゴルディマーグのキャラクターについては、そちらで語りましょう。ということで……。


「次回も、このサイトでファイナルフュージョン承認!」

「これが勝利の鍵だ!」 → 超竜神(ちょうりゅうじん)

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