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第240話 機動新世紀ガンダムX その2 月は出ているか?編

 『X』語りの2回目は、前回語り残した一号主役ロボ「ガンダムX」と二号主役ロボ「ガンダム(ダブル)X」(以下DXと略記)について語りたいと思います。サブタイトルは予告通り第1話のサブタイをそのままいただきました。


 さて、一号主役ロボであるガンダムXの最大の特徴については前回語ったのですが、実はこいつ非常に珍しいことに、作品途中でパワー()()()します。最大の特徴にして最強武器であるサテライトキャノンを破壊されてしまうんですね。


 そこで、有り物の兵器や武器を追加されて改修されます。この改修後を「ガンダムXディバイダー」(以下ディバイダーと略記)と呼びます。これは、追加された主装備が「ディバイダー」という多連装ビーム砲を組み込んだシールドだからです。強力なビームサーベルやビームマシンガンなども追加されたほか、スラスターも追加され機動性もアップしています。


 機動兵器としての戦闘能力は上がったことになっているのですが、いかんせん破壊力だけで言えばサテライトキャノンに比べると劣るので、パワーダウンと言っていいでしょう。パワーアップとか言いつつ飛べなくなったスカイライダーみたいだなとか思ったり(笑)。


 ガロードがDXに乗り換えたあとは、ガロードたちが乗る母艦フリーデンの艦長であるジャミル・ニートが乗り込みます。実はジャミルは戦争中は旧地球連邦軍のエースパイロットでニュータイプだったのですが、戦争の後遺症でニュータイプ能力を失っているという。第1話の冒頭で戦っていたガンダムXを操縦していたのはジャミルだったんですね。また、コクピット恐怖症にもなっていたのですが、これは克服してディバイダーに乗るようになります。


 さて、オリジナルのガンダムXでもディバイダーでも使える装備にビットモビルスーツ「GXビット」というのがあります。これはニュータイプ用の遠隔操作子機「ビット」をそのままMSにしたものです。ニュータイプ用システムである「フラッシュシステム」(宇宙世紀のサイコミュにあたる)によって遠隔操作が可能です。外見上は、顔が四角い量産機顔になって全体の意匠が簡素可されたガンダムXといった感じなのですが、何とこいつらもサテライトキャノンを積んでいるという。


 第1話冒頭の戦争中のシーンでは、ずらりと並んだGXビットを従えたガンダムXがサテライトキャノンをコロニーに向けて一斉射撃するシーンが見られました。本編中でもディバイダー改修後に一度使用されていますが、このときに乗っていたのはジャミルです。ジャミル本人のニュータイプ能力は失われていたのですが、GXビットが封印されていた施設に一緒に生体部品として封印されていた別のニュータイプであるルチルの助けを借りて操作していました。


 このガンダムXの後継機として、新地球連邦軍が作り上げたのがDXです。ガンダムX自体は三機作られており、ジャミルが乗って実戦投入された機体は大破してしまったのですが、ジャミルが生還しているとおり失われてはおらず、その機体のフラッシュシステムやコクピット回りなどをDXに移植しているそうです。このため、ガロードのガンダムX用のコントローラーも使う事ができるという。


 新地球連邦軍が作った機体なのですが、ガロードたちに奪われたあとはガロードの愛機になります。一時はティファも常時搭乗してサブパイロット状態になっていました。


 こいつ、何とサテライトキャノンが左右の肩に一基ずつ二基付いているという、実にわかりやすいパワーアップをしております(笑)。しかし、これの発射形態を見たときは「これDXじゃなくて『FX』だろ」みたいに思ってしまったという(爆)。だって、どう考えても『鉄人28号FX』版ブラックオックスの必殺武器ジェノサイドバスターとしか思えないんですもの(笑)。


 まあ、さすがにツインサテライトキャノンは最後の切り札ということで滅多に使わないのですが、それでも充分強いMSとして描かれていました。


 さて、こいつはガンダムXと同じく、機体ギミックとしてはサテライトキャノンしかないので、ロボとしての面白味には欠けるのですよ……と思っていたら、何とパワーアップパーツが出てくるという。


 その名はGファルコン。飛行機型のサポートメカで、AパーツとBパーツに別れてDXを挟み込むように合体し、戦場までの高速輸送を行う……とまあ、完全にGファイターのリバイバル版だったりします。パイロットはパーラ・シスという女の子でした。


 なお、こいつは別にDX専用ではなく、ほかのガンダムタイプとも合体できます……というよりは、設定上は戦争中にガンダムタイプ用の汎用サポートメカとして作られたものだったりします。DXは戦後に新たに作られた機体なのですが、ガンダムXを元に作られたからかGファルコンと合体可能だったという。


 惜しむらくは、放送短縮のせいで出番が少なく、あまり活躍できなかったんですよね(笑)。


 さて、次回は残りのガンダムタイプについて語りましょう。味方機だけでなく、ライバル兼ラスボスまで一気に語りたいので、サブタイトルはそのライバル機兼ラスボスであるガンダムヴァサーゴについて、搭乗者であるシャギア・フロストが語った名セリフにして第3話のサブタイからいただきましょう。ということで、次回……


「私の愛馬は凶暴です」

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