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第189話 機動武闘伝Gガンダム その2 闘えドモン! 地球がリングだ編

(みぃぃぃな)さんお待ちかねぇぇぇぇっ!」


 ということで、Gガン語りの2回目です。サブタイは何となく第6話のサブタイをいただきました。


 今回は主役ロボについて語って行きたいのですが、まず大前提として今までのガンダムシリーズとはロボの種類が違うことを説明する必要があります。


 今までのガンダムシリーズのロボは「兵器として作られたMS(モビルスーツ)」でした。ところが、本作のMSは基本的に脇役……というかザコ扱いです。本作でメインとなるロボはモビルファイター(以下MFと略記)なのです。


 MFはサイズ的には身長十六メートル程度です。初代ガンダム時代のMSよりは少し小さく、F91やVガンのサイズに近いですね。


 一番の特徴は操縦方法で、モビルトレースシステムというパイロットの全身の動きをトレースして機体がそれを再現する方法が採用されています。これは、パイロットが格闘家であるということで、その身体能力を再現するのに最適な方法だからだと思われます。


 今までのロボでは、上半身の動きをトレースするライディーンやダイモス(空手という格闘技を使うロボですね)のほか、全身トレースだと獣神ライガーがいましたが、これらと同系統の操縦法です。


 これ、操縦のためのファイティングスーツを着ることだけでも体力が要求されます。主人公のドモン・カッシュは凄腕の格闘家なのでロボ搭乗時に全身にスーツがまとわりつく際も特に苦労はしていなかったのですが、パートナーのレイン・ミカムラが一時的にMFに乗った際にはスーツが体全体にまとわりつくのだけでも苦しそうな表情をしていました――ので全身にフィットするスーツのデザインと相まって妙に色っぽいシーンになっているという(笑)。なお、スーツは搭乗時に自動生成されてるっぽいのですが、同じシャイニングガンダムに乗ったのにドモンとレインではデザインが違います。男性用と女性用を自動で使い分けるシステムになってたりするんでしょうか。


 何で格闘家が乗るのかというと、このGガンの世界ではガンダムを使った格闘大会「ガンダムファイト」によって、四年間の世界の主導権を握れるからなんですね。ロボ格闘大会が国家間の代理戦争になっているという。そのため、各国が威信をかけて「ガンダム」を作ってガンダムファイトに参加するという。


 さて、その一号主役ロボであるシャイニングガンダムですが、外見上は大した特徴はありません。ガンダムトリコロールで、青が少し濃い感じです。胸の真ん中に緑色の球形のクリアパーツが付いてるのがアクセントになっています。


 こいつは、基本的に格闘用ガンダムなので武器は頭部バルカン砲や肩のガトリング砲などしか付いていません。一応腕にもビームガンが装備されていますが、あまり使ってた印象が無いという。ガンダムファイトのルールでは銃器の使用は認められている(三回優勝しているイギリスのジョンブルガンダムはメイン武器が銃)のですが、ドモンのファイトスタイル上特に装備されていないのです。またビームソードも装備されていますが、大して使ってなかったなあ。


 その代わり、必殺技「シャイニングフィンガー」を装備しています。この必殺技使用時には、フェイスガードとアームカバーがオープンするバトルモードになります。


 このシャイニングフィンガーですが、手先にエネルギーを集中して敵を攻撃する技で、主に敵MFの頭部を破壊することを主眼にしています。これはガンダムファイトの予選ルールでは頭部破壊が敗退条件になるからです。エネルギーが集中するので手先が金色に光ります。


 この必殺技使用時には前口上が入ります。前回も書きましたが、これがカッコ良いんだ!


「俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ! 必殺(ひっさぁぁぁつ)、シャァァァイニングフィンガァァァァァァァッ!!」


 なお、これをパワーアップさせて、刀状に光エネルギーが成形されるシャイニングフィンガーソードという必殺技もあり、その場合は前口上の最後に「面、面、メーン!!」が加わります。口上通り、相手の真っ向からの面打ちで頭部を破壊する技になります。これ、Wikiによるとビームソードにエネルギーを集中しているということなんですが、劇中の印象だと両手を合わせた状態で直接エネルギーを発生させてるように見えたんですよね。


 また、バトルモードの状態からさらに全身の放熱板が開放されると同時に機体が金色に輝く「スーパーモード」というのもあります。


 このスーパーモードへの変形以外には、搭乗時に使用するコア・ランダーというコ小型飛行機が機体にバックパックとして合体してそのままコクピットになるというギミックぐらいしか付いておらず、メカ的な面白さはあまりありません。


 しかし、それを補って余り有るほど演出がカッコ良いのですよ!


 前回も書きましたが、指パッチンで呼び出すとか、それで地下からカプセルで出現して、そのカプセルが開放されると登場するとか、ムチャクチャ「スーパーロボット」的な演出が私のツボに入ったという。


 ドモンは、このシャイニングガンダムでガンダムファイトの予選を勝ち抜いたほか、前半最後の戦いで一度はラスボスである宿敵デビルガンダムや最強のライバルである師匠が操るマスターガンダムを撃退しますが、そこで機体が限界を迎えたため、二号主役ロボであるゴッドガンダムに戦闘データを引き継いで本機は放棄されます。


 前記のように、一時的にヒロインであるレインが搭乗したこともあるのですが、そのためなのか機体放棄後にゴッドガンダムが本機を「お姫様抱っこ」しているシーンでは、妙に女性っぽい雰囲気に描かれていた絵があったことが印象に残っています(笑)。ただ、これは本編じゃなくてビデオのパッケージ絵だったかもしれません。


 さて、次は当然二号主役ロボであるゴッドガンダムについて語りたいと思います。それでは……


「ガンダムファイトぉー、レディーっ、ゴォォォォォッ!」(爆)

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