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第188話 機動武闘伝Gガンダム(1994-95年)

(みぃぃぃな)さんお待ちかねぇぇぇぇっ!」


 ……ということで、いきなりハイテンションにスタートいたしました『機動武闘伝Gガンダム』(以下Gガンと略記)語りです(笑)。本作はリアルタイムで全話視聴しました。また、スパロボにも何作も参戦しており、そちらも遊んでいます。非常に強烈な印象が残っている作品です。


 前にもチョロっと書きましたが、私はガンダムシリーズの中で二番目に面白い作品は本作だと思っています。初代以外で一番面白いという評価なんですね。これは、恐らく『0083』で最後のニナの裏切りという余計な要素がカットされたとしても変わらないと思います。


 ただし! この評価が一般的ではないことも自覚しています。それだけ、クセがある作品でもあります。


 特に、初代の『機動戦士ガンダム』のファンの評価が完全に二分される可能性があると思っています。


 ひとつは「こんなのはガンダムじゃない!」という完全拒絶反応。これは自然の反応だと思います。


「ガンダムはリアルロボットなんだ!」

「戦争の悲惨さを描く作品なんだ!」

「人類の革新と相互理解を描く作品なんだ!」

「カッコ良い兵器っぽいMSが魅力的な作品なんだ!」

「富野節のカッコ良いセリフ回しが魅力なんだ!」


 こういった方々から、拒否反応が出るのは当然かと思います。何しろ「格闘ガンダム」ですから(笑)。


 主役級のガンダムが五機出てくるのは、まあいいんじゃないかと思います。何しろZガンダムの頃から味方に複数のガンダムが居た上に前作『Vガン』ではガンダムが量産されてましたし。


 しかし、敵も味方もガンダムだらけ、それも風車だったり魚だったりと変なモチーフのものまでガンダム顔(笑)。この世界観に拒絶反応があるのは当然かなと思います。私も最初に見たときは「何じゃこりゃあ!?」と思いましたから(笑)。


 そして、主役ロボをはじめとする主役級ガンダムは「必殺技」で戦います。リアルロボとして、それまでのスーパーロボットの必殺武器を否定したガンダムでこれをやったというのは、リアルロボ派にとっては許しがたい裏切りだったでしょう。


 この設定だけを見て拒否反応を起こして、実際の作品を見ない食わず嫌いで駄作認定している人もいるかと思います。そのこと自体は否定しません。そういう反応を起こしても仕方ないと思うだけのドラスティックな路線変更ですから。


 また、実際に見た上で、上記路線を拒絶するというのも、当然ありだと思います。好みに合わないというのは否定されるものではありません。


 さらには、「巨大ロボットアニメとしては名作」「面白い」と判断した上で「でもガンダムである必要はない」「面白いけどガンダムじゃない」と否定する人もいるでしょう。「なんでガンダムの皮をかぶせた? オリジナルのロボで勝負できる作品だろう」と批判する人もいるかと思います。これは、かなり同感できる主張です。


 ただ、その上で私は「これは『ガンダム』だからこそ()()()()()」と考えています。シリアスなリアルロボの象徴だった「ガンダム」が完全に色物系のスーパーロボットとして作られたということが、一層の面白さを引き出していると思うからです。これは、私だけでなく、当時リアルタイムで見ていた私の周囲のオタク(サークル仲間)の間では共通認識となっていました。


 さらに言えば、前にも書きましたが私は「ガンダムはスーパーロボット」派です。少なくともTV版の『ガンダム』はスーパーロボットだったと思っています。その立場からすると、この『Gガン』は一種の「原点回帰」なんですね。


 ただ、そんな私でも、放送開始前は否定派のひとりでした。アニメ誌で事前情報を仕入れて「何じゃこりゃあ?」と思っていました。


 さらに、前作『Vガン』が終わったあと、本作放送開始前に何と三週も番宣特番が組まれていたんですよ。あまりにも路線が変わったことで、いきなり本編を開始するのがためらわれたのか、マイケル富岡と内山くんをMCに起用して『Gガン』の内容について告知するという。ところが、この番宣特番の内容がひどくて本作の魅力を全然伝えていなかったという(爆)。Wiki読んでみたら、どうも本編の制作が遅れていたから急遽ぶち込まれた番宣番組だったようで(笑)。


 だから、第1話はまぁーーーーーったく期待しないで見たんですよ。


 ところが……


「出ろぉぉぉぉッ、ガンダァーーーム!!」


 指パッチン!


 ジャンジャカジャンジャカジャンジャカジャンジャカ♪


 勇壮なBGMと共に地下から登場する主役ロボ「シャイニングガンダム」!!


 これを見た私の感想は一言「か、カッコ良い……」(笑)。


 このシーンを見ただけで、すっかりやられてしまいました(爆)。


 その上で……


「俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ! 必殺(ひっさぁぁぁつ)、シャァァァイニングフィンガァァァァァァァッ!!」


 ちゅどーん!


 このフィニッシュを見た感想は「ムチャクチャカッケー!」(爆)


 もう、お腹いっぱいです。この第1話を見終わった時点で、私はGガンに完全に降伏しました(笑)。


 ちょうどその頃、大学ではサークルの新入生勧誘の時期でした。私は以下のようなコピーを書いた文字だけのポスターを作りました。


「Gガンダムを見て『こんなのガンダムじゃねえ!』とか思ってたのに、第1話を見て『か、カッコいい……』と思った君、●●研究会(サークル名)に入らないか?」


 このポスターを通りすがりに見て「そうだよなあ、あれガンダムじゃないけど面白かったよなあ」と言ってた人がいたんですよ。


 ああ、もう時間切れです。ということで、次回から熱っつぅく、また暑苦しく(笑)、Gガンについて語っていきたいと思います。


 それでは、締めはもちろんこの言葉で。


「ガンダムファイトぉー、レディーっ、ゴォォォォォッ!」(爆)

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異世界転生ファンタジーでパロディ満載のロボ物やってます。
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