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第1話 UFOロボ グレンダイザー(1975-77年)

 新年の目標として、唐突ながら1日1時間1作書いて上げという習慣をつけようかと思って、エッセイなぞを書いてみようと決意いたしました。とはいえ、書ける内容には限りがあります。


 そこで、私の創作の根本根源にある(と思われる)巨大ロボットアニメについて、つらつら書き連ねてみようかと思う次第。アニメに限らず、ゲームや漫画についても取り上げようかなと思っております。


 とはいっても、前に「なろう」の活動報告で結構書いているので、ダブる、というかコピペる内容もあったり(笑)。毎日書く習慣付けの練習なのにどうよと思いつつ、同じ内容別に打つのも何なんで、コピペありです。ご容赦ください。


 さて、最初のお題は『UFOロボ グレンダイザー』。マジンガーシリーズ第三弾にして最終作、そして異端作です。


 これが、私の記憶に残ってる一番古いロボットアニメなのですよ。いや、マジンガーの前二作やゲッターロボも見てたはずなんですが、記憶になくて、再放送の方しか印象に残ってない。


 いろいろ突っ込みどころの多い作品ではあるのですが、第三作だけあって前二作との差別化をはかるためにユニークな要素が色々と多かったりする作品ではあります。


 まず、主人公が宇宙人というのは初。そして、これ以降ある種定番となる敵が「宇宙からの侵略者」も初。地球の科学力で作っていないので、超科学によるスーパーロボットであるということで、模倣や量産が不可という部分でロボが一体しかいないことの理由付けにはなります。


 もっとも、本作の場合は前にマジンガーというスーパーロボが居る世界に無理矢理統合されたため「なんでマジンガーZやグレートマジンガーが戦わない?」という疑問が常につきまとってしまうという大問題があるのですが(笑)。


 特にメインレギュラーにマジンガーZの主人公である兜甲児がいて、TFOという変な戦闘機に乗って戦うものの、全然役に立たない(笑)ため「なんでマジンガーに乗らないで、あんな変なのに乗ってるんだろう?」と疑問に思ったものです。


 設定上は「マジンガーではベガ星の円盤獣には歯が立たない」ということになってるようなのですが、映画版でグレートマジンガーと競演してガンガン戦ってるんで説得力が無いという(笑)。


 ロボとしてのユニークさでいうと、口にコクピットがあるというのは非常に珍しいパターンです。頭部にコクピットがあるのはマジンガー以降結構ありますが、口がキャノピーになってるのは他にゲッタードラゴンぐらいしか思い当たりません。


 あとは何と言ってもメイン武器。ダブルハーケンという外刃の鎌です。ハーケンというとドイツ語で鉤のことなのですが、引っかけて使うよりは、どう考えても切る方の武器ですね。ショルダーブーメランと称して投げて使うことも多くありました。こんな武器持ってるロボは他にいません(笑)。


 メインフィニッシュはこれという印象が強いです。通常は肩に装備されているのですが、玩具でもきちんと外して手に持たせることができました。


 私がやってた頃のスパロボシリーズだと頭から出すスペースサンダーが最強威力に設定されているんですが、私の印象だとやはりダブルハーケンが最強武器なんですよね。


 マジンガーシリーズなので手も飛ぶのですが、腕部のギザギザが前を向いて刃のようになって回転しながら飛ぶスクリュークラッシャーパンチというもので、破壊力はありそうです。ただ、玩具で再現されていなかったのが残念なところ。超合金魂でも差し替えなんですよね。


 定番の中盤パワーアップもあり、ダブルスペイザー、マリンスペイザー、ドリルスペイザーという、活動範囲(空、海、地中)を広げるためのオプションになります。


 このうち、マリンとドリルはまあ説得力があるのですが、兜甲児の乗るダブルスペイザーは正直、意味不明でした。だって、普通のスペイザーだって空飛べるんだもん。


 ロボ形態で飛べる、という意味づけはあったのですが、実はグレンダイザーはスペイザーと合体していても胸から上は露出しており、腕が使えます。つまり、スクリュークラッシャーパンチも、スペースサンダーも、最強武器であるダブルハーケンもこの状態で使えるという(笑)。ダブルスペイザー自体の武装もスペイザーと大差ないので、どう考えてもスペイザーで事足りてます。兜甲児、何て不遇なんだ……(笑)。


 とはいえ、元主人公がレギュラーというのはインパクトが大きく、何のかんの言っても兜甲児の印象は強かったですね。ヒロインの牧葉ひかるを食っちゃうぐらいに(笑)。


 何しろ、マジンガーシリーズのヒロインは、基本は女性型ロボに乗っての主人公の前座役(笑)。ところが、今作ではヒロインの牧葉ひかるはロボに乗らず、同じく前座を勤めていたボスボロットもいないので、前座役はTFOに乗ってる兜甲児が引き受けていたという(笑)。


 このせいか、牧葉ひかるは設定上活発ということになっている(実際、乗馬とかしてる)ものの、どちらかというと大人しい印象が残っています。


 むしろ、途中から参加の主人公の妹マリアの方が活発な印象が残っていたり。私の処女作「ブレバティ」で主人公の妹が一番の暴れキャラになってしまったのは、彼女の印象が残っていたのかもしれません(笑)。


 途中で、元恋人が敵役として出てくるとか、敵の幹部ガンダルの顔面が割れて奥さんのレディ・ガンダルが出てくるとか(笑)、他にもいろいろ印象に残ることが多い作品でした。


※ここ、なぜか「ガルダン」と間違えてました。リアルタイムでは正しく覚えてたはずなのに……「カクヨム」の方で神原無人様にご指摘いただきました。ありがとうございました。


 しかし、本作以外にも多いのですが、「UFO」を「空飛ぶ円盤」の意味で使ってるのはどうかと思うんですけどねえ。これは「(Un)確認(identified)飛行(Flying)物体(Object)」の略で、正体不明なら外国の戦闘機とかも意味するんで、別に空飛ぶ円盤のことじゃないんですけど(笑)。

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異世界転生ファンタジーでパロディ満載のロボ物やってます。
「これって何か違うんじゃね!? ~神鋼魔像ブレバティ~」
こちらも、どうぞよろしく。
― 新着の感想 ―
[良い点] リアル視聴者の感想とは! [一言] ロボアニメのセオリーが完成されてない頃の作品なので、客演の甲児君は扱いが不安定ですね。 グレートでは終盤の少ない出番で敵幹部を倒しまくり、レギュラーの…
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