表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

1話

 俺は今、前髪をそられて月代にされている。

 いわゆる、元服式というやつだ。てっきり烏帽子親から烏帽子をつけられるのだと思っていたが、それは戦国時代までで江戸時代は月代にするだけですませるようだ。


 さて、なぜ俺が元服式などというものをやらされているのか疑問に思うかもしれない。この平成の世で元服式などやる地域があるのかと。


 現在でも、通過儀礼のような民俗学的行事が残っている地域があるかもしれないし、ほぼすべての人が経験してるであろう七五三もそういった通過儀礼である。しかし、それらの行事も最近では、村おこしの祭りのようになっていたりするだろうし、わざわざ髪を剃って髷を結うような元服式を行っている地域はないはずだ。


 では、どうしてそのようなものをおこなっているのか。その答えは簡単だ。

 俺が江戸時代のある人物になってしまったからだ。いわゆる転生というものである。


 まさか最近はやりの転生というやつを自分が経験するとは思わなかったが、その転生先の人物が大問題だ。その人物というのが江戸幕府第10代将軍徳川家治の嫡男徳川家基だ。

 将軍の息子で次期将軍確定なら人生勝ち組確定と考えるかもしれない。確かに家柄を見れば、小作人の貧乏百姓や食い詰め浪人の子供よりはましかもしれない。しかしこの徳川家基という人物、わずか18歳で死んでしまっているのだ。しかも数え年だから満年齢は16歳。


 そして、その死因の原因っていうのが暗殺ではないかといわれている。


 なんとかそれまでに暗殺を回避しないと、若死にしてしまう。

 今は明和3年、西暦でいうと1766年。そしてタイムリミットは安永8年、西暦1779年2月24日だ。

 あと13年のあいだに対策を練らないと・・・・・・

時代考証などで間違っていることがあるかもしれませんが、素人の書いたものなので勘弁願います。

指摘していただければなおしていきます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ