EP:6劫罰の指輪と、始まりの記憶
皆がプレゼントを手渡した、エゴは指輪。
ユゥエンは首飾り
ゾニッヒは小杖
ムエルダーはスコープを
「みんなありがとう!!でもサイトなんて渡されても銃なんて持ってないよ?」
「あー……望遠鏡代わりに使って」
「そうするよ」
指輪と首飾りを身につけ、小杖は懐に入れスコープはとりあえずポケットに無理やり入れた。
「そうだ、僕は少し館長の元に行ってきますね」
「はーい」
あの指輪をまだ鑑定しているとなるとさすがに疲れただろうし、何なのか今もわからないとなれば危険性もあるので捨てることにしようと思う。
家に帰るとこの時間なら父がいるはずなのに消えていた、きっと出張だろう。
自室に戻ると館長はいなく、指輪とメモ用紙だけ残されていた。
(なにか置いてある……別に夜中に絶対見なさいってわけじゃないだろうし、いっか)
ベットで眠り朝を迎える、今日はいつもよりも晴々としていてまさしく何も起こることもないような日だ。
(さて、館長に礼でもしに行くか、真夜中までいたはずだし宿にいるかな)
宿に向かい宿長に館長は泊まったか聞くが見もしなかったらしい、まさかあの紙に居場所が書いてあるのか?と予想して家に帰り紙を見た。
「壊せ?この指輪のことかな……きっと危ないものだったんだろう」
椅子の足で壊そうと地面に置いて何度もぶつけると父親が来た。
「おいおい!うるさいぞ、何やってるんだ?」
「館長にこの指輪を見てもらったんだけど、危ないものだったらしくて……」
誰も予想しなかったことが起きた、ムエルダーが父親を包丁で突き刺したのだ。
「な、何やってるんだ!」
父親を支えるように治癒魔法を使ったが傷は致命傷で治ることはなく、出血多量で気絶して数十秒もすれば死ぬだろう。
「……!?」
エゴがムエルダーを抑えるが、自分を刺そうとしているのか何なのか興奮がおさまらず包丁を握りしめたままだった、だが何かがおかしい。
エゴは手を浅く切られ離してしまう、自分は身構えるがムエルダーは発狂して涙を流して自分で自分の腹を刺して何度も死のうとしている。
「もういい!やめてくれ!」
「これは……なんでまだ力がある?」
ムエルダーはこれだけ自分を傷つけたのに癒えながら自傷し続ける、痛みで力なんて入らないだろうし何が何だか理解が追いつかない。
「やめてくれよ……もういいってば!!!」
「くっ!」
エゴに振り返ると包丁を投げ飛ばした、初めから理性がなかったのかだんだんと理性がなくなっているのかは分からないが、凶暴性が増している。
なんとか避けるがエゴは魔法を放とうとしている。
「今まで本当に世話になった、もしもあなたに泥を塗った時は皆を救ってやってほしい!」
「や、やめろ!」
ライムは転移魔法でどこか遠くの名も知らない所に飛ばされたようだ、こんな所から自分はどう生きればいいのか、そもそもどこへ向かえばいいのか。
仲間の旅路編-気が向いたり場面的に必要な場合は続く




