ガルデの戦士
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馬車の揺れに身を任せながら、俺は荷台のなかでぼんやりと浮かんでいた。
ガタン、ゴトンと木製の車輪が土の道を転がる振動が、どこか心地いい。
「道中、静かだな……」
「うん。こういう時間も、悪くないよね」
隣に座るリーゼロッテが、ふわりと微笑む。外見は首のない甲冑のくせに、こういう時だけほんのり柔らかい空気を出すのは反則だろ。
「暇そうだね〜こっちは修行中だよ〜」
荷台の向かい側からアリアの声。彼女は杖を小さく構えて、何度も光の球を生み出しては消していた。
「回復魔法の練習か……」
「うるせえな、光がチカチカして眠れねえよ!」
そう文句を言うのはスカウトのバッツだ。荷台の隅でマントを被って横になっている。
「でも、アリアちゃんは偉いね。地道な努力って、大切だよ」
リーゼロッテが、まるで姉のように頷く。
「いや……アンタが言うと妙に説得力あるな……」
そんなのんびりした空気が、一瞬で吹き飛んだのは、その直後だった。
ガサガサッと茂みが揺れ──
「敵襲ッ!! 右手の林から複数の魔物!」
ベリルの声と同時に、数体のゴブリンたちが飛び出してきた。その中には、ローブを纏ったゴブリンメイジの姿もある。
「ゴブリンか! けど……こいつら、前に鬼の巣で見たのより、強そうだ!」
「確かに……装備もちょっとしっかりしてるね」
俺は即座にスキルを展開する。
――――――――――
【スキル発動:《ダークボール(Lv7)》】
【MP:93 → 90】
――――――――――
黒い球を飛ばして先頭のゴブリンを牽制すると、リーゼロッテがその間を縫って飛び込む。
「おっしゃぁぁ!」
ごつんっ!! 拳がゴブリンの頭に炸裂する。
バッツは木陰からナイフを投げ、ゴブリンメイジの詠唱を中断させる。
「よっしゃ、詠唱止めた! 今だアリア!」
「はーいっ! フィジカルブーストッ!」
アリアの放つ支援の光がベリルを包み、前線維持を助ける。
ベリルの剣が唸り、ゴブリンたちを次々に薙ぎ払う。俺はダークボールで牽制しながら、仲間との連携に集中する。
「リーゼロッテ、右からもう一体!」
「了解!」
バコォッ! 拳がゴブリンの腹を打ち抜き、吹き飛ばす。
程なくして戦闘は終わり、静寂が戻った。
「……けっこう手強かったな」
「でも、さすがだね。息ピッタリだったよ、みんな」
ベリルたちと軽くハイタッチを交わし、再び馬車を進める。
***
その日の夜。
俺たちは焚き火を囲んで、小さな野営地を作っていた。
「Cランクでここまでやれるとはな……お前ら、どこで鍛えたんだ?」
俺の問いに、ベリルが笑う。
「冒険者としての旅の中でね。出身がガルデ村ってところでさ。俺たち、そこの幼馴染なんだ。小さい頃から一緒に冒険者に憧れてさ」
「村おこし、ってやつだね。私たちで稼いで、村に仕送りしてるんだよ」
アリアが微笑む。
「……なんか、眩しいな。俺たちの旅とはずいぶん違う」
「ふふ、でもちょっと似てるかも。目指す場所は違っても、誰かのために歩いてる、ってところは」
リーゼロッテの言葉に、ちょっとだけ胸が温かくなる。
「さて、夜の見張りは俺たちがやるよ。俺も、リーゼロッテも眠らないから」
「そりゃ助かる! よろしく頼むよ」
ベリルたちがテントに入った後、俺とリーゼロッテは焚き火のそばで空を見上げる。
「トオル、仲間との旅はいいよね」
「……ああ。少しだけ、人と一緒に旅する意味がわかった気がする」
静かな夜の中、俺たちの初めての共闘の旅が、こうして始まったのだった。
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